『Dead by Daylight』がなんと「リング」とコラボ。井戸から漂う貞子の気配

Behaviour Interactiveと3gooは12月15日、『Dead by Daylight』の新チャプターにて「リング」とコラボすることを発表した。人気ホラーゲームと、人気ホラー小説/映画の最恐コラボレーション。

Behaviour Interactiveと3gooは12月15日、『Dead by Daylight』の新チャプターにて「リング」とコラボすることを発表した。コラボチャプターの実装時期は2022年3月。あわせて、ティザートレイラーも公開されている。


『Dead by Daylight』は、殺人鬼1人と生存者4人に分かれて対戦するホラーゲームだ。生存者は発電機を一定数修理し、扉を開き脱出することを目指す。一方殺人鬼側は、生存者をダウンさせ全員を釣り上げ、処刑するべく徘徊する。非対称型の対戦ゲームの先駆けとして根強い人気を誇っている。同作は国内ではPS4やPS5、Nintendo SwitchやPC向けに展開されている。

日本国内での人気が高い『Dead by Daylight』は、かねてからゲーム内設定で日本を登場させたり、日本作品とのコラボに熱心。たとえば日本をテーマとしたオリジナルチャプターが配信されたり、国産ホラーゲーム『サイレントヒル』や『バイオハザード』とのコラボチャプターなども実装されてきた。そしてこのたびは、なんと人気ホラー作品「リング」に関するチャプターが制作される。

「リング」は鈴木光司氏が手がけ、1991年に出版された小説だ。同作では、見ると1週間後に死ぬという「呪いのビデオ」をめぐる物語が描かれる。映画化もされており、映画ではビデオに映る貞子と呼ばれる女性がテレビからこちらの世界に入ってくるシーンなど、恐ろしく鮮烈な設定や物語が高く評価された。アメリカでは日本版が「Ringu」として放映されたほか、「ザ・リング(The Ring)」と題されたリメイクシリーズも製作されるなど、グローバルな人気を誇るホラー作品である。


今回コラボされる「リング」は「Ringu」、つまり日本版がベースであるとのこと。ティザートレイラーでは、貞子と縁のある“井戸”が映し出されている。「リング」版元であるKADOKAWAプロデューサーの今安玲子氏は今回のコラボに際し、「偉大なる先人のキラーたちに負けない恐怖を降り注ぐために、霧の森にかの存在を送り込みます」とコメントしている。やはり“彼女”が出てくるのだろうか。

『Dead by Daylight』はPS4/PS5/Nintendo Switch/PC向けに配信中。「リング」とのコラボチャプターは、2022年3月に配信予定だ。




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Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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