『Apex Legends』最新アップデートでヴァルキリーが弱体化。最終リングでの“ズルい”立ち回りが不可能に

 

Respawn Entertainmentは5月28日、『Apex Legends』における最新アップデート1.70を配信した。いくつかの不具合が修正されたほか、ヴァルキリーに弱体化の措置が入っている。
 

 
まず、Nintendo Switch版にて生じていた不具合がいくつか解消されている。前バージョンでは一部のユーザーが、ゲームからキックされてしまう事案が生じていた。同問題は、Nintendo Switchの本体設定により時刻をずらしていたことに起因していたという。今回のパッチにより改善されたとのことで、某スローライフゲームで時間旅行していたユーザーも安心して『Apex Legends』を楽しむことができそうだ。また、特定のエディション購入時の不具合も修正。「ブラッドハウンドエディション」「ライフラインエディション」を購入した際、確認メッセージが表示されない問題が改善されたとのことだ。

また、ヴァルキリーについて調整が入った。ヴァルキリーはパッシブアビリティのVTOLジェットにて浮遊している際、毎秒約12%のエネルギーを消費する。一方、戦術アビリティのミサイルスワームを構えながらホバリングしている際は、燃料を10%しか消費しなくなるという仕様になっていた。本件はヴァルキリーの実装直後から発見されており、リードゲームデザイナーのDaniel Zenon Klein氏より、飛行速度を犠牲にして距離を伸ばすことのできる仕様であると伝えられていた(関連記事)。

一見トレードオフでバランスのとれた仕様に見えるが、本作ライブバランスデザイナーのJohn Larson氏が問題点を指摘。最終リングにおいて、長時間ホバリングしながら戦闘を回避するヴァルキリーが発生してしまっていることに言及した。そのうえで、公式大会ALGSに向けて仕様を改善すると予告。その言葉どおり、最新アップデートによりヴァルキリーの戦術構え時も通常のホバリングと同じだけの燃料を消費するようになった。
 

 
さらに、ロビーにて発光エフェクトのあるレジェンドがフリッカーを起こす現象を修正。そのほかの部分の安定性についての向上も図られている。またアリーナモードでは「〇回アリーナモードで勝利する」といったチャレンジにて、勝利回数が正しく記録されない問題が修正された。一方アリーナモードでは5月26日より、早抜けしたプレイヤーへの戦闘放棄ペナルティが一時的に無効化されている。同ペナルティは5月25日より実装された機能だが、一部のプレイヤーより、戦闘放棄とは関係ない場面でペナルティが発生する事案の報告が挙がっていた(関連記事)。同問題の改善にはもうしばらく時間がかかるとのことで、1週間後に予定されているパッチにて修正があてられる見込みだという。

ほか、詳しい修正内容については先述のパッチノートを参照されたい。