スクウェア・エニックスは9月8日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)のパッチ5.31を公開する。8月11日に実装されたパッチ5.3「クリスタルの残光」のマイナーパッチであるパッチ5.31では、ギャザラー/クラフター向けコンテンツである「イシュガルド復興」にアップデートが行われる。また、高難易度バトルコンテンツである「希望の園エデン零式:共鳴編」の週制限緩和も行われる。
イシュガルド復興は、パッチ5.11で実装されたギャザラー/クラフター向けのエンドコンテンツだ。今回のパッチ5.31のアップデートでは「第三次復興事業計画」が開始され、クエストや報酬などが新規に追加される。『FF14』最初の拡張パッケージである「蒼天のイシュガルド」の舞台であったイシュガルドは、ドラゴン族との戦争を終結させたものの、国家としてはまだまだ物資や人的支援を必要としている。パッチ5.21に始まった第二次復興事業計画で貧民たちの住宅街である蒼天街が完成したが、これからもっと街を発展させるべく職人たちの力を借りたいようだ。今回の第三次復興事業計画で整備されるのは経済を支える商業区。今回もサーバーごとに街の変化が楽しめるものとみられる。
パッチノートにはエモートや髪型、おしゃれ装備などの画像が掲載されており、これらはイシュガルド復興に参加することで獲得できる報酬と思われる。エンドコンテンツと銘打ってはいるものの、ギャザラー/クラフターのレベリング途中でも十分に報酬を獲得することができる。参加すること自体のハードルはそれほど高くないため、欲しい報酬があるプレイヤーは気楽に参加してほしい。
エンドコンテンツとなる部分はなんといっても職人ランキングだ。イシュガルド復興では採集・製作したアイテムを納品することで「技巧点」を獲得することができ、その累計ポイントがサーバーごとにランキング化される。パッチ5.21で行われた第二次復興事業計画でも腕に覚えがあるプレイヤーがしのぎを削っており、ギルや睡眠時間を削って名誉を得るための戦いが行われた。このランキングにアイテム報酬はなく、入賞者は称号とアチーブメントが獲得できる。入賞は1~12位と1~100位の2種類。期間はパッチ5.31の実装から9月18日の15時00分(日本時間)までだ。
称号とアチーブメントについては第二次復興事業計画と同一のものとするかどうかでさまざまな議論が行われたが、アチーブメントは別のもの、称号は同一のものとなることが決定している。これらの結論に至った経緯についてはプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏がコメントを行っている。
そのほかにも希望の園エデン零式:共鳴編の週制限緩和が行われ、コンテンツクリア時に宝箱から得られるアイテムが週制限なしに獲得できるようになる。また、アラガントームストーン:奇譚で交換する武器の強化アイテムが、24人レイドの報酬である古銭で交換できるようになる。パッチ換算では従来よりも早い緩和となるが、新型コロナウイルスの流行によってパッチ5.3の実装が遅延していた影響と思われる。
ギャザラー/クラフター向けコンテンツが盛り沢山な『FF14』パッチ5.31は本日9月8日実装。メンテナンスの終了は19時の予定だ。詳細は公式パッチノートを確認してほしい。
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