『LoL』の世界を活用するレーベル「Riot Forge」より新作2作品発表。ターン制RPGとエコー主人公のアクションゲームに
日本時間12月13日に行われている「The Game Awards」のイベント内で、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』と世界観を共有する新作ゲームが2タイトル発表された。サードパーティーが『LoL』のIPを活用してゲームを制作できる「Riot Forge」の第一弾となる。
ガングプランク失墜後のビルジウォーターが舞台の『RUINED KING』
最初に発表された『RUINED KING』は、ストーリー重視のシングルプレイヤー向けターン制RPG。制作するのはAirship Syndicate、『Battle Chasers: Nightwar』などを手がけたスタジオだ。トレーラーでは『LoL』のチャンピオン「スレッシュ」が登場し、幽霊と怨念に満ちた島「シャドウアイル」から海の荒くれものたちが集う港町「ビルジウォーター」へ迫る、不気味な破滅を予告する。
人気チャンピオン・エコーが主人公の『CONV/RGENCE』
次に発表された『CONV/RGENCE』は、『LoL』の人気チャンピオンである「エコー」が主人公のシングルプレイヤー向けアクションだ。時を巻き戻し、起こってしまったことをなかったことにしてやり直すことのできる彼の能力は、確かにシングルプレイヤー向けアクションにうってつけだ。エコーの出身地域である「ゾウン」、「ピルトーヴァー」はいわゆるスチームパンクの都市のような場所なので、ゲーム内容としては高層建築の間を縫って移動するようなアクションゲームになるのではないかと思われる。
ゲーム内容は不明なものの、新しい『LoL』の物語に期待
Marvelとの提携によるコミック展開が2018年末に始まって以来、Riot Gamesは『LoL』世界独自の物語展開に力を入れている。こうしたIP周りの展開強化の一環として12月6日にアナウンスされたのが「Riot Forge」だ。
『RUINED KING』の舞台となるビルジウォーターは2014年のゲーム内イベント「燃え盛る波濤」にて、ガングプランクの失墜と再誕が描かれた地域だ。その後、この地域に関するストーリー展開はチャンピオン「パイク」の追加程度だった。シャドウアイルについても、ここ数年の新しい展開はあまりない。
『CONV/RGENCE』で描かれるゾウンとピルトーヴァーについても、2016年12月に実装されたチャンピオン「カミール」での描写以来、物語の新しい展開はない状態だった。Marvel提携でのコミックは「フレヨルド」や「デマーシア」といった地域の変化を描くものだったが、その一方で置き去りになってしまっている場所があったのだ。
『LoL』の世界設定ファンや、Riotが生み出すハイクオリティな物語が好きな人にはたまらない今回の発表タイトルたち。Riot Forgeでは今後もおそらく、新しい『LoL』の物語を描くタイトル群が発表されていくはずだ。