『Apex Legends』エラー娘ランパートに盛大なバグ、ヒューズに増幅バリケードを吹っ飛ばされる。レヴナントやローバは仕様内での被害者か

 

『Apex Legends』の武器職人ガールが、またしても不憫な目に遭っているようだ。本日2月3日よりシーズン8が開幕した本作。新レジェンド・ヒューズの登場やオルタネーター強化、さらには3月10日のNintendo Switch版リリースのニュースなど、初日からさまざまな話題で大賑わいとなっている。そんな中、見逃せないニュースがランパートの強化である。以前から強化が望まれ、あわや“解任”との流言まで飛び交った彼女(関連記事)。シーズン8にて待望の調整が入り、ミニガン・シーラの角度調整や構築フェーズの壁のHPが1から45に上昇するなど大きな変更が入った。同時に、LMGのスピットファイア強化やキングスキャニオンのローテーション入りなども味方し、現環境での評判は悪くない。ようやく展望に光が差したように見えるランパートだが、ここにきて重大な問題が起こっているようだ。

下記の動画は、海外掲示板Redditに投稿されたもの。まず右側の動画を見てみよう。ランパートの戦術アビリティに対し、フラググレネード3発が投げ込まれている。増幅バリケード耐久力は上部のシールド部分が175、下部の基礎部分が400。ただしフラググレネードなどの爆発に巻き込まれると基礎部分に200のダメージを受ける仕様になっている。つまり3枚分のバリケードを破壊するには、爆風の巻き込み具合も加味しながら、最低でも3つのグレネードが必要というわけだ。相手の篭城を破るにはなかなか手強い壁といえる。

ところが、今度は左側の映像を見てみよう。こちらではランパートの増幅バリケードにヒューズの戦術アビリティ「ナックルクラスター」を撃ち込んでいる。するとどういうわけか、一撃にして3枚のバリケードが木っ端微塵に弾け飛んでいるではないか。本来、グレネードであれば3発分の投擲が必要となる増幅バリケード。ヒューズであれば、戦術アビリティ1発にして粉砕できてしまうのである。
 


 
この指摘には、開発チームのゲームデザイナーDaniel Zenon Klein氏が即座に反応。意図していない挙動であり、次回パッチ8.1で早急に対処すると述べている。このバグは増幅バリケードの仕様が誤作動を起こしたためのもの。先述のとおりバリケードはグレネードの爆風で200のダメージを受ける。が、ヒューズのナックルクラスターの場合、最初の爆風だけでなく、その後に撒き散らされるクラスター爆弾もグレネードと同様に認識してしまっているのだという。そのため、本来はフラググレネード3発分で破壊されるはずの増幅バリケードが、ヒューズの戦術アビリティ1発で破られてしまっているというわけだ。思えばランパートは、リリース当初から必殺エラー落ち空飛ぶシーラなどの奇妙なバグに付きまとわれてきた。破天荒ガールの伝説にまた新たな1ページが刻まれてしまったようだ。

本来のナックルクラスターがボディシールドに全弾命中した場合、累計ダメージは50程度であるとの見解が多い。ただし、オブジェクトにヒットした場合はより多くのダメージを与えられる仕様である可能性が高いようだ。というのも実は、ランパートの増幅バリケード以外にも、一撃破壊されるオブジェクトが存在している。レヴナントUltのデストーテムやローバUltのブラックマーケットは、どちらのオブジェクトも耐久値100。しかしクラスターがヒットした際には与ダメージが5〜70程度まで増加してゆき、全弾ヒットで破壊できることが確認されている。ミラージュのUltデコイも、発生直後の密集している状態でクラスターを受けると全員消滅してしまう。こちらについてはKlein氏から公式に仕様の範囲内であるとのコメントがあった。
 

https://twitter.com/iLootGames/status/1356018360278896640

 
シーズン8も始まったばかりということで、まだまだ環境は安定しない。公式の対応を待ちつつ、新たな戦場を楽しみたいところだ。