電気パズルアクション『ElecHead』Steamなどで10月14日配信開始へ。漏電したロボットを操作して解き明かす、電流を使った仕掛け
国内の個人開発者である生高橋氏は10月4日、『ElecHead』を10月14日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)で、価格は980円。発表にあわせて、リリーストレイラーも公開されている。
『Elechead』は、流れる電気を活かしてギミックを解き明かす、2Dパズルアクションゲームである。本作の舞台は、闇に覆われた世界。主人公のElecは、漏電しているロボットだ。プレイヤーはElecを操作して謎めいた施設内を進み、世界に光を取り戻そうとする。
Elecは漏電しているため、常に体から電気が流れている。具体的には、立っている足場や触れている壁など、Elecが接触している場所へ自動的に電流が走ってしまう。施設内には、電気で作動する装置が存在している。プレイヤーは、Elecを地面や壁に接触させることで、間接的に足場を出現させたり、台座を動かしたりなど、自動的に電気が流れる仕組みを利用し、施設内を攻略するわけだ。
またステージを進んでいくと、壁が出現する装置や、強力な電流が流れる電球など、進行の邪魔になる仕掛けも出現。Elecの頭は着脱式になっており、頭部を投げて離れたところへ電気を流すギミックも用意されている。自動的に電気が流れてしまうロボットと、電気によって動作する装置を活用した、解き応えのあるステージが展開されていく。公称プレイ時間は2時間から3時間程度。ゲームクリアまでシームレスに続くステージ構成となっており、施設内には隠し部屋なども用意されているようだ。
本作を開発したのは、国内の個人開発者である生高橋氏だ。同氏は、Nintendo Switch/Steam向けにリリースされた『Battlloon』の開発者の1人であり、『食い太陽』など小粒ながら遊びがいのある作品を手がけてきたクリエイター。本作は、昨年のTGSで開催された「センス・オブ・ワンダー ナイト」でBest Game Design Awardを獲得。プロトタイプ版で「日本ゲーム大賞 2016 アマチュア部門」の優秀賞を獲得しているなど、リリース前ながらギミックやコンセプトがすでに評価されているわけだ。
『ElecHead』は10月14日16時ごろ、PC(Steam/itch.io)向けに980円でリリース予定。itch.ioでは、プレイヤーが値段を決めるName your own price形式で、体験版が公開されている。
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