『Dead by Daylight』初心者向けにBOT戦実装、マッチメイク待たされ問題にも着手。新情報多数の5周年記念生放送まとめ

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Behaviour Interactiveは5月26日、『Dead by Daylight』5周年を記念する生放送イベントを実施。本イベントでは、新たなチャプター「バイオハザード」のお披露目から、現在『Dead by Daylight』が抱えている課題の認識、それを改善するための今後の方針についての説明がおこなわれた。

新チャプター「バイオハザード」


本配信では、新たなチャプターとなる「バイオハザード」コラボの全貌が初めて披露された。今回儀式の舞台となるのは、ウイルスによって混乱がもたらされた街ラクーンシティのラクーン市警察署だ。炎上するヘリ、ユニコーンの像、タイプライターやグリーンハーブなどお馴染みのオブジェクトも勢ぞろい。ところどころにエンティティによる浸食が描かれることで、『バイオハザード』作品におけるラクーン市警察署とはまた異なる禍々しさが演出されているようだ。原作のマップをリスペクトしており、細部までこだわっていることが伝わってくる出来栄えとなっている。


そして今回のチャプターで登場する新キャラクターはなんと3名。殺人鬼としてネメシス」、生存者としてレオン・S・ケネディとジル・バレンタインが登場する。

殺人鬼「ネメシス」


寄生型B.O.W.「NE-α」、それがネメシスだ。本作では『バイオハザード3』同様に、タイラントに生物を寄生させた通称追跡者のネメシスが殺人鬼として登場する。原作同様の強力なパンチ、そして腕から繰り出す触手をもって生存者を追い詰めていく。

■固有能力「T-ウイルス」

特殊攻撃: 触手打撃

ネメシスは、能力ボタンを長押しして攻撃をチャージする。チャージが完了すると攻撃ボタンを押すことで触手打撃を放つ。触手打撃を命中させると生存者に汚染のステータス効果を与えると同時に、ネメシス自身の変異度が上昇する。すでに汚染状態の生存者は触手打撃によってダメージを受ける。

生存者は、サプライケースに入ったワクチンを使って自分やほかの生存者の汚染を治すことができる。ただしワクチンの個数には上限がある。ワクチンを使用した生存者は、殺人鬼の本能によってその位置が判明する。

変異度: 変異度が上がるとネメシスの能力が拡大する。変異度2で触手打撃の範囲が広がる。変異度3で触手打撃によってパレットと破壊可能な壁が破壊できるようになる。T-ウイルスのアイコンに、現在の変異度のレベルが表示される。

特殊戦力: ゾンビ

ゾンビは、ネメシスが従える、AIによって動くキャラクター。攻撃した生存者に汚染効果を与える。生存者がすでに汚染状態の場合は、ダメージを与えて負傷させる。

ネメシスは触手打撃でゾンビを撃破することができ、撃破すると自身の変異度が上昇する。生存者は、ゾンビをパレットを倒し当てることで撃破することができる。撃破されたゾンビは短時間で再び出現する。

ネメシスの触手打撃は初期状態では効果範囲が非常に短く、また狭い。能力の仕様上、複数回当てることを見込んだ上での能力となっている。一方で、ハントレスの投擲のような精密なエイミングを求められる。窓枠や板越しの攻撃は有効なため、生存者がそれらを使うタイミングで仕掛けると不意の一撃を与えられることだろう。なお、汚染のステータスを解除できるワクチンが入ったサプライケースは、マップ上に4つ出現する。

ネメシスの能力で特筆すべきは、特殊戦力であるゾンビだ。ゾンビはマップ上に2体まで出現し、勝手に動き回る。生存者を視界上に見つけた場合は、生存者の方に腕を向け追いかけるような仕草を見せる。索敵としても優秀な上、生存者がゾンビを無効化する手段がパレットを当てることのみというのも強力だ。ゾンビ自身に当たり判定もあるため、特に狭いマップでは生存者が通る道を塞いでくれたりと活躍してくれることだろう。

■パーク
・死を呼ぶ追跡者

儀式開始時、生存者全員のオーラが7秒間視える。

・集団ヒステリー

無傷の生存者を通常攻撃で負傷状態にした時、負傷したすべての生存者が30秒間忘却のステータス効果に苦しむ。
集団ヒステリーは60秒間のクールタイムがある。

・イラプション

発電機を蹴ると、その後オーラが黄色で強調表示される。生存者を通常攻撃で瀕死状態にすると強調表示されたすべての発電機が爆発し、修理の進行度が6%減少して、オーラは消失する。

爆発時に発電機を修理中だった生存者は叫び声を上げ、14秒間行動不能のステータス効果に苦しむ。イラプションには90秒間のクールダウンが発生する。

今回追加された殺人鬼のパークはどれも控えな性能だ。死を呼ぶ追跡者は、1パークの能力としては効果時間が短すぎる。集団ヒステリーは活かせる場面が限定されすぎるため、狙った使い方が難しい。イラプションもやはり既存の強パークと比べるとクールダウン時間の長さから見劣りしてしまう印象だ。

生存者「レオン・S・ケネディ」


■パーク
・忍苦の時

治療中、痛みによるうめき声をはじめ音を一切出さない。治療のスキルチェックに失敗しても大きな通知音は発生せず、治療の進行後退も1%だけで済む。

・スタングレネード

いずれかの発電機を50%修理完了するとスタングレネードが発動する。
何も持っていない状態でロッカーに入りアビリティ発動のボタンを押すと、閃光手榴弾を作成する。
・チャージは1
・爆発時に爆破音と閃光が発生する
・大きな通知音が発生する
・牽制と目くらましに使用できる

