人気セクシー系配信者2名がTwitchにて一時BAN処分。マイク舐めからのヨガポーズはNG

 

Twitchにおいて人気を集めている人気セクシー系配信者2名が、一時的にBAN(配信禁止)処分を受けたようだ(現在は解除済)。Twitchとそのコミュニティでは昨今、「お風呂水着配信」などの、セクシーさを全面に押し出した配信にまつわる議論が加熱、Twitch側はおおむね許容の姿勢を示してカテゴリー新設などの対応をしていた(関連記事)。しかし、セクシーさを追求し過激化する配信内容は、運営の目に余るものだったようで、一連の騒動の渦中にあった人気配信者へ一時BAN処分が下った。海外メディアPolygonなどが報じている。

今回一時BAN処分を受けたのは、一連の騒動の渦中にあった人気セクシー系配信者Kaitlyn “Amouranth” Siragusa氏、およびJenelle “Indiefoxx” Dagres氏だ。両名とも薄着による肌の露出と視聴者との交流を中心とした配信を特徴としている。そもそもゲーム配信プラットフォームが素地であるTwitchでのそうしたセクシー路線の配信は、コミュニティから賛否両論を集めていた。


今回のTwitchによるBAN処分の原因と見られるのは、昨今において両名がおこなっていた「耳型マイクを舐めながらヨガポーズで体を見せつける」という内容の配信だ。そうした配信については、コミュニティから「水着で喋るより性的ではないか」などといった懸念の声があがっていた。Twitchは水着によるお風呂やプール、海などでの配信は許容している一方で、裸体の配信や「性的な暗示を含むコンテンツ(Sexually Suggestive Content)」についてはガイドラインで禁止している。上記の配信が、そうした基準に抵触すると運営に判断された可能性は高い。

記事執筆現在では両名ともBANを解除されており、配信を再開している。 Amouranth氏については、Polygon誌の取材に対して、「Twitch側が無視できなくなるまで配信を過激化させるような雰囲気ができてしまっていました、今後はもっと気をつけます」と述べた。同氏の再開直後の配信も、チャットコメントを取り上げつつ自省する旨の言葉を述べている。


一方で Indiefoxx氏は相変わらず耳型マイクを利用した配信をおこなっている。ただし、マイクを舐めているものの、臀部などを強調するスタイルではなくなっている。一時的とはいえBAN処分を受けたことで、両名とも「やり過ぎた」という認識を持ったのかもしれない。

Polygon誌が送った両名のBANに関する問い合わせに対して、Twitch側は、公式ブログのお風呂配信に関する発表のURLを返信したそうだ。Twitchの発表は平たく言うと「配信者の見た目が性的に魅力的なのは許容するものの、性的コンテンツにまつわるガイドラインは遵守してほしい」というものだ。すなわち、この返答は「両名の配信がガイドラインに抵触するほど過激化していた」と暗に示すものではないだろうか。

人気を集める一方で、不快や懸念を感じる視聴者も存在するであろうセクシー系配信。Twitchは13歳以上を対象としているプラットフォームであり、健全性の確保は運営の大きな義務でもある。今回の一時BAN処分は、セクシー系配信者の過激化に対してTwitchが釘を刺したものと見られる。


貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。