『アサシン クリード ヴァルハラ』猫が増えるアップデート実施へ。猫派にやさしい9世紀イングランド

 

Ubisoftは3月16日、『アサシン クリード ヴァルハラ』のタイトルアップデート1.2.0のパッチノートを公開。同アップデートを日本時間3月16日の夜に配信すると発表した。アップデートの目玉として紹介されているのは、装備品の外見カスタマイズ機能(Transmog)や新スキル3種の追加、新イベント「Ostara Festival」の開催などである。だが、「ゲームの改善」項目に記載されている、とある一文も注目に値するだろう。「イングランド全土において猫が増える」というものだ。猫派のプレイヤーにとっては、たしかに「ゲームの改善」と言えるだろう。

近年のゲーム業界では、ゲーム内に動物と交流する要素を加えることが、一種のトレンドとなっている。発端とされているのは、「Can You Pet the Dog?」というTwitterアカウント。さまざまなゲームにおいて、犬と触れ合う機能が実装されているかどうかを判定していくアカウントだ。フォロワー数は50万近くと人気があり、多くのメディアに取り上げられてきた。同アカウントの影響で、発売済みタイトルにペット交流要素を追加するアップデートをおこなう開発者も現れたほどである(関連記事)。最近では、ただ動物を撫でるだけにおさまらない、多彩な愛情表現がゲームに取り入れられつつある。


『アサシン クリード ヴァルハラ』も例外ではなく、犬をなでたり、猫を抱きしめたりして愛でることができる。動物好きには嬉しい、ささやかな癒し機能だ。犬派と猫派、両方のニーズをしっかりとおさえている。犬や猫に限らず、狼や狐も登場。猫に関連したコンテンツとしては、ワールドクエストのひとつ「猫達の法典」にて、猫を溺愛するNPCと遭遇。多数の猫を愛でることができるほか、同NPCが残した「猫愛好家への宣言」という読み物アイテムでは、「猫は聖人として敬われなければならない。そしていつの日か、猫たちは神を通じてあたしたちに語り掛け、その聖なる御心を実現する。聖なる“にゃ〜”を称えよ」という、崇拝の域に達した猫愛が記されている。


すでに熱い猫愛が語られている『アサシン クリード ヴァルハラ』であるが、最新パッチによって猫の数がさらに増えるということで、猫派には嬉しいアップデートとなるだろう。なお同アップデートでは、装備品の外見を変える「Transmog」機能、非戦闘時のカメラをプレイヤーの近くに寄せる「Close Camera Option」、3種類の新スキルなども追加される。さらに3月18日から4月8日にかけては、新しいイベント「Ostara Festival」が定住地にて開催される予定。同イベントの詳細については、3月18日に発信するとのことだ。

同作のロードマップは前作『アサシン クリード オデッセイ』よりも大規模な内容となっており、この先もゲームプレイやワールドが変化するような無料コンテンツの提供、複数の有料DLCの配信が計画されている。おなじみのディスカバリーツアーも追加される予定だ(関連記事)。