・新人魂

発電機の修理中にスキルチェックでグッドまたはグレイトを3回出すと、新人魂が発動する。
効果は儀式終了まで持続する。
発動後は修理の進行が後退している発電機のオーラが視える。

レオンのパークは、かゆいところに手が届くようなパーク「忍苦の時」「新人魂」、そして条件を満たせば任意のタイミングでアイテムを自作できるという「スタングレネード」を併せ持つ。
スタングレネードは爆竹と同様の効果が得られるようだ。

生存者「ジル・バレンタイン」


■パーク
・カウンターフォース

トーテムの浄化速度が20%速くなる。トーテムを浄化すると、その後現在地から一番遠くにあるトーテムのオーラが4秒間視えるようになり、儀式が終了するまでトーテムの浄化速度が追加で20%速くなる。追加のスピードアップは重複する。

・起死回生

フックから救助されるか自力で脱出すると、治療の進行度が即座に50%追加される。

・地雷爆破

地雷爆破は、発電機の修理進行度が合計で66%相当に達すると発動する。発電機を3秒以上修理した後、アビリティ発動のボタンを押して罠を設置する。罠の有効時間は45秒間。
罠を仕掛けた発電機はすべての生存者に黄色のオーラで強調表示される。発電機1台につき有効化できる罠は1つのみ。罠が設置された発電機を殺人鬼が破壊すると罠が爆発して殺人鬼が怯み、その付近にいる全員が目くらまし状態になる。その後地雷爆破は解除される。

レオンに続き、ジルも条件付きで殺人鬼をスタンさせるパーク「地雷爆破」を所持している。しかし「地雷爆破」はあくまでも発電機を破壊した後に発動するパークのため、期待できる遅延効果はあまり大きくないだろう。むしろカウンターフォースの存在が、トーテム系の遅延パークが跋扈している環境への大きなメタ要素となりそうだ。

新チャプター「バイオハザード」にて登場する上記の3キャラクター、そして新マップとなるラクーン市警察署は5月26日より開始されたプレイヤーテストビルド(PTB)にて既に実装済みとなっている。PCユーザーであれば誰でも参加できるため、ひと足早く遊んでみるのもいいだろう。

『Dead by Daylight』5周年を迎えて

これまでの『Dead by Daylight』運営については「コンテンツを増やすことへの比重が大きかった」とBehaviour Interactive開発チームの面々は語る。たしかに新チャプター「バイオハザード」のキャラクターを含めると、生存者27名に殺人鬼24名と総勢50名を越えるキャラクターが存在する情報量の多いゲームとなった。そこで、『Dead by Daylight』のイヤー6に向けて、既存のUIやシステムの改善に重きを置く1年にしたいと考えているようだ。具体的には、以下の問題に取り掛かっているとも伝えた。

①親切でないチュートリアル
②マッチメイキング時間が長い問題
③非情なプレイヤーへの対処
④英語にしか対応していないニュース
⑤数多のバグ
⑥使い古したビジュアルやアニメーション

チュートリアルについては、新チャプター「バイオハザード」が実装されるバージョン5.0.0にて、AIが操作するBOTと対戦がおこなえるモードを追加すると伝えた。本稿を執筆している5月26日現在、PTBにてBOT戦の項目が追加されていることを確認済みだ。


しかし実際に遊んでみたところ

・マップがアイアンワークスオブミザリー固定
・生存者はドワイト、殺人鬼はトラッパー固定
・生存者にはパークが反映されず、トラッパーのみアドオンやパークが反映される

といった具合に設定に自由度が感じられないなど、改善点はまだまだ多そうだ。ここからBOT戦をどのように進化させていくかなどの具体的な方針については、運営側から言及されていないが、まずは今までなかったものが実装されたことを素直に喜びたいところだ。

ゲート解放後、AIに見捨てられるプレイヤー


マッチメイキング時間が長くなりがちな問題については、どのように改善していけば良いかまだ相談を重ねている段階とのことだ。1つ案が挙がっているものとして、生存者と殺人鬼をプレイしているプレイヤー人口比率を常に計算し、足りない陣営で遊ぶプレイヤーに対してちょっとしたインセンティブを提供する手法を考えているようだ。上記の課題も含めて、まだまだ検討段階であるものがほとんどのようだ。続報を待ちたい。

今後の展望

本配信の中では、今後の展望についてほのめかす内容もあったため、簡単に触れておきたい。
大きく分けると下記の変更・調整を予定しているそうだ。

・新規実装の殺人鬼は、実装後2~3つのメジャーアップデート内にて細かく能力を調整
・生存者向けに新しいタイプのパークを実装
・メメントモリの仕様の変更

いずれのトピックも、まだ発案段階とのことで詳細については言及されていない。いずれのトピックも、まだ発案段階とのことで詳細については言及されていない。しかし生存者向けの新しいタイプのパークはトーテムと密接に関係するとのこと。青色の炎が灯る新しい種類のトーテムの実装を検討しているようだ。 生存者向けの新しいパークということは、生存者が特定のトーテムに干渉するパークということなのだろうか。くわえて、メメントモリの仕様変更については「オファリングからの脱却を考えている」と一言。「鍵の仕様変更も検討中であり、メメントモリのシステムと密接に関わる効果にする予定」とも付け加えた。

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