『フォートナイト』プロプレイヤーの14歳少年が、いたずらの虚偽通報「Swatting」の被害。試合中のチームに緊張走る


『フォートナイト』プロプレイヤーのCody ‘Clix’ Conradくんが、Swatting被害にあっていたとして、心配する声があがっている(Dexerto)。Swattingとは、虚偽の911番通報により他人の家などに警察部隊を出動させる行為。SWATが厳戒態勢で目標の場所で突撃することもあり、過去には死者を出す事件などもあった、極めて悪質なイタズラ行為として認知されている。今回は『フォートナイト』を愛する弱冠14歳の少年が、被害を受けたようだ。

Clixくんは、2005年に生まれた14歳の少年。フォートナイトワールドカップやフォートナイトチャンピオンシリーズ(FCS)に出場しており、これまで約2500万円を稼いできた実績を持つ。『フォートナイト』界隈では有名なTfue氏と熱い建築バトルを展開した少年としても知られている。10月26日もFCSに参加するため『フォートナイト』をチームメイトと配信していたが、戦いを繰り広げている最中Clixくんは突然「警察がいる」と報告。「ちょっと待ってて、行かなきゃ。」と話し、戦場を離れた。突然の報告にチームメイトは動揺しながらも、試合を続けた。結果的に、ClixくんはSwatting被害を受けていたようだ(動画リンク)。

ClixくんはSwattingを受けた際には、すでに倒れており試合には大きな影響はなく、チームはそのままビクトリーロイヤルを勝ち取った。Clixくんやその家族にも、ケガはなかったようだ。しかしながら、チームに与えたショックも小さくなかった。その後Twitterにて「Swattingにはぞっとするよ、なんの意味があるんだ」とこぼしている。一方で、「警官のSnapchatをゲットしたぜ」とはしゃぐ年齢相応の言動も。大舞台を経験しているとはいえ、武装した警察が家にやってくるというのは、本人にとっても家族にとっても恐怖以外の何者でもないだろう。

『フォートナイト』といえば、フォートナイトワールドカップのソロ部門で優勝した16歳の少年も、同様にSwatting被害を受けていた(関連記事)。Swattingについては、悪質なイタズラとして深刻視されており、死亡者を出した事件においては、Swattingを仕向けた人物にも、実際に虚偽通報をした人物にも刑罰が下っている。『フォートナイト』のプロプレイヤーとなれば、知名度が極めて高くなりやすく、標的にもなりやすい。Swattingのリスクが周知され、悪質なイタズラが減っていくことを願いたい。