犬が飼い主を引きずり回すアクションゲーム『PLAY DOG PLAY TAG』Steamストアページ公開。街を破壊しホネを奪還せよ

犬を操作し飼い主を引きずり回すゲーム『PLAY DOG PLAY TAG』のSteamストアページが公開された。『PLAY DOG PLAY TAG』は、リードで繋がれた飼い主を放ち、街中を破壊しながら、大事なホネを盗み出した犯人を追うアクションゲームである。

ニューロン・エイジの社内インディーゲーム開発プロジェクト「Project Pegasus」は7月24日、犬を操作し飼い主を引きずり回すゲーム『PLAY DOG PLAY TAG』のSteamストアページを公開した。ストアページには早期アクセスゲームの表記があり、公式Twitterによれば「リリースはもうしばらく先」になるそうだ。

『PLAY DOG PLAY TAG』は、可愛らしい犬が飼い主と共に散歩に出かけるゲームではない。本作は、時に人間をも凌駕する賢い犬を操作し、リードを握りしめた飼い主を放ち、奪われたホネの奪還を目指すゲームだ。犬たちは街中を破壊しながら、大事なホネを盗み出した犯人であるたぬきを追いかけ、飼い主を使ってホネを奪い返していく。犬のリードにしがみついている飼い主は、前方に放つことで街中にある建造物を破壊したり、攻撃が可能。3段階あるチャージによって、飼い主を放つ強さを調整し、遠くまで飛ばすこともできる。飼い主を使って破壊の限りを尽くしていると、時折ボム/バリア/ファイアボールなどの特殊能力を持った飼い主がドロップするので、これを取得することで飼い主がパワーアップするそうだ。

また、ローカルマルチプレイでは犬同士がホネを巡った血みどろの争いを繰り広げるバトルロイヤルモードが用意されており、他の犬から骨を強奪したりしながら、縄張りの覇権を賭けた熾烈な闘争が描かれるという。ここまでは飼い主ばかりが人間離れした印象だが、PVからは犬たちも常軌を逸した挙動で画面の中を駆け回る姿が確認出来ている。人間にしては頑強な飼い主を引きずり回すに相応しい動きを見せてくれているので、目まぐるしい争いが繰り広げられることになるのだろう。

過酷な飼い主の現実が描かれている本作だが、開発を行っているニューロン・エイジは、大阪に本社があるゲーム会社だ。いくつかのスマートフォン向けタイトルを手掛けているほか、コンシューマー向けタイトルの開発実績には同社が関わった著名タイトルがずらりと並んでいる。『デビル メイ クライ5』ではモーション制作、『バイオハザードRE:2』ではイベントシーンの制作、『DARK SOULS II』ではモーションを担当したといい、また映像作品でも「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」で戦車モデルを手掛けている。「Project Pegasus」による作品こそ始めてだが、作品群を見ていると本作のクオリティには期待できそうなので、まずは早期アクセスの開始を待ちたい。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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