『Dead by Daylight』4.3.0アップデート実装。ビジュアルアップデート第2弾に加え、殺人鬼「エクセキューショナー」やさまざまなパークにバランス調整
Behaviour Interactiveは10月21日、『Dead by Daylight』バージョン4.3.0となるアップデートを実施。本アップデートでは、主にゲームビジュアルのアップデートを目的とした「Realm Reborn」計画の第2弾「マクミラン・エステート」のグラフィックアップデートに加え、殺人鬼「エクセキューショナー」や14種類ものパークにバランス調整をおこなった。
事前に行われたプレイヤーテストビルド(以下、PTB)にて主な調整内容は告知およびテストが行われていたが、そのPTBからの変更点は以下の2点となる。
・エクセキューショナー:裁きの儀式をキャンセルした後の移動速度を4.4→3.68m/秒に変更しました。
・パーク“不協和音”:有効範囲を32/64/96mに変更しました。
・発動した瞬間、その発電機に1回騒音通知が発生します。
・発動している間、常にその発電機のオーラが強調表示されます。
・発動条件を満たさなくなった後、8秒間オーラが表示され続けます。
残念ながら、エクセキューショナーはさらなる弱体化を受ける結果となった。今後は、裁きの儀式を使い地面にトレイルを敷くたび移動速度が大きく低下してしまう。そのため従来のように、発電機の巡回を行ないつつ気軽にパレットや窓枠付近にトレイルを敷く立ち回りは、発電機の巡回速度を落としてしまうリスクを伴うこととなる。裁きの儀式によるフェイント攻撃も行うことが難しくなったいま、エクセキューショナーを扱う難易度は以前にも増して上がったことだろう。
不協和音に対する調整は一見、有効範囲が限定されることによって弱体化調整がされたように思える。しかし実際に運用してみたところ
・騒音通知が頻繁に行われず1回のみ
・複数人による修理が続いている間、ずっとオーラが強調される
上記2点が非常に有効に働くため、どちらかと言えば扱いやすさは増したと考えるべき。どのみち、96m以上離れた場所から不協和音の通知が出たところで、その場に向かうメリットは薄いはずだ。なお「発動条件を満たさなくなった後、8秒間オーラが表示され続ける」効果によるオーラ表示の色は、パーク“監視”のように変化はせず、黄色のオーラ表示なままである点に注意してほしい。
その他のエクセキューショナーのバランス調整項目や、パークの能力調整についてはPTBから変更はなく、そのまま実装される形となった。詳細は下記となっている。
殺人鬼エクセキューショナー
・裁きの儀式をキャンセル後
・移動速度が1秒間3.68m/秒になるよう変更しました。
・1秒間攻撃できないように変更しました。
・地獄の罰を発動後、次の攻撃ができるようになるまでのクールタイムを2.75→2.25秒に変 更しました。
パークの変更
・“煩悶のトレイル”: 効果を発動させた発電機の進行度後退が中断されるか、生存者が負傷する・瀕死になるまで探知不可状態が継続するよう変更しました。
・“強制苦行”: 衰弱状態の効果時間を40/50/60→60/70/80秒に変更しました。
・“血の協定”: 迅速の移動速度上昇効果を7/7/7→5/6/7%に変更しました。効果時間を6/8/10秒→相手の生存者から16m以内に留まっている限り永続に変更しました。
・“強硬手段”: 使用時にブラッドポイントを獲得できるように変更しました。クールダウンを140/130/120→100/80/60秒に変更しました。
・“人々のために”: 使用時にブラッドポイントを獲得できるように変更しました。
・“死恐怖症”: 治療速度に対する効果を削除しました。作業速度低下効果を、1人につき3/3.5/4→4/4.5/5%に変更しました。
・“マインドブレーカー”: 効果時間を1/2/3→3/4/5秒に変更しました。
・“無慈悲の極地”: 効果範囲を24→32mに変更しました。
・“ツルツルとした肉体”: トラッパーのトラバサミに対する効果を削除しました。フックから自力脱出できる確率を2/3/4%増加させる効果を追加しました。 (標準の4%に加算され、実質6/7/8%となります)
・“不協和音”: 有効範囲を32/64/96mに変更しました。
・発動した瞬間、その発電機に1回騒音通知が発生します。
・発動している間、常にその発電機のオーラが強調表示されます。
・発動条件を満たさなくなったあと、8秒間オーラが表示され続けます。
・“呪術:女狩人の子守唄”: 効果の対象を治療と発電機修理のスキルチェックのみに変更しました。
・“テクニシャン”: 発電機修理のスキルチェック失敗時、爆発を30/40/50→100/100/100%回避できるように変更しました。発電機修理のスキルチェックを失敗すると修理進行度が5/4/3%追加で減少する効果を追加しました。
・“イタチが飛び出した”: 効果時間を40/50/60→35/40/45秒に変更しました。
・“ずっと一緒だ”: 瀕死の生存者に対する治療速度を100%増加する効果を追加しました。パレットスタンや懐中電灯により運搬中の生存者を救出したときもトークンを得られるように変更しました。
そのほか、細かなグラフィックアップデートとして複数箇所に調整が行われているため、実際にゲーム内で確認してみてはいかがだろうか。特に、レイスのビジュアルアップデートの具合が良く、透明化・透明化解除・発電機を蹴った際のビジュアルなどが滑らかになり心地良いものになっている。
・ロッカー: グラフィックアップデートを行いました。
・足音の効果音を追加しました。
・すべての血のエフェクトにグラフィックアップデートを行いました。スクリーン上の血しぶき、攻撃命中時の出血、血痕を含みます。
・トラッパー・レイス・ヒルビリー: ビジュアルエフェクトをアップデートしました。
・ゲーム内およびロビー内のディゾルブ視覚効果をアップデートしました。
・4K解像度での表示を改善するよう、キャラクター画像とカスタマイズアイテムのアイコンをアップデートしました。
最後に、『Dead by Daylight』ではハロウィンイベント2020が10月22日から開始される。それに先駆けて、ゲーム内にて新たなハロウィンスキンが発売開始となったようだ。
スキンとしては、殺人鬼はリージョン、ゴーストフェイス、ブライト。生存者は木村結衣、フェン・ミン、そしてフェリックス・リクターのものが追加されることとなった。中でもリージョン、ブライト、木村結衣、フェン・ミンのスキンはゲーム内通貨であるイリデスントシャードでも購入可能。通貨を使い余しているユーザーは、この機に新作のハロウィンスキンも手にしてもいいかもしれない。