『ディビジョン2』NY舞台の大型DLC「ウォーロード オブ ニューヨーク」発表&3月3日配信。任務:アーロン・キーナーを排除せよ

『ディビジョン2』NY舞台の大型DLC「ウォーロード オブ ニューヨーク」発表&3月3日配信。任務:アーロン・キーナーを排除せよ。同DLCのプロローグとなるエピソード3は、現地時間2月12日配信。

Ubisoftは2月12日、『ディビジョン2』の有料大型拡張コンテンツ「ウォーロード オブ ニューヨーク(Warlords of New York)」を正式発表。2020年3月3日に配信することを明かした。ゲーム本編所有者向けの単体販売のほか、ゲーム本編と「ウォーロード オブ ニューヨーク」をセットにした「Warloads of New York Edition」、さらにイヤー1コンテンツとアルティメットパックを同梱した「Ultimate Edition」が発売される。ディビジョンエージェントの新たな任務は、夏のニューヨークに向かい、ローグエージェントのアーロン・キーナーを排除することだ。

また、「ウォーロード オブ ニューヨーク」のプロローグという位置付けとなる『ディビジョン2』のエピソード3は、現地時間2月12日イヤー1パス所有者向けに配信。全プレイヤー向けには現地時間2月19日解禁となる。
【UPDATE 2020/02/12 20:48】メンテナンスが終了し、イヤー1パス所有者向けのエピソード3配信が開始された。

https://www.youtube.com/watch?v=pRSLPP3b-F8
*DLC発表配信
https://youtu.be/q___fqhRTOc
*ゲームプレイ部分の日本語字幕付き動画

4人の部下を連れた宿敵

拡張コンテンツの舞台となるのは、マンハッタン島最南部のロウアー・マンハッタン地区。ワールド・トレード・センター跡地で有名だ。「ウォーロード オブ ニューヨーク」では、同地区が1:1スケールで再現されるという。ただしハリケーンや洪水により、マンハッタンの地形は変わり果てている。一時はポール・ローズを代表とする民間グループが秩序を取り戻しつつあったが、アーロン・キーナーらが生物兵器を引っさげて同地区を攻撃。再び混沌の地と化した。任務のターゲットとなる宿敵キーナーを討つためにも、まずは忠誠心の高い4人の副官を倒さねばならない。

「OFFICIAL THE DIVISION 2 – WARLORDS OF NEW YORK – WORLD PREMIERE REVEAL STREAM」よりキャプチャー

ロウアー・マンハッタンは4つのゾーンに分割されており、副官は別々のゾーンで活動している。かつて対テロ組織のケミカル・エンジニアとして活動していたVivian Conley。元ブラックオプスのヒットマンであり、ステルスと潜入活動のプロであるJavier Kajika。元警官の重火器スペシャリストJames Dragov、ドローン・エンジニア/ハッカーのTheo Parnell。ConleyとKojikaは現地ファクションのクリーナーズ、DragovとParnellはライカーズと共闘している。なお副官を排除すると、彼らのスキルを使えるようになる。上の動画では、電撃により敵の動きを封じるショックトラップ、ホログラムデコイ、粘着爆弾および燃焼型粘着爆弾が紹介された。

エージェントのケルソとともにマンハッタンを訪れるエージェント。新しい作戦基地の「Haven」にて、フェイ・ラウやポール・ローズといった、前作に登場した懐かしい人物と出会う。ただアーロン・キーナーがマンハッタンを制圧し始めてからは、市民によるディビジョンエージェントに対する不信感が強まるばかり。新たな一歩を踏み出そうとしているピースキーパー(元JTFや生存者たちによる民間グループ)のためにも、任務を遂行せねばならない。なお一度ロウアー・マンハッタンでのキャンペーンを開始すると、キャンペーンを完了するまではDCに戻れないとのこと。

