『Dead by Daylight』PTBにて「Stranger Things」コンテンツ配信開始&解説。3つの能力を携えた殺人鬼「デモゴルゴン」の実力やいかに


Behaviour Interactiveは9月5日、『Dead by Daylight』プレイヤーテストビルド(以下、PTB)にて「Stranger Things」コラボコンテンツの追加を行なった。生存者2種、殺人鬼1種、マップ1種の同時追加は、今年で3周年を迎える『Dead by Daylight』では初の試みである。本記事では、殺人鬼「デモゴルゴン」の能力の詳細を解説していきたい。

デモゴルゴン:

ゲーム内で確認できるデモゴルゴンの各種能力

能力の概要は画像を参照。以下で説明されていない部分について補足を加えていく。

深淵のいざない

・設置したポータルの周りにいる生存者を「殺人鬼の本能(リージョンの能力と同様の感知方法)」で感知するとあるが、実際には設置した後に一度でも使用したことのあるポータルのみ感知の対象となる。生存者視点でポータルの位置が見えている状態のものがそうだ。

・「深淵のいざない」で感知できる範囲は、ポータルの真上と周囲2~3mほど。

・生存者は時間をかけてポータルを除去できるが、除去している最中は「忘却」状態となりデモゴルゴンの心音範囲が聞こえない。除去中にデモゴルゴンが「深淵のいざない」を発動した場合は、居場所を感知されていることを念頭に置きたい。

シュレッド

・一直線に飛び込んで攻撃を行なう。詰められる距離は溜め攻撃の比ではなく、パレット1枚窓枠1か所が固定で出現する小屋の端から端のまで移動できるほど。「深淵のいざない」をチャージする時間によって飛び込む距離が増加する。

・当たり判定はかなり狭く、ハントレスの手斧のように生存者を画面のほぼ中央で捉える必要がある。

・生存者視点では、デモゴルゴンが両手を掲げるようなポーズを取り移動速度が低下すると、シュレッドを発動する合図だ。左右に動きながらチェイスを行なうか、障害物を間に挟むように移動すると良いだろう。

ポータル

・最大設置可能数は6、ワープのクールダウンはおよそ15秒と非常に短い。

・設置したポータルはデモゴルゴンが一度使用するまで生存者は見ることができず、除去することもできない。

・生存者は一定時間をかけてポータルを除去でき、デモゴルゴンは除去された数分ポータルの最大設置可能数が減少する。ただしその後変更があり、ポータルが除去されても最大設置可能数は変わらなくなった。すぐ代わりのポータルを展開することが可能に。

・デモゴルゴンはポータルを通っている間、ポータルから出た後の数秒間「探知不可」のステータスを得る。その間は心音範囲がゼロになり、殺人鬼が向いている方向を表す赤い光(ステイン)も点灯しない。

・生存者視点で、他の生存者が除去中のポータルはハイライトされる。駆けつけて除去を手助けすることで、より早くポータルを閉じることができる。

その他

デモゴルゴンは以下のアクションを行なう際に、マップ全体に聞こえるように叫び声を出す。

・通常攻撃
・シュレッド
・パレット、発電機破壊

また、ポータル使用時にも叫び声とともに特殊な効果音がマップ全体に響く。

多彩な能力を持つデモゴルゴンだが、発電機を修理中の生存者に行動を把握されやすいという『Dead by Daylight』の世界の殺人鬼としては致命的な欠点もまた目立つというのが筆者の正直な感想だ。しかし、これらはすべてPTB段階での能力のため、本実装時には能力が調整される可能性があることに注意。

最後に、デモゴルゴンの各アクションで得られるブラッドポイントの一覧を紹介したい。

・シュレッド:800
・ポータルを開く(ポータルを設置):200
・次元間移動(ポータルから別ポータルへワープ):50

加算されるカテゴリはすべて「邪悪」カテゴリで、シュレッドのプラス800という数字が非常に嬉しい。殺人鬼の中でも非常にポイントを稼ぎやすいキャラクターになるだろう。『Dead by Daylight』ver3.2.0で同時に変更される新ブラッドウェブの仕様も相まって、しばらくは頻繁に遭遇する殺人鬼となりそうだ。

なお、デモゴルゴンが殺人鬼の場合の生存者のアクションによる取得ブラッドポイントは以下の2つ。共に「大胆」カテゴリに分類される。

・ポータルを閉鎖(作業進行度に応じて):120
・ポータルを閉鎖(閉鎖完了):100