『FF14』パッチ6.0のパッチノートが公開。終末を迎える光の戦士たちへ、アップデート内容のすべてが明かされる
スクウェア・エニックスは12月2日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)の大型拡張ディスク「暁月のフィナーレ」のパッチノートを公開した。新たなメインクエストやシステム変更など、アップデートの項目は多岐にわたる。本稿ではこれまで公開されていた情報については割愛し、新たな情報に絞って取り上げる。SNSで話題になった項目や過去コンテンツのアップデート、公式で触れられてこなかった情報など、パッチノートの見どころを細かな情報についても紹介していこう。
新たなフィールド・クエスト
新たなフィールドが実装され、アートワークが多数公開されている。また、3.0~5.0エリアにおいて、フィールドの飛行条件となっていた「風脈の泉」が一部削除される。過去にはギラバニア湖畔地帯など悪名高い配置の風脈もあったが、フィールドによってはいやらしさが緩和されるようだ。また、メインクエストについてネタバレへの配慮を求める文言も記載されている。パッチノート自体にもネタバレを避ける工夫がされているほか、公式フォーラムやSNSへの投稿も可能な範囲で配慮してほしいとのことだ。
参考までに、2019年に発売された大型拡張ディスク「漆黒のヴィランズ」では、サービス開始から2週間が経過したタイミングで「ネタバレ防止へのご配慮ありがとうございました」という公式ツイートが投稿された。「いつまでネタバレをしてはいけないか」はどんなエンタメ作品でもファンを悩ませる問題だ。「漆黒のヴィランズ」における公式からのネタバレ解禁は、正式サービス開始からおよそ2週間だった。暁月でも同様のアナウンスがあるかどうかはわからないが、語りたくてたまらないプレイヤーにはひとつの指標となるかもしれない。
ゴールドソーサーに新たな景品が追加
先行パッチノートで紹介されていた景品画像に驚いた方もいたのではなかろうか。なんとこのミコッテ女性、メガネと帽子を同時に装備しているのである。これまでの『FF14』では、メガネ系と帽子系の装備はすべて「頭防具」のカテゴリにあった。しかし、頭防具の装備スロットは1つしかないため、メガネと帽子を一緒に装備することはできなかったのだ。例外として帽子とメガネがセットになっている装備は存在したが、セット品ではない帽子でもメガネをかけたいという声は少なくなかった。パッチ6.0からはこの問題を解決するメガネも登場するようだ。オシャレの幅も広がり、より冒険が楽しくなりそうだ。
バトル関連
「暁月のフィナーレ」では、レベルキャップの開放にともない新たなスキルが多数追加される。ジョブによっては既存のメカニクスから大きく変更されたものもあるため要確認だ。アップデート内容についてはこれまでに生放送やメディアツアーなどで紹介されてきたが、実装されるにあたって内容が変更されているスキルもあるようだ。パッチノート公開と同時に公式ジョブガイドも更新されているため、気になる方は確認しておこう。
また、ジョブによっては新たな仕様も追加される。ナイトと賢者には、バトルコンテンツの突入時にジョブ専用リソースが最大値まで蓄積される仕様が導入される。吟遊詩人と召喚士(巴術士)、占星術師には、戦闘不能時に、ジョブ専用リソースがリセットされない仕様が追加される。使い勝手の良さや戦闘復帰時の立て直しの速さに直結する、嬉しい調整となりそうだ。
マテリア関連では、新たに「オメガマテリジャ」「アルテマテリジャ」が追加される。オメガマテリジャはメガマテリジャの上位アイテム、アルテマテリジャはエクスマテリジャの上位アイテムだ。これまでのマテリアが装着できなくなるわけではないが、今後装備に装着するのは上位版のマテリアがメインとなりそうだ。
一部装備の性別制限が撤廃
パッチ6.0のタイミングで、一部装備の性別制限が撤廃される。スプリングアタイアやサベネアンアタイア、メイドアタイアは男性が装備できるように。ジュストコールやバトラーアタイアは女性も装備できるようになる。近年、『FF14』では装備の性別制限を撤廃する動きがある。ドレスのような“女性らしい”装備や、執事のような“男らしい”装備は性別限定で実装されることもあるが、ドレスを着る男性や執事服を着る女性がいてもおかしくはない。性別制限のある装備はまだ存在するが、今後も共通化が進んでいく可能性が高い。性別違いで着られない装備がある方も、気長に待ってみてはいかがだろうか。
新たなマウント・ミニオンなど
新たなマウントやミニオン、ファッションアクセサリーなどの画像も公開されている。
以上、『FF14』の大型拡張ディスク「暁月のフィナーレ」(パッチ6.0)のパッチノートにおいて、これまで発表されてこなかった内容をご紹介した。拡張ディスクのなかでは過去最大のボリュームになるという内容をすべてご紹介するのは難しい。これまでの発表内容の振り返りも兼ねて、ぜひパッチノートの原文をお読みいただきたい。
「暁月のフィナーレ」のアーリーアクセスは12月3日の18時、正式サービスは12月7日開始予定だ。現在はメンテナンス中のためログインすることはできないが、本日20時からパッチノートの内容を読み上げる「パッチノート朗読会」が生配信される。ゲストにグ・ラハ・ティア役の声優・内田雄馬さんも参加するようだ。パッチ配信前の最後の夜を、配信とともに過ごしてみてはいかがだろうか。
© 2010 – 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.