ミニチュアターン制ストラテジー『MIYAMOTO S』Steam版が2021年、Nintendo Switch版が2022年リリースへ。カードを使ってユニットを展開

ゲーム開発者hideki hanida氏は11月6日、『MIYAMOTO S』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。リリース時期は、Steam版が2021年内、Nintendo Switch版が2022年とされている。

国内の個人ゲーム開発者hideki hanida氏は11月6日、『MIYAMOTO S』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。リリース時期は、Steam版が2021年内、Nintendo Switch版が2022年とされている。


『MIYAMOTO S』はカードとランダム要素を取り入れた、和風ターン制ストラテジーゲーム。2018年にiOS向けにリリースされた『MIYAMOTO』の移植版である。プレイヤーは、ターン毎に手札からカードを使用して、4×4の盤面にユニットを展開。ユニットの攻撃やカードの能力によって相手のマスターを倒すと、勝利となる。


ユニットには、それぞれ体力と攻撃力、特殊能力が設定されている。具体的には、盗賊は体力2攻撃1で設置時2枚ドロー、力士は体力9攻撃2で無能力。小鬼は体力1攻撃1で設置時即時行動、姫は体力6攻撃1で味方ユニットの数だけ攻撃力増加など、ユニットごとに異なる能力が用意されている。コストの概念やターン毎の設置数制限などはないため、シンプルに設置場所やユニットの動かし方などが勝敗を分ける。

マスターにもそれぞれ異なる能力が設定されているほか、カードの中にはユニットを1ターン行動不能にする凍結など、いわゆるスペルカードも存在。メインのゲームモードでは、勝利時に3択で報酬カードを選ぶデッキ構築要素があり、最後のマスターとして現れるMIYAMOTOを倒すことが目的となる。


『MIYAMOTO S』では追加要素として、カードパック「柴犬」が収録されており、柴犬を含めた新ユニットが登場するそうだ。またSteamのストアページによると、『MIYAMOTO S』では各バトルで4枚のカードを選び、デッキを構築するところからバトルが始まるという。スマートフォン版においてはランダムなデッキを使用して、マスターに対する勝利ごとに1枚のカードを追加していたが、根本のゲームルールにも手が加えられているのかもしれない。

本作を開発したのは、国内の個人ゲーム開発者hideki hanida氏だ。asobuによるインタビュー動画によると、同氏は本業ではスマートフォン向けゲームの開発者として働く人物。ゲーム開発者になる以前は、紙のアニメーション制作をしていたそうだ。また同氏の作品としては、本作同様ミニチュアが登場する『Fallen of the Round』が、2021年にiOS向けとしてリリースされている。


『MIYAMOTO S』は、Steam版が2021年内、Nintendo Switch版が2022年にリリース予定。スマートフォン版の『MIYAMOTO』は、iOS向けに370円で配信中だ。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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