『FF14』の破竹の勢い止まらず。 Steam版同時接続数が連日更新、海外ではWindowsダウンロード版が“一時品切れ”に

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スクウェア・エニックスが運営するMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)の勢いが止まらない。7月5日にSteam版の同時接続数の過去最高値を記録してから、その数を連日更新し続けているのである。7月5日の同時接続数ピークは4万8697人であったが、その後、10日に5万2919人、11日に5万8046人と連続して記録を上回り、以降も同時接続数ピークは5万人以上を維持している。Steam版はあくまでPC版のプラットフォームのひとつで、多くのユーザーはSteamを介さずプレイしているだろう。とはいえ、この伸びは注目に値する。

背景にはBlizzard Entertainmentが運営するMMORPG『World of Warcraft』の有名ストリーマーによる『FF14』配信と、その影響による『World of Warcraft』から『FF14』への大量のプレイヤー流入があるのは、先日弊誌でも取り上げたとおりである(関連記事)。

Steam版での快進撃に呼応するように、『FF14』のWindows版を販売している海外オンラインストアでは奇妙な事象が発生した。ダウンロード版『FF14』コンプリートエディションが、なぜか“品切れ”を起こしたのである。パッケージやディスクなど、物理的な在庫の存在しないデジタルコンテンツであるにもかかわらずだ。品切れ発生時の北米データセンターでは、すべてのワールドで新規キャラクター作成が制限されていたことがRedditにて報告されている。『FF14』運営側からのコメントがないため詳細は定かでないものの、プレイヤー数の急激な増加にともなってサーバーへの負荷が増大し、混雑回避のため一時的にダウンロード販売が停止されたと考えるのが妥当だろう。現在は品切れ状態は解消され、購入やログインは問題なくおこなえる状態である。

7月12日日本時間13時ごろの海外データセンターのキャラクター作成状況(Redditより)


『FF14』のプレイヤー数は、大型拡張「漆黒のヴィランズ」が高い評価を受けたことに加えて新型コロナウイルス流行による巣ごもり需要が追い風となり、ここ1年ほどで急激な成長を見せている。2019年12月に1800万人を突破した累計プレイヤー数は、2020年7月には2000万人、2021年4月には2200万人を超えた。さらに先日10日に配信された生配信「14時間生放送」で、そこから120万人ほど増加したと、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏は話している。

『FF14』は11月23日に最新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」の発売を控えており、現在は少しずつその内容が公開されている段階だ。コミュニティからの期待が高まっていく期間ではあるが、裏を返せば拡張パッケージの発売まで特に真新しいコンテンツが追加されることはない時期ともいえる。『FF10』で「シン(強敵)のいない平和な期間」という意味で使われていた言葉に由来して「ナギ節」と呼ばれるこの時期は、新たにやることができるまで休止するプレイヤーも少なくない。そんなナギ節におけるSteam版の同時接続数連日更新やWindows版の販売一時停止は、パッケージの発売直後に起こるよりも大きな意味を持っているといえるだろう。

そのほかの要因としては、ゲーム自体の復帰・再開のしやすさも挙げられる。『FF14』はTime to Win要素が少なく、最先端のプレイヤーに追いつくのにそう時間がかからないつくりになっている。途中まで進めて休止していたプレイヤーも、拡張パッケージの情報やストーリーの評価などを聞いてプレイを再開したくなることがあるだろう。復帰したときに最先端のコンテンツに追いつきやすく、再会したフレンドと同じ場所で遊ぶことが容易であることも、『FF14』が長く成長している理由なのかもしれない。

拡張パッケージ発売を数か月後に控えるなか、驚異的な躍進を続ける『FF14』。今月11日には「暁月のフィナーレ」ベンチマークソフトが公開され、新たにヴィエラ族の男性のキャラクタークリエイトが可能になった。また、「暁月のフィナーレ」特設サイトも本公開となり、11月23日の発売に向けて少しずつ情報がお披露目されていく見込みである。少しずつプレイヤーの期待が高まっていくなか、『FF14』の成長がどこまで続くか注目していきたい。


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