『Dead by Daylight』4.4.0アップデート配信。新たな殺人鬼達「ツインズ」と生存者「エロディー・ラコト」が正式実装、マップ2種とトーテム・ハッチのグラフィックも一新


Behaviour Interactiveは12月2日、『Dead by Daylight』にてバージョン4.4.0となるアップデートを配信した。本アップデートは、新チャプター「A Binding of Kin」の追加を含めた以下のような内容となっている。


・新殺人鬼達「ツインズ」の追加
・新生存者「エロディー・ラコト」の追加
・殺人鬼「ナイトメア」が全プラットフォームにて登場
・生存者「クエンティン・スミス」が全プラットフォームにて登場
・オートヘイヴン・レッカーズ&オーモンドのグラフィックアップデート
・ハッチ&トーテムのグラフィックアップデート


ツインズ、エロディー・ラコトの追加

新チャプター「A Binding of Kin」にて新たに殺人鬼「ツインズ」生存者「エロディー・ラコト」が追加された。プレイヤーテストビルド(以下、PTB)時に明かされた固有の能力や仕様、そして専用パークについてはこちらで詳細にまとめているため確認してほしい。

PTBからの変更点としては、いくつかのバランス調整が行われている、もしくは行われる予定となっている。なお、リリース時に実装されるものと、リリース以降に実装を予定されているものとある点に注意してほしい。



リリースと同時に実装予定の変更点

殺人鬼ツインズ

・ヴィクトルを放出した際にマップ全体に流れる効果音が聞き取りやすくなるように
・ヴィクトルが生存者に掴まってから45秒後、シャルロットはヴィクトルのオーラが見えるようになり、ヴィクトルを任意で呼び戻すことができるように

PTBでは、ヴィクトルに掴まった生存者がヴィクトルをわざと振りほどかないことで、ツインズをただの無能力な殺人鬼にすることができてしまっていた。ヴィクトルに掴まった生存者はあらゆる行動を制限されるため、その意味ではまったく能力が無効化されるというわけではない。しかし、殺人鬼であるヴィクトルの主導権が完全に生存者に傾いていたことから、この度上記の変更が加わることに。

・アドオン“コマ”を、ヴィクトルに掴まれた生存者がアイテムを落とす効果に変更
・ヴィクトルが飛びつきをチャージ中の移動速度を上昇し、最高速度に到達するまでにかかる時間を増加
・パーク“とどめの一撃”:突進攻撃の距離増加効果を60/80/100 → 40/50/60%に減少

リリース以降のアップデートで実装予定の変更点

殺人鬼ツインズ

・ヴィクトルがロッカーを調べられるように

PTBでは、ヴィクトルはロッカーに対して何のアクションも行えず、生存者はロッカーにさえ入ってしまえば安全を確保できる状態になってしまっていた。そのためヴィクトル自身がロッカーを調べることができるように変更される予定だという。

変更後は、生存者がロッカーの中に入っていると、ヴィクトルは生存者を一定時間ロッカー内に閉じ込めることができるようになる。生存者が閉じ込められたロッカーをシャルロットが開けると、その生存者を捕獲することができるという。閉じ込められた生存者は、一定時間経過することでヴィクトルを振りほどきロッカーから脱出することも可能、その際にヴィクトルは死亡するようだ。

・ヴィクトルに取りつかれている生存者が瀕死になったとき、すぐに脱出ゲートから出られないように

ヴィクトルに取りつかれている生存者は脱出ゲートから出ることができないが、PTBでは取りつかれている状態で瀕死になった際、そのまま這いずりで脱出することができてしまっていた。そのため脱出ゲートの封鎖に少し余裕が発生することになるという。

・パーク“査定”:チェストを開錠する速度が上昇する効果を削除し、開いたチェスト内を漁っている時のみ適用されるように
・パーク“査定”:生存者1人につき、開いたチェストは1回ずつしか漁ることができないように

PTBでは、査定を装備している生存者が同じチェストから4つものアイテムを入手することができていた。今後は同様にアイテムを漁るためには、マップ内のすべてのチェストを巡る必要がでることとなる。チェストからアイテムを漁れる回数自体は減少していないので、殺人鬼としては変わらず生存者が鍵を発見する可能性に震えることだろう。

上記の変更はすべてリリース時ではなく、リリース以降に行われるアップデートにて実装予定となっている点に注意してほしい。ツインズ実装後しばらくは、ロッカーへ隠れてしまう生存者への対処が難しい日々が続くことだろう。


ナイトメア、クエンティン・スミスが1年越しに登場


昨年9月、『Dead by Daylight』Nintendo Switch 版が発売されたことは記憶に新しい。携帯機で手軽に遊べると知り、購入したユーザーも少なくないだろう。しかし映画とのコラボで『Dead by Daylight』の世界に登場しているいくつかのキャラクターたちは、権利上の問題からか当初実装が見送られる形となっていた。殺人鬼「ナイトメア」と生存者「クエンティン・スミス」もその1人。
そして1年が経ち、本日行われたアップデートにてようやくNintendo Switch版、そして先日発売されたばかりのPS5版へ殺人鬼「ナイトメア」と生存者「クエンティン・スミス」が追加されることとなったようだ。両キャラクターを収録する「A Nightmare on Elm Street」DLCは準備ができ次第各プラットフォームにて配信されるという。

殺人鬼「ナイトメア」は10月に公開された“ランク別殺人鬼使用率”の統計でもトップの使用率をほこっている。殺人鬼としての実力も折り紙付きだ。実装を待ち望んでいたプレイヤーも多いのではないだろうか。



グラフィックアップデートも折り返し地点へ

4.4.0アップデートではオートヘイヴン・レッカーズ、そしてオーモンドのマップのグラフィックが一新。よりリアルで没入感高まる景観へと置き換わっている。ビフォーアフターをまとめて見てみよう。

『Dead by Daylight』には、4.4.0アップデート実装時点で35種類ものマップが存在する。今回ビジュアルがアップデートされたマップを含めると、そのうち19種類ものマップがリワークされたこととなる。「Realm Reborn」ビジュアルアップデート計画も折り返し地点まできたということだ。


個人的な意見を述べると、コールドウィンド・ファームがどう変化するか非常に楽しみにしている。次回のアップデート対象となるマップはどこになるだろうか、今から待ちきれない思いだ。

最後に、12月は毎日ログインボーナスが貰えるアドベントカレンダーイベントが『Dead by Daylight』内にて開催されるようだ。

ブラッドポイントやイリデスントシャードなどゲーム内の通貨にくわえ、魔よけやキャラクターのスキンが配布の対象となっている。通貨はゲーム内にログインするだけで貰えるが、その他の魔よけやスキンは引き換えコードを入力しないと貰えない点に注意。引き換えコードはこちらかゲーム内のお知らせにて確認することができる。忘れずに受けとっておこう。