オープンワールドアクション『クラフトピア』累計販売数50万本突破。国産インディーとしては、異例のヒット作に
国内のゲーム開発会社ポケットペアは12月17日、『クラフトピア』の累計販売数が50万本を突破したと発表した。同作は、9月4日からSteamにて早期アクセス配信が行われており、2020年9月のSteam売上上位20作品にも名を連ねていたが、売上ベースでは50万本を突破していたようだ。
『クラフトピア』はポケットペアが開発中の、クラフト農業ハクスラ⾃動化建築マルチ対応オープンワールドサバイバルアクションゲームである。本作には、ポケットペアが自称するジャンルのとおり、さまざまな要素が搭載。フィールドでのモンスターやボスとの戦闘、ランダムな要素の付属した装備品、木の伐採や鉱物の採取、モンスタープリズムを利用したあらゆる生物の捕獲、壁や床などを使った建築、ベルトコンベアを使った自動化、果物や小麦を育てる農業など、クラフト要素を中心に多くの遊びが内包されている。
また要素の多さなどから、捕まえた神を交配させたり、NPCを強制労働させたり、ベルトコンベアで牛を運んで自動調理を試みたり、畑を圧縮したり、逆さに置かれた椅子に座ったりなど、混沌とした光景もプレイヤーによって繰り広げられており、さまざまな意味で自由な世界も本作の魅力の一つと言えるだろう。
本作は、Steamストアページの公開時から注目を集めており、早期アクセス配信開始後には全世界売上上位へのランクインや約2万5000人の同時接続人数を記録。VTuber/ゲーム実況者による配信やSNS上でも話題となったほか、Steamの2020年9月の売上上位20作品にも名を連ねていた。売上についても好調だと思われていたが、本日の発表によると本数では50万本を突破していたわけだ。
華々しいスタートを切ったものの、早期アクセス配信開始直後には、島がリセットされ建物が消えてしまうバグもあり、ストアページなどでは否定的な声も上がっていた。その後、SNS上などでユーザーとコミュニケーションをとりつつ10日以上にもおよぶ連続更新が行われ、コンテンツ追加と共にバグが修正。アップデート間隔が切り替えられたあとも、プレイヤーの要望を取り入れたVRMへの正式対応やさらなるコンテンツの実装を目指して、精力的な開発は続けられている。現在のSteamストアページでは、8600件以上のユーザーレビューにより非常に好評を獲得。今後に期待する意見も多く、プレイヤーと向き合う姿勢や開発に対する熱意が現在の高評価に繋がっているのだろう。なお、先日のアップデートではマルチプレイの改善も行われている。
『クラフトピア』は、Steamにて2570円で早期アクセス配信中。12月22日には「地獄アップデート」と称して、新時代や4個以上の新スキル、新マップ地獄/毒沼といったコンテンツが追加される大型アップデートも配信予定とされている。