『The Last of Us Part II』最高難度やパーマデス設定専用のイースターエッグが発見される。高難度のご褒美はトロフィーだけではない
『The Last of Us Part II』の最新アップデート配信後、新たなイースターエッグが発見された。8月14日のアップデートで追加された最高難易度「GROUND」や死亡時のセーブデータを消去するパーマデス設定オンの状態である条件を満たすと、通常プレイとは一味違う体験をすることができるようだ。なお、本稿にはネタバレが含まれるため、ゲーム未クリアの場合は注意いただきたい。
『The Last of Us Part II』の8月14日に追加された最新アップデートでは、難易度設定やビジュアル・サウンド効果、武器や戦闘時の新設定などのオプションが追加(関連記事)。最高難易度「GROUND」や、死亡時のセーブデータを消去するパーマデス設定をオンにしてゲームをクリアすることによって新たなトロフィーを獲得できることがわかっていたが、過酷な道のりを完走したプレイヤーへのご褒美はそれだけではなかったようだ。それぞれの設定でクリアすることによりエンディングで流れる音楽が変わることが、TwitterユーザーのMichael氏などにより発見された。
通常のエンディングクレジットにて、エリーとジョエルが歌う「Wayfaring Stranger」が流れる部分が、条件によって別の曲に変わるようだ。難易度「GROUND」クリアではジョエルの歌う「Future Days」に、難易度に関わらずパーマデス設定オンでのクリアではエリーの歌う「Through the Valley」に変わるという。また、難易度「GROUND」かつパーマデス設定オンでのクリアの場合は、パーマデス設定オンの条件が優先されてエリーの歌う「Through the Valley」が流れるようだ(参考:Elisey BTW氏のYouTube動画)。
難易度「GROUND」クリアの場合
難易度「GROUND」のエンディングクレジットで流れる「Future Days」のオリジナル版は、シアトルのロックバンドPearl Jamのアルバム「Lightning Bolt」の収録曲。「Future Days」は、ゲーム本編の重要な場面で繰り返し使われている。もっとも印象深いのは、プロローグにて、ジョエルがエリーにギターを贈るシーンだろう。ジョエルが弾き語りで「Future Days」を披露していた。エリーがジョエルの歌声を初めて聴いた場面だ。
また、エピローグにて、左手の薬指と小指を失ったエリーが「Future Days」を演奏するシーンも印象的だ。指を失ってギターの弦を押さえることができず、思うように弾くことができないエリー。多くのものを失い、ジョエルとの思い出の曲も失ってしまった。そこから、場面はエリーがジョエルと交わした最後の会話の回想へと移り、エンディングへ繋がっていく。
「Future Days」は、側にいてくれる人への感謝とその人と歩む未来を歌っている。ゲーム本編の弾き語りシーンで、歌詞の和訳を確認することができる。弾き語りのシーンでは1番のみの披露であったが、難易度「GROUND」クリアのエンディングでは、フルバージョンを聴くことができる。
パーマデス設定オンでクリアの場合
パーマデス設定オンでのエンディングクレジットで流れる「Through the Valley」は、ミュージシャンのショーン・ジェームズ氏のアルバム「Shadows」の収録曲。『The Last of Us Part II』の2016年版トレイラーにてエリーが歌っていた曲で、ゲーム本編でも使われた。プロローグにて、ジョエルがエリーを訪ねた際にエリーが聴いていた曲だ。
トレイラーでも確認できるとおり、曲の内容は暗く、自身が「まともじゃない」「正しい道は歩めない」と歌っている。ジョエルを失ったエリーが復讐の道を選んだ心境を表しているようにも感じられる。こちらも、パーマデス設定オンでクリアすることによって、エリーが歌うフルバージョンを聴くことができる。
このように『The Last of Us Part II』は、最高難易度「GROUND」やパーマデス設定をオンにしてクリアすることによって、エンディングクレジットで流れる音楽の一部が変わることが判明した。腕に自信のあるプレイヤーは挑戦してみてはいかがだろうか。