人気ポータルFPS『Splitgate』シーズン0開幕。新マップとバトルパス解禁、そして“ゾンビ風”モードが実装


デベロッパーの1047 Gamesは8月26日、マルチプレイポータルFPS『Splitgate』のシーズン0開始を発表した。現在、PC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中だ。新シーズン開始に伴い、複数の新コンテンツが追加されている。
 

 
『Splitgate』はアリーナスタイルの対人FPSと、『Portal』のようなワープポータル要素を組み合わせたマルチプレイシューターだ。本作は紆余曲折あり、正式リリースの無期限延期を発表していた。というのも、今年7月には開発元も予想だにしなかったプレイヤー数の爆発的増加が発生し、対応に追われる一幕があったのだ。現在開発元は、1000万ドル(約11億251万円)の投資を受けてサーバー拡張などの改善に向けて動いている(関連記事)。

なお、現在も本作においては数万人のプレイヤーがコンスタントに存在する状況だ。そのため、起動時には順番待ちが発生する場合があるものの、サーバー自体は稼働しておりゲームプレイにも基本的に支障はない状態になっている。Steamユーザーレビューにおいても記事執筆現在6万件以上のレビューを集めており、好評率91%を示している人気作品だ。

今回開始したシーズン0では複数のコンテンツがゲーム内に実装された。まず新マップ「Karman Station」は、ベータ版でのマップ「Outpost」にかわるステージだ。オリジナルとなった「Outpost」から多数の改善が施されている。そして、マッチを重ね、ポイントを貯めて報酬をアンロックしていくシーズン0の「Battle Pass(バトルパス)」が利用できるようになった。報酬には新アーマーや武器スキン、ネームタグなどが含まれている。
 

 
新ゲームモード「Contamination」は、感染者チームと人間チームに分かれる非対称対戦モードだ。感染者チームはバットを、人間チームはショットガンを持った状態でスタートする。感染者に倒された人間はゾンビのごとく感染者になってしまい、人間側が全滅するか試合時間終了をもってマッチ完了となる。また、プレイリストとして「Casual Team Rumble」が追加される。こちらは通常のカジュアルモードに含むには“奇抜すぎる”モードが含まれており、上述のContaminationやBig Head Snipers(デカ頭スナイパー)などのモードが楽しめる。ほかにも、ピストルの性能調整や、「King of the Hill」「VIP」「Oddball」モードにおけるオーバータイム機能の追加など、多数の変更・追加がなされている。詳細は公式パッチノートを参照されたい。
 

 
今回のシーズン0開始にあわせて、Steamの『Splitgate』ストアページからはベータ版の表記がなくなっている。しかし、PlayStation.Blogにおける開発元CEO、Ian Proulx氏のコメントによれば、依然として本作はベータ期間にあるとのことだ。コンテンツとしては、正式リリース時に提供しようと思っていた内容をそのまま盛り込んでいるとのこと。今回のシーズン0はある意味正式リリースにかわる節目のようだ。

『Splitgate』はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに基本プレイ無料で配信中。