ゲームオンは9月16日、YouTubeで配信した公式生放送内にて『ELYON（エリオン）』の最新情報を公開した。プレオープンテストの募集人数が5000人増え、最大2万人に増加。本作のサービス提供方式や、2021年内のサービス開始に向けて準備中であることも明かされた。
『ELYON』は、『TERA』などを手がけてきた韓国のゲーム開発会社KRAFTON（旧Bluehole）が開発した、PC向けのバトルアクションMMORPGだ。長らく「Project W（仮称）」や『Ascent: Infinite Realm（A:IR）』とも呼ばれ開発が進められてきたが、『ELYON』にタイトルを改め、2020年12月に韓国で正式サービス開始。日本向けには、「Project W（仮称）」時代に独占配信契約を結んでいたゲームオンから、サービス開始に向けて進行中である。
本作の舞台は、巨大ポータルが存在し、ポータルの奥にエネルギー「マナ」が眠っている世界。究極のマナが眠る巨大ポータル「エリオン」を賭け、主義主張の異なる2つの勢力が争いを繰り広げていた。プレイヤーは、ウォーロード/エレメンタリスト/ミスティック/アサシン/ガンナー/スレイヤーの6クラスと、ヒューマン/エルフ/亜人/オークの4種族からそれぞれを選択。オンタリーとヴァルピン、相反するどちらかの勢力へと参加し、エリオンを巡る争いへと身を投じていく。戦闘では、いわゆるノンターゲティング方式のシステムを採用。装備強化やスキル特性、ルーン特性など、幅広い育成要素も用意されている。
放送内では、サービス提供方式が発表された。日本国内のサービス提供方式は、基本プレイ無料となる。これまでサービス中の韓国と、日本よりも先行している欧米では、ゲームプレイ権の購入が必要とされていた。先日、韓国/欧米でのサービス提供方式が変更され基本プレイ無料となっており、日本版でも同じ基本プレイ料金無料でのサービス提供が予定されている。また『ELYON』の国内サービスは、年内の正式サービス開始を目標に進められているそうだ。
また放送内では、初となるゲームプレイ映像が公開された。まずは、ゲームオンの運営プロデューサー大濱氏により、ルーンシステムを含めて、いくつかのシステムが改めて紹介された。本作では、装備のスロットにルーンをはめ込むことでルーン特性ポイントとスキル特性ポイントが得られる。所持しているルーン特性ポイントが一定に達するとルーン特性が取得可能になり、特性を選択することでスキルやステータスのバフが発動。ルーン特性には全6色の種類が存在する。赤の場合には、敵を倒すと8秒間与ダメージが増加するバフ、黄色の場合にはスタンや行動不能系の効果を与えた時バフなど、6色にそれぞれ異なる傾向があり、色の傾向に応じた複数の特性から選択して、キャラクターをカスタマイズできるわけだ。スキルのカスタマイズシステムや、ウォーロードのゲームプレイについても、軽く触れられている。
続いて、予習用に作ってきたという動画での攻略ポイント紹介を踏まえた後、即死ギミックもあるというダンジョンへストリーマーのSHAKA氏も含めた5人が挑戦した。放送内では、鎖攻撃によって引き寄せられつつカギを取得するギミックや、指定されたキャラクターの周囲に強力な攻撃がやってくるパターン、特定の仲間の元に安全地帯ができる攻撃などに対応しつつボスと戦闘している。ダンジョンには1日4回まで挑戦可能。放送内は装備が整っていたものの、プレイヤーが実際に挑戦するには、もっと厳しい戦いが繰り広げられるという。最後に、2対2でのPvPがおこなわれ、互いのクラスによる戦略もありつつ、激しいスキルの応酬が繰り広げられた。スキルの回避や、相手の危険な行動に対する判断などもあり、遊びがいのあるPvPが待ち受けていそうだ。
また現在募集中のプレオープンテストの募集人数が1万5000人から増加し、最大2万人になることも発表された。プレオープンテストは、スレイヤーを除いた5クラスと、レベル42までのゲームプレイが可能。POTの特典として、応募者全員にプレゼントされる「しゅわしゅわジェット」と、参加および条件達成でもらえるプレゼントが用意されている。参加応募受付は9月21日12時まで。POTのテスターサイトから受け付けられており、弊誌も含めてメディア枠から応募すると抽選回数が増え、当たりやすくなっている。また1人の当選者につき、2人分の招待用シリアルコードも用意されている。
『ELYON』は基本プレイ無料で、2021年内のサービス開始に向けて鋭意準備中。9月24日17時から9月27日12時の期間開催予定のプレオープンテストは、9月21日12時まで参加者が募集されている。
