『Dead by Daylight』新殺人鬼ツインズが面白がられる。この弟の脆さはクセになる


非対称型対戦ゲームで人気を博している『Dead by Daylight』。国内外問わずその人気は高く、昨今では芸能人がプレイしている様子をYouTubeで見かけることも多くなってきている。そんな『Dead by Daylight』では昨日12月2日、新たなDLCとして「A Binding of Kin」がリリースされた。同DLCでは、新たな殺人鬼「ツインズ」と生存者「エロディー・ラコト」が収録されている。そんな殺人鬼ツインズが、ネット上で面白がられているようだ。

殺人鬼ツインズは名前のとおり、姉シャルロット・弟ヴィクトルの2人組で構成された『Dead by Daylight』にはこれまで存在しなかったタイプの殺人鬼だ。プレイヤーは能力の違う2人の操作を切り替えながら、生存者を効率よく追い詰めていく。


弟のヴィクトルは小柄で視認しづらく、移動速度も素早い。しかしゲーム内で重要なオブジェクトである発電機やパレットに対して何もアクションができない。そのため生存者へ飛びかかり、攻撃や妨害をすることが主な役割となる。姉のシャルロットは他の殺人鬼が行える基本的な行動はすべて行えるため、必要な場面に応じて姉と弟を切り替えつつ戦うことになるだろう。正式実装されて日は浅いものの、ツインズは強力な殺人鬼として猛威を奮っているようだ。しかし、そんなツインズをいじる動画が海外掲示板Redditにて話題を呼んでいる。1500件以上のUpvoteを獲得し、ユーザーの視線を集めているわけだ。

“Prepare for trouble!”

“Make it double!”

冒頭の台詞は、アニメ「ポケットモンスター」に登場するロケット団のムサシとコジロウの英語吹き替え台詞だ。日本語に訳すと「覚悟はいいか?その2倍は覚悟したほうぞいい」というニュアンスだ。

この立ち絵をシャルロット、ヴィクトルに当てはめている。ヴィクトルの大きさに違和感は感じるものの、台詞や構図はしっかりマッチしているところが笑いを誘っている。直後、陽気なBGMと共に生存者木村結衣とフェリックス・リクターが登場。何やら会話をした後に、シャルロットめがけて工具箱を投げつけている。修理が完了した発電機の傍にいたことから、おそらくチャージを使い切った工具箱だったのだろう。


BGMとして流れているのはゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場する本田未央の楽曲「ステップ!」だ。昨年Twitterで一時期話題となっていたhemeglosso氏の“ステップ!に合わせて本田未央ちゃんがぽよぽよするやつ”の構図に重ねて、木村結衣がステップを踏んでいる。

https://twitter.com/hemoglosso/status/1119931723897114624?s=20


なぜこれほどツインズが人気なのか。弟のヴィクトルは素早く攻撃性も高いものの、非常に身体がもろくできている。隙を見せたヴィクトルを、生存者は近づいて蹴りつぶすことができるのだ。この構図がミーム化され、今回の動画を含むいたるところでヴィクトルが蹴り飛ばされることになってしまった。


そして行き着いた先は『The Elder Scrolls V: Skyrim』の世界。レイロフに声を掛けられ目を覚ました弟ヴィクトルは、この壮大なファンタジー世界で何を思うのだろうか。陽気なBGMから一転、荒廃した世界で目覚めるという落差がクセになる動画となっている。

また現在、シャルロットからヴィクトルを排出した際に、ヴィクトルが地面に埋まり動けなくなるバグが頻発している。ツインズ正式実装後、既にゲームを遊んだユーザーなら一度は遭遇したことがあるのではないだろうか。地面に埋まったヴィクトルは、一定時間経過後に自然消滅することを待つか、生存者に蹴り潰してシャルロットのもとに返してもらうほかない。この状況が続いていることを風刺してか以下のような画像も話題になっている。

Behaviour: Hey, we just released our new killer!
“新しい殺人鬼を実装したよ!”

Cool! How does the new killer work?
“いいね!新しい殺人鬼はどんなの?”

Behaviour :It doesn’t behaviour.
“動かない(behaviour)んだ”

これもまたさまざまなかたちで、ツインズが愛されているということだろう。『Dead by Daylight』は12月中、毎日ログインボーナスが貰えるアドベントカレンダーイベントを実施中だ。この機会に殺人鬼ツインズを含めた新たなコンテンツに触れてみてはいかがだろうか。