『Apex Legends』新レジェンドが「レヴナント」に正式”変更”。死に抗う力を備えた、 復讐にうなされる生ける悪夢


Electronic Arts/Respawn Entertainmentは1月31日、『Apex Legends』シーズン4「アシミレーション」のローンチトレーラーを公開した。これに伴い公式サイト内の文章表記も変更。シーズン4で実装予定の新レジェンドが「レヴナント」であることが正式に明らかとなった。

まずは今回の騒動をおさらいしておこう。1月23日『Apex Legends』運営チームはシーズン4に関する概要動画を公開。そこでは新武器の実装やランクシステムの改定内容と共に、新レジェンドである「フォージ」の紹介がなされていた。彼はその筋骨隆々な肉体そのままにパワーを特徴とするキャラクターであり、『Apex Legends』と世界観を同じくするFPS『タイタンフォール』に登場する企業「Hammond Robotics」とスポンサード契約を結んでいた。一方、その傲慢な態度から他のレジェンド達からは快く思われていないという人物でもあった。

だが状況は一変する。1月27日、突如公開されたトレーラー内にてフォージは暗殺されてしまったのだ。鮮血を撒き散らす彼の背後に立っていた赤い影の姿は以前より実装が噂されていたレヴナントと酷似しており、ファンコミュニティではついに正式登場かと話題になっていた。事件に伴い公式サイトの表記も変更。レジェンドの紹介文が「ジミー・フォージ・マコーミック安らかに眠る 生涯無敗(たった1度を除いて)」とフォージの落命を強調する内容に書き換えられてしまう。その後『Apex Legends』公式Twitterを通じてフォージの雇い主であるHammond Roboticsに怪事件が発生したことが発表。従業員3名が破損データと入れ替わるように失踪したほか、社内の監視カメラにはトレーラーにて見覚えのある姿が確認できたようだ。

そして1月31日シーズン4「アシミレーション」のローンチトレーラーが公開。その内容はレヴナントがApexゲームに参戦するまでの経緯が描かれたものであった。クライアントのHammond社から普段どおり依頼を請け負うレヴナント。現場を襲撃して要人を殺すだけの簡単な仕事……のはずだった。淡々と業務を終え帰路に着こうとする彼は一つの真実に気づいてしまう。鏡に映る自分の姿。老朽化したセーフハウス。全てはHammond社が見せたまやかしであり、彼は人間ではなく、意思もなく、命じられれば殺戮を行う鉄と皮だけの生ける悪夢。自らを陥れた者を全て抹殺し、この夢から覚めるため、レヴナントは固く復讐を誓うのであった。

これにより公式サイト内の表記も再び変更。ページトップにはフォージではなくレヴナントのキャラクターイラストが描かれ、新レジェンド紹介欄に関してもレヴナントの内容に置き換わっている。概要によると彼は「人知を超えたアビリティで敵を狩り、死に抗う」という。トレーラー中では一度頭を撃ち抜かれているが黒い霧に包まれた後即座に復活、敵の背後を取っている。また期間限定のハロウィンイベントに登場した際には、死亡したレジェンド達を黒霧で包み、不死のゾンビに変える力をプレイヤーに見せつけた。彼が持つアビリティが「死を回避する」能力なのか「死をトリガーとして発動する」能力なのか、はたまた全く異なる能力なのかは依然として不明のままだ。

トレーラーの最後には彼と同じく復讐心に身を染める少女が登場している。また彼の所属する組織「マシーナリー・シンジケート」はかつてキングス・キャニオンに混乱をもたらし、ワールドエッジが存在する惑星タロスの組織と目下抗争中らしいことが以前より明らかとなっている。また今回公開されたトレーラーは本編より25年前に発生した事件に関連するものらしい。

レヴナントの登場により進展していくであろう『Apex Legends』の物語にも期待したい。『Apex Legends』シーズン4「アシミレーション」は2月4日実装予定だ。