ケモノオープンワールド『バイオミュータント』ついに日本語修正。音声も再収録で修正、パッチ1.7配信開始

THQ Nordicは11月5日、PC/PS4/Xbox One向けオープンワールドアクションRPG『バイオミュータント』のパッチ1.7を配信した。今回のパッチでは音声の再収録がおこなわれ、より自然な日本語で本作を楽しめるようになる。

THQ Nordicは11月5日、PC/PS4/Xbox One向けオープンワールドアクションRPG『バイオミュータント』のパッチ1.7を配信した。今回のアップデートでは、ゲーム中の日本語が全体的に修正されている。本作は、発売当初よりローカライズ品質の低さが指摘されていた。今回のパッチでは音声の再収録がおこなわれ、より自然な日本語で本作を楽しめるようになる。

『バイオミュータント』は文明崩壊後の世界を舞台としたオープンワールドアクションRPGだ。世界の中心にそびえたつ「生命の樹」は、疫病に蝕まれて枯れてしまおうとしていた。また、そこに住まう種族も生命の樹に対する意見や各々の価値観の相違によって対立し、混迷の時代を迎えている。小柄なケモノである主人公は、この世界の運命を決める旅をはじめることとなる。

今年の5月25日に発売された本作だが、事前にメディアなどが公開した情報から日本語ローカライズを不安視する声も多く、その反応を受けてか発売前から日本語ローカライズが修正予定であることが告知されていた。およそ半年の時間をかけて、本日配信されたパッチによって、予告されていた修正が実施されたことになる。


ローカライズの修正告知からパッチ配信まで半年もの時間がかかった理由としては、ゲーム内の音声を再収録していたことが関係しているだろう。本作は字幕のほか、音声も日本語に対応している。本作で人語を話すのは主にナレーターであるため、ローカライズ用の差し替え音声はナレーター役の呉圭崇氏によるものがほとんどだと考えられる。すべての音声が差し替えられたわけではないものの、声優がひとりでゲーム1本分の音声を収録し直す時間を考えれば、修正に時間がかかるのは納得である。パッチ容量も1GBほどと大きく、力の入りようがうかがえる。

半年ごしの約束を果たし、日本語ローカライズの修正パッチを配信した『バイオミュータント』。音声の再収録を含む修正により、自然な日本語で本作の魅力を感じられるようになったようだ。『バイオミュータント』はPC/PS4/Xbox One向けに発売中だ。




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Aki Nogishi
Aki Nogishi

ポストアポカリプスとドット絵に心惹かれます。AUTOMATONではFF14をメインに担当します。

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