『FF14』パッチ5.5「黎明の死闘」新情報が公開。絶コンテンツは開発延期し、パッチ6.1の実装を予定


スクウェア・エニックスは2月6日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)のパッチ5.5「黎明の死闘」の内容を紹介するライブストリーム「第62回プロデューサーレターLIVE」を配信した。放送ではパッチ5.5で実装される新規コンテンツや、昨今の社会情勢から中止になってしまったイベントに合わせて予定されていたグッズの紹介などがおこなわれた。 

パッチ5.5「黎明の死闘」Part1の公開予定日は、直前に行われた「新情報発表会」にて4月13日になることが“ポロリ”的に発表された。なお、メインクエストの後半が実装されるPart2の公開は5月下旬が予定されている。 

新たなメインクエストに関しては、スクリーンショットが公開された。新情報発表会で発表された「暁月のフィナーレ」に繋がっていくストーリーで、各国の首脳陣が集結して議論をする様子が映し出されている。 
 

 
新たなインスタンスダンジョンは「黄金平原 パガルザン」。ザナラーン地方にあるアマルジャ族が専有している土地で、どのような経緯でここにたどり着くのかは謎に包まれている。 

「ウェルリト戦役」は最終章に突入する。ラストを飾るボスはダイヤウェポン。こちらはノーマルと極、2つの難易度が実装される予定だ。「がんばれおじさん」ことウォレンス・ヴァン・ウァロの演出に注目とのことで、新たな名セリフが飛び出す可能性に期待が高まっている。 
 

 
『ニーア』シリーズとのコラボレイドである「YoRHa: Dark Apocalypse」にもコンテンツが追加。ダンジョン名は「〇〇ノ○○○○○○」と一文字だけ開示された状態で発表された。なお、ダンジョン攻略後、ストーリーに関わるウィークリークエストが発生する模様だ。公開されたスクリーンショットには謎の白い玉が映し出されており、『ドラッグオンドラグーン』を連想するプレイヤーもいたことだろう。 
 

 
セイブ・ザ・クイーンのアップデートの項目では、現状のコンテンツにおける問題点についての説明も行われた。装備強化コンテンツであるレジスタンスウェポンにおいては情報が錯綜しているが、ジョブごとに達成が必要なクエストと1度だけ達成すれば良いクエストが混在していることが明らかにされた。また、装備強化に必要なアイテムは直近のHotFixにて、南方ボズヤ戦線やフィールドF.A.T.E.でのドロップ率を緩和する予定があるそうだ。 

また、攻城戦にプレイヤーが集まりにくくなっている現状について開発チームも認識しているとのこと。2月2日のパッチ5.45で実装されたレイドコンテンツであるグンヒルド・ディルーブラムと武器強化コンテンツの両方のハブとなっている攻城戦だが、現在はプレイヤーが他のコンテンツに分散してしまっているため集まりにくくなってしまっている。そのため、なるべく早くHotFixで攻城戦に報酬を追加することを予定しているとのことだ。 

パッチ5.5ではセイブ・ザ・クイーンにアップデートが入り、レジスタンスウェポンの強化は最終段階に。新たな探索フィールドとして「ザトゥノル高原」が追加され、そこで装備の強化を行うことができるようだ。 
 

 
クラフター・ギャザラーにもアップデートが行われる。クラフターにはチャレンジコンテンツとして「超高難易度製作」が実装されるようだ。製作をこなすことで、アチーブメントや“目立つ”主道具の報酬を手に入れることができる。“目立つ”の意味は定かではないが、存在感のある主道具を手に入れるチャンスだろう。 

採掘師と園芸師の改修は、採集手帳から開けるマップに採集ポイントの出現範囲を表示されるというものだ。これまではマップをズームしてエリアを探さなければならなかったが、どこで採集を行えばいいかが一目でわかるようになる。漁師はリリースの対象を選択できるようになり、インベントリに入れたくない魚を一括で選択できるようになる。 
 

 
イシュガルド復興にもアップデートがおこなわれる。パッチ5.41にて復興が完了し、次回の拡張パッケージでは冒険者居住区も実装されるイシュガルド。パッチ5.5では「蒼天街復興祝祭」が定期開催されるようになり、「Fête」(フェトゥ)と呼ばれる祝祭に参加できるようになる。荒れ果てていた蒼天街が祝祭を開催できるようになったことがまず喜ばしい。職人として、冒険者として、イシュガルドの祝祭に参加しよう。また、蒼天街のとある施設に新たなお得意様も追加されるようだ。 

トリプルトライアドにも調整が入る。現在制限がある★4カードのデッキへの投入のバランス調整や、カード入手確率の緩和が行われるようだ。また、カードコンプリート報酬を追加される。トリプルトライアドについてはプレイヤー側が負っているデッキの構成制限をNPC側は無視してくるシステムが長くプレイヤー側から問題視されていたが、こちらについても言及があった。いつになるかは不明だが、NPCと対等なカード対戦ができるようになる日もそう遠くはないのかもしれない。 

自由探索にもアップデートが加えられる。対象コンテンツにレベル70のインスタンスダンジョンが追加される予定だ。なお、レベルシンクは無効化されるため、レベル70のダンジョンであってもレベル71以上のアクションを使うことができる。また、楽器演奏をすることも可能になり、遊びの幅がもっと広がりそうだ。 

パッチ5.5情報コーナーでは、最後に少し残念なお知らせもあった。パッチ5.5での実装が期待されていた「絶」コンテンツについてである。そのコンテンツタイトルは「絶・竜詩戦争」。蒼天のイシュガルドの物語に「if」を交えて絶コンテンツ化したものだ。パッチ5.55での実装が予定されており、7割ほどの開発は終わっていたものの、新型コロナウイルスの影響を受けて制作スケジュールが大幅に遅延し、無理に実装を行えば拡張パッケージ制作への影響が避けられない状況となってしまったようだ。そのため絶・竜詩戦争はそのリリースを延期し、パッチ6.1実装へ向けスケジュールを再調整する見込みとなってしまったとのこと。 

エンドコンテンツを楽しみにしていたプレイヤーにとっては残念なニュースもあったパッチ5.5の新情報。とはいえ、イシュガルドの祝祭や自由探索のアップデートなど、楽しい気分にさせてくれる情報も盛りだくさんだ。一足先に公開日も決まった『FF14』パッチ5.5「黎明の死闘」は4月13日に公開予定だ。 

関連記事:
『FF14』吉田P/Dメディア合同インタビュー。“プラチナ”がテーマカラーの「暁月のフィナーレ」新ジョブの立ち位置や気になる疑問点について聞く

© SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.