ハクスラ傑作リメイク『ディアブロ II リザレクテッド』アルファ版からの改善点を発表。キャラ間アイテム共有保管が3倍に


Blizzard Entertainmentは7月13日、開発中のアクションRPGリメイク作『ディアブロ II リザレクテッド』について、フィードバックを受けての改善点を発表した。本作は今年4月より、テクニカルアルファとして一部ユーザー向けにプレイテストを実施していた。今回の発表ではアルファテスト期間中に寄せられた意見に対しての、具体的な対応が記されている。
 

 
『ディアブロ II リザレクテッド』は、2000年に発売された傑作アクションRPG『Diablo II』のリメイク作品だ。グラフィックの刷新やQoL関係の改善などが盛り込まれているほか、ワンキーでオリジナル版グラフィックに切り替えられる機能も実装されている。弊誌記者もテクニカルアルファ版のプレイテストに参加、その内容を伝えていた(関連記事)。

本作は9月24日の製品版リリースに向けて、プレイテストでの意見からさらなる改善を重ねているようだ。Blizzard Entertainmentは「テクニカルアルファで学んだこと」と題した投稿にて、改善内容を伝えている。本稿では多岐にわたるその内容から、気になる点をピックアップしてお伝えしていく。
 

 
まずは、一部スキルのビジュアルエフェクトが改善された。ソーサレスの攻撃スキルであるライトニングについては、稲妻のエフェクトがより白く、太い見た目になったそうだ。同じくソーサレスのスキル、ブリザードは、テクニカルアルファではつららや雹がぽたりぽたりと落ちるようなエフェクトだったものを、画面左上から降り注ぐようなインパクトのある見た目に変更した。いずれも、新たなグラフィックにおける精細化でインパクトが薄れてしまったものを、オリジナル作品の印象に近づける工夫だろう。また、パラディンの氷結オーラについても、シャープさや色味をより再現できるよう変更された。
 

 
ほかには、ポーションでの回復時のキャラモーションを、UI上のライフ/マナアニメーション表示に合うように調整。ポーションや宝石などのアイテム自体のアイコンについても、より視認性が良くなるようアップデートされたようだ。全体的に原作に近い、コントラストの強い色味へと変更されているのが確認できる。
 

 
『ディアブロ II リザレクテッド』テクニカルアルファでは、アクセシビリティやUI面もオリジナル版からの強化が確認できた。フィードバックを受けて、そうした点についてもさらなる改善がなされたようだ。まず、フィールドに落ちているアイテム名の表示のON/OFFの切り替えが可能になった。いちいち表示キーを押しっぱなしにしなくても済む配慮だ。また、拾ったアイテムを他キャラと共有するシェアードスタッシュ(共有保管庫)についても、アルファでは1タブのみだったものが、3タブへと拡張される。単純に保管スペースが3倍の300マス(加えて個人スタッシュ100マス)になっており、アイテム収集が捗りそうだ。
 

 
Blizzard Entertainmentによる今回の発表では、マップ表示の改善や時計表示機能の追加、ロードに関する改善など、本稿で紹介していない要素について触れている。気になるプレイヤーは元記事を参照されたい。

『ディアブロ II リザレクテッド』は今年9月24日リリース予定。対応プラットフォームはPC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switchで、クロスプログレッション(各機種間でのセーブデータ共有)に対応する。