ネオ昭和ギャグビジュアルノベル『ふりかけ☆スペイシー』Steamなどで11月末発売へ。狂気の女子高生たちがすべてを破壊する謎の世界

よんとんトマチンは11月6日、『ふりかけ☆スペイシー』を“11月末周辺”に発売すると発表した。『ふりかけ☆スペイシー』は、謎の世界をセル画風のイラストで表現した、ネオ昭和ギャグビジュアルノベルゲームである。

国内の同人サークルよんとんトマチンは11月6日、『ふりかけ☆スペイシー』を“11月末周辺”に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/BOOTH/DLSite)。価格はSteam版が1500円で、ほかは未定。 本作の一端が映された予告動画も公開されている。

『ふりかけ☆スペイシー』は、謎の世界をセル画風のイラストで表現した、ネオ昭和ギャグビジュアルノベルゲームである。本作の主人公さぁたんは、頭にブリ耳カチューシャをつけた、ゴスとオタク文化を愛する2浪中の20歳だ。巻き込まれ体質のさぁたんは、ある日謎のワープに飲まれてしまう。たどり着いた先はネオ昭和。そこには、調理自習のケーキに拾ってきたザリガニを入れる竟金かがみや、手から光線を出せるお嬢様雷泥院龍子など、狂気の女子高生たちが待っていた。


さぁたんたちは、地獄や宇宙、子どものカラダなどすべてを破壊。ブリ耳やブリビームを撃ったり、閻魔の娘の体内に入ったり、夜逃げしたり、吐瀉物で仕掛けを解いたりしているうちに、世界の謎にも触れてしまう。セル画風のイラストとアニメーションと共に、80年代へのオマージュを散りばめた、勢いのある混沌が展開されるようだ。ボリュームとしては全7エピソードが収録。要素としては涙を誘うミニゲームと、ネオ昭和を解説するネオ昭和辞典も導入されている。


本作を開発しているのは、国内の同人サークルよんとんトマチンだ。予告動画のクレジットによると、フリーライターのtnhr氏(ヤムニャン学園)と、コミティアなどで漫画を描いている檜山バターン氏が企画・シナリオを担当。両名によって本作の混沌が形成されているのだろう。また本作にはオリジナルのBGMが用意されており、音楽はおしるこレコーズ主催のたろおみ氏が手がけている。

『ふりかけ☆スペイシー』は、Steamでは1500円で“11月末周辺”に発売予定。価格は未定ながらBOOTH/DLSiteでの販売も予定されている。また過去のツイートによると、コミックマーケット99ではパッケージ版の頒布を予定しているそうだ。




※ The English version of this article is available here

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2563