『LoL』少年アニメをテーマとしたスキンシリーズ「バトルアカデミア」がパッチ9.10で登場

『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは5月1日、パッチ9.10実装予定の新規コンテンツを公開した。大型スキンシリーズ「バトルアカデミア」では、6体のチャンピオンに少年アニメをテーマとした新スキンがリリースされる。

『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは5月1日、パッチ9.10実装予定の新規コンテンツを公開した。大型スキンシリーズ「バトルアカデミア」では、6体のチャンピオンに少年アニメをテーマとした新スキンがリリースされる。

主人公は超能力に目覚めたエズリアル少年

バトルアカデミアシリーズの主人公となるのは、レジェンダリースキンとしてリリースされる「バトルアカデミア エズリアル」だ。エズリアルは元気で美少年然としたキャラクターから『LoL』で大きな人気を誇るチャンピオン。性能としては遠距離攻撃を行うダメージディーラーで、昨年に行われた小規模アップデートも好評であった。

スキンの背景としては、孤児として育ったがミドルスクール(日本での中学校におおむね相当)を卒業する頃に超能力に目覚めた結果、名門学園に入学することとなった1年生というキャラクター設定が明かされている。レジェンダリースキンは高価かつ豪華な仕様を誇るスキンで、キャラクターモデルやスキル使用時の演出などは全て新規となっている。さらにリードスキンライターのJared Rosen氏のツイートによれば、このエズリアルのスキンの独自ボイスでは「少年漫画の主人公の成長を織り込む」試みがなされているそうである。

なお、「バトルアカデミア エズリアル」のダンスはアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!2」オープニングが元ネタとなっているようだ。そもそもエズリアルというチャンピオンは、基本スキンのダンスもアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングから採られている。このスキンも発想からして、世界中で人気の日本産コンテンツであるアニメ・漫画へのオマージュやリスペクトをふんだんに盛り込んだものであるようだ。

エズリアルを囲む仲間たちには新チャンピオンも

少年アニメの主人公には、周りを彩る仲間が欠かせない。バトルアカデミアシリーズとして、エズリアルのほかに5体のチャンピオンに新規スキンがリリース予定だ。Jared Rosen氏の別のツイートの内容も織り交ぜて、各スキンを紹介しよう。

赤毛のポニーテールが元気な印象の「バトルアカデミア ラックス」は、光を操るメイジ・ラックスのスキン。学園では1年生とエズリアルと同級生であり、エズリアルは彼女に好意を抱いているようだ。プレステージエディションもリリース予定とのこと。

どこか危険な影を感じさせる「バトルアカデミア カタリナ」は、二刀流のナイフを操るアサシン・カタリナのスキン。学園では2年生で、校内で唯一戦闘行為を認められているアサシンクラブのトップメンバーでもある。行方不明になっている元校長のひとりは、彼女の父親だという。

さわやかな笑顔でハンマーを携える「バトルアカデミア ジェイス」は、キャノンに変形するハンマーで戦うファイター・ジェイスのスキンだ。2年生として学園に在籍する彼は市内の有名人でもあり、さらには発明家でもある。発明に打ち込む彼の動機が過去の惨劇にあることは誰も知らない。

主人公が共に成長する年の近い仲間のほかにも、見守ってくれる大人たちも、マンガやアニメにはつきものだろう。「バトルプロフェッサー グレイブス」は大きなショットガンを武器とするマークスマンであるグレイブスのスキン。学園に勤める前は軍に所属する一兵士であったが、現在は教授として研究に打ち込んでいる。人に何かを教えるのも、子供も嫌いという偏屈な人物。

さらに新チャンピオンであるユーミについても「バトルプリンシパル ユーミ」スキンがラインナップに加えられている。学園では2人の元校長が失踪しており、ふさわしい人間が見つかるまで猫のユーミが校長を務めることになった(プリンシパルとは校長先生のこと)。猫の身にもかかわらず、魔法が記載された本を焦点として、破滅的なエネルギーを操る。

・バトルアカデミア エズリアル(レジェンダリースキン):1820RP
・バトルアカデミア ラックス:1350RP
・バトルアカデミア ラックス プレステージエディション:入手方法等不明
・バトルアカデミア カタリナ:1350RP
・バトルアカデミア ジェイス:1350RP
・バトルプロフェッサー グレイブス:1350RP
・バトルプリンシパル ユーミ:1350RP
※以上の価格は予価

エズリアル以外の各スキンには、色違いであるクロマも発売予定。LoL公式パートナーから配布される限定クロマは「バトルアカデミア ジェイス(エメラルド)」になる。「バトルアカデミア ラックス プレステージエディション」以外のスキンはすでにPBEに実装済みであり、実際のプレイを試してみることも可能だ。

スキン以外にもPBEストアではサモナーアイコンやエモート、ワードスキンといった関連コンテンツが確認できている。プレステージエディションのリリースも予告されているため、おそらく期間限定イベントも行われるのだろう。

バトルアカデミアの今後の展開はまだ不明

近年の『LoL』は、スキンシリーズの展開に力を入れている。ゲーム内設定サイト「ユニバース 」では「スターガーディアン」や「オデッセイ」といったスキンシリーズを「もう1つのユニバース」として独自展開させている。大型新規シリーズであるバトルアカデミアに同様の展開がないとは言い切れない。新しい情報を楽しみに待ちたい。

Sawako Yamaguchi
Sawako Yamaguchi

雑食性のライトゲーマー。幼少の頃からテレビゲームに親しむが、プレイの腕前は下の下。一時期国内外のTRPGに親しんでいたこともあり、あらゆるゲームは人を楽しませるだけでなく、そのものが出発点となって人と人を結びつけ、新しい物語を作る力を持っていると信じている。2012年から始めた『League of Legends』について、個人ブログやTwitterにて日本語で情報発信を続けている。

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