メインミッションは5つ、サイドミッションは5つ。ミッション報酬として特殊なスキルModあり。敵のレベルは、プレイヤーのレベルに応じてスケーリングする

ギアシステムの刷新やシーズン制の導入

「ウォーロード オブ ニューヨーク」では、ストーリーコンテンツだけではなく、レベル上限の引き上げ(30→40)、ギアスコアの最大値引き上げ(515)、ギアシステムやダークゾーンの刷新。拠点ミッション用のレジェンダリー難易度や、グローバル難易度設定(オープンワールド探索時難易度)へのヒロイック難易度追加。難易度とは別に設定可能な戦闘条件(Directives)やシーズン制エンドコンテンツの導入。新装備品、エキゾチック武器の追加などが伴う。これらの追加コンテンツにより、『ディビジョン2』のアクティビティ、チャレンジ、報酬の幅が広がる見込みだ。さらに、ハンターのロウアー・マンハッタン出没も示唆されている。

シーズンの内容としては、3か月単位のシーズンごとに新しいストーリーやターゲット(ローグエージェントを狩るマンハント。報酬として特殊なスキルModが手に入る)、グローバルイベント、リーグ、アパレルイベント、リーダーボード、限定報酬などが登場する。新しい衣類品や装備品が手に入る報酬システムは無料パスと有料パスに分かれており(全100レベル)、まだ詳細は明かされていないものの、いわゆるバトルパス制度を彷彿とさせる(報酬はゲーム内アクティビティをこなし、シーズン経験値を蓄積することでアンロック)。シーズンの参加条件は、レベル上限(40)到達である。

またレベル上限到達後の新たなキャラクター成長システムが導入される。動画では「Infinite-progression system」として、「SHDレベル」によりエージェントの性能を上げる様子が確認できる。SHDポイントを「オフェンス、ディフェンス、ユテリティ、その他」の4種類のカテゴリに分けられた基本特性、もしくは5つ目のカテゴリである「スカベンジ」に割り振ることが可能。前者には上限があるが、後者のスカベンジ(クレジットや素材の入手)には上限がない。

そのほか、新たにゲームを始めるプレイヤー向けに、レベル1でワシントンDC(ゲーム本編)のキャンペーンから始めるか、レベル30でニューヨーク(「ウォーロード オブ ニューヨーク」)のコンテンツから始めるか選択できるようになるという。また拡張コンテンツの配信は、無料のタイトル・アップデート8とセットになっており、このタイミングでギアシステムのリブートが決行される。ダークゾーンの改善も予定。ゲームの根幹部分の刷新とイヤー2ストーリーの始動により、新たな『ディビジョン2』体験が届けられる。
(追記 2020/02/12 14:00)レベル30ブーストは、『ディビジョン2 ウォーロード オブ ニューヨーク エディション』または『ディビジョン2 ウォーロード オブ ニューヨーク アルティメットエディション』に含まれる。

関連記事:
ギアシステムの刷新について
タレント・特性を保管するライブラリ実装について

ウォーロード オブ ニューヨーク」のプロローグとなる、『ディビジョン2』のエピソード3は、2月12日イヤー1パス所有者向けに配信。全プレイヤー向けには現地時間2月19日解禁となる。エピソード3では、ニューヨークのコニーアイランドが舞台のストーリーミッションが2つ追加。新スペシャリゼーションとして火炎放射器使いの「ファイアウォール」が実装される(関連記事)。

【追記 2020/02/12 20:42】
「ウォーロード オブ ニューヨーク」では、犬と触れ合えることも判明している。これには、さまざまなゲームに登場する犬を紹介し、何かしらの操作を行なうことで犬と「触れ合えるかどうか」の情報を併記しているTwitterアカウント「Can You Pet the Dog?」も反応。そもそも同アカウントは、『ディビジョン2』のベータを遊んでいる最中に、犬と触れ合うことができなかった個人的な苛立ちをきっかけに立ち上げられたという経緯がある(関連記事)。そんな『ディビジョン2』のポスト・アポカリプス世界にて、ついに犬と触れ合えるようになるということで、同アカウントは喜びの言葉をつづっている。

https://twitter.com/CanYouPetTheDog/status/1227314561147166722
Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

Articles: 1953