『Battlefield 2042』にて多数の修正含む「Update #3」配信開始。バグ修正したものの、マウス利用者は首が左右に回らなくなる

 

Electronic Arts(以下、EA)は12月2日、『Battlefield 2042』のアップデートである「Update #3」を配信した。多数の不具合修正のほか、QoL関係の改善なども盛り込まれている。しかし、配信に伴ってマウスにまつわる不具合が発生してしまったようだ。
 

 
『Battlefield 2042』は、マルチプレイFPS『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作。最大128人(PS4/Xbox Oneは最大64人)での大規模対戦が特徴だ。本作は11月19日のリリース以降、ユーザーによるさまざまな不具合の指摘が相次いでいる。開発側も対応に動いており、11月24日には修正予定リストを公開。11月から12月にかけて、バグ修正やゲームプレイ改善を中心としたアップデートを配信すると予告していた(関連記事)。今回の「Update #3」も、そうした一連のアップデートのひとつ。今回発表されたアップデート内容告知では、多岐にわたる修正点が紹介されている。

まず、今回のアップデート配信と同時に、「マウスで視点の左右操作ができない」との報告が世界中のプレイヤーから相次いでいる。筆者も同様の現象に遭遇した。対処方法としては「Documentフォルダの『Battlefield 2042』設定ファイルを丸ごと削除する」などの荒療治が発見されている。筆者が実際に試したところ、改善が確認できた。しかし、ほかの設定なども丸ごとリセットされる上に、非公式な対処法であるためおすすめはしない。海外掲示板では設定をピンポイントで修正する方法も共有されているものの、こちらも非公式。またキーバインド画面で、左右の視点移動設定をリセットすると直るとの報告もある。通常の設定変更で改善しなかった場合、修正パッチなどで対処されるまではコントローラーを利用した方が無難だろう。

【UPDATE 2021/12/02 19:11】
マウス操作バグの対処方法について追記

マウス使用者の度肝を抜く不具合はさておき、本アップデートの注目ポイントを中心にピックアップして以下にお伝えする。まず、多くのプレイヤーにとって嬉しいのがゲームプレイを快適にするQoL(Quality of Life)関係のアップデートだ。やや煩雑だったコレクション関係にメスが入り、ロードアウトや武器のカスタマイズが快適に。武器アタッチメントは使用中・装備中・最近アンロックされた、などの状態がよりわかりやすく改善された。また、戦闘中のUIについても改善されており、味方プレイヤーのアイコン視認性などが向上。さらに、体力や弾薬が乏しい味方および蘇生待ちの味方などが表示されるようになった。
 

 
ゲームプレイ面では、マップ関連だけでも150点以上の改善や修正がなされたという。まず、複数箇所でコリジョン(衝突判定)がおかしかった問題が改善されたとのこと。本作では、何もないはずの空間に銃弾が“吸われる”現象がしばしば起こる。また、突然ビークルが空中に舞うのもよくあることだ。コリジョンの問題がどの程度解決されているのか期待が募る。また、再出撃場所などについても改善がなされているとのこと。再出撃場所が敵に近すぎる/遠すぎるケースも散見されたため、改善はありがたい。
 

 
ほかにも多数の要素が改善・修正されているため、詳細はアップデート告知ページを参照されたい。なお、本アップデートでは修正のみならず一部追加要素も実装されている。装飾アイテムやXPが手に入る週間ミッションが導入。ポータルモードについても、新規テンプレートの追加やルール編集の機能拡充が実装されている。また今月上旬には、さらなるバグ修正やバランス調整を含む小規模アップデートが配信予定だ。

本作コミュニティでは先ごろ、プレイヤーが超加速してしまうバグやスモークが消失するバグが報告されていた(関連記事)。筆者が本アップデートにて検証したところ、少なくとも超加速バグについては再現できなかった。また、スモークも消失しなくなっていたものの、以前から時たま再現しなくなる不具合なので断言はできない。

『Battlefield 2042』Update #3は現在配信中。マウス操作の不具合についても、早急な対応が待たれる。