『LoL』パッチ9.8では大型新スキンが連続リリース。昨年の世界大会優勝記念スキンや新レジェンダリースキンが登場

『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは日本時間3月20日、パッチ9.8から9.9にかけて実装予定の新規コンテンツをPBEなどで発表した。

『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは日本時間3月20日、パッチ9.8から9.9にかけて実装予定の新規コンテンツをPBEなどで発表した。2018世界大会優勝記念スキン、レジェンダリースキン、K/DA イブリン プレステージエディションがパッチ9.8でリリース予定。MSIイベント関連コンテンツはパッチ9.9予定となっている。

注意:以下の新コンテンツ紹介画像はPBE公開時のスクリーンショットであり、正式販売時の価格とは異なる。また、PBEストアで公開されていない新規コンテンツも存在する。今後、以下の新コンテンツはキャンセルされたり、名称や価格が変更されたりすることがあるので注意。

PBEストアで確認できた新規コンテンツ。Invictus Gamingスキン全6種、ギャラクシースレイヤー ゼド、覇者アリスター、K/DA イブリン プレステージエディションが新スキン。2019 覇者ワードはMSIイベント限定と思われる。王者ホットドッグはInvictus Gamingスキンシリーズのワードスキン。

2018世界大会優勝チーム「Invictus Gaming」記念スキン

昨年の10~11月にかけて韓国で開催された、2018年の世界大会「2018 League of Legends World Championship」の優勝チームを記念する、新しいESportsスキンがPBEに登場した。優勝チームである中国の「Invictus Gaming 」のチームカラーである白とグレーが基調となっている。

中国公式微博にて発表された、Invictus Gamingスキンの集合スプラッシュアート。この集合アートを分離したスプラッシュアートが各スキンに用意されている。

世界大会優勝記念スキンは、その年に優勝チームが世界大会で使用したチャンピオンから制作される。今回のラインナップは以下のとおりだ(リンク先は有志による英語のPBE動画)。

Invictus Gaming カミール:Ning選手(ジャングル)
Invictus Gaming フィオラ:TheShy選手(トップ)
Invictus Gaming イレリア:Duke選手(トップ)
Invictus Gaming カイ=サ:Jackylove選手(ADC)
Invictus Gaming ルブラン:Rookie選手(ミッド)
Invictus Gaming ラカン:Baolan選手(サポート)

フィードバックスレッドによれば、各スキンの単体価格は1350RP。Esportsスキンが購入できるのは原則的に国際大会イベント期間のみとなっている(サポート記事参照)ので、お買い逃がしなく。

中国公式微博によれば、こちらのスキンには、ワードスキンも制作されるようだ。2018年LPL夏プレイオフの決勝戦の観客席にて、チームオーナーの王思聡氏がホットドッグを丸かじりにしている様子が激写されたのが、このワードスキンの元ネタになっている。優勝直後にあった「このネタでぜひワードスキン制作を」とのリクエストを、スキン開発チームが叶えた格好になる。スキンのセット販売などの情報はまだ不明だ。

 

イブリンの登場でついに勢ぞろいするK/DAプレステージエディション

昨年の世界大会で衝撃的なデビューを飾った「K/DA」スキンシリーズ。その後「プレステージエディション」として続々とリリースされてきたスペシャルスキンも、ついに最後の1人がPBEにお目見えした。フィードバックスレッドによると、予価は100プレステージポイント。イベント限定ではなく、2019年のみの通年販売となる(詳細)。

なお、これらの通年販売プレステージエディションスキン購入に必要な「プレステージポイント(PP)」の入手について、今後新たな入手方法が追加されることが告知されている。NA本社のデザイナーであるMort氏のコメントによれば今後、イベントパスが販売されるイベントでは、1100トークンと100PPを交換することができるようになる。トークンはイベント期間限定で、イベントパスを購入した上で大量に稼ぐことができるポイントだ。またイベントパスを購入すると合計5つの「マイルストーンミッション」が追加され、各ミッションのクリアで5PP、すなわち1イベントで合計25PPを獲得できるようにもなる。PPはこれまで、ストアの「戦利品」タブからゲーム内有料通貨で購入する、高額のセットのみでしか入手できなかった。このため、PP交換となるプレステージエディションスキンの獲得方法については、これまでコミュニティからの批判が大きかった。

今回の告知は、イベントパスの購入にくわえてトークンを稼ぐための長時間のプレイを行えば、それを代替できるというものだ。今年はイベントパスを販売するイベントが4つ控えているとも告知されている。全てのイベントでパスを購入し、マイルストーンミッションを全てこなして合計100PPを集めるもよし。多くの試合をこなしてトークンを一気に100PPに変換し、プレステージエディションスキンをどんどん交換するもよし。プレステージエディションスキンの在り方についてはRiot側も試行錯誤しているようだが、選択肢が増えたのはユーザーにとって悪いことではないだろう。

 

ゼドのレジェンダリースキンが実装、合わせて日本サーバーではボイスの変更も

シーズン2019年のスキン予告(YouTube動画)にて「アメージングでファンタスティックで―ゼドやジンみたいに最高でレジェンダリーなあなたへ」と言及されていたことから予想されていた、ゼドのレジェンダリースキンがついに登場する。「ギャラクシースレイヤー ゼド(Galaxy Slayer Zed)」はフィードバックスレッドによると1820RPにて発売予定。3Dモデル・VFX・SFX・ボイスが全て新規制作となっており、非常にリッチなスキンだ(有志制作のYouTube動画)。リコール時の演出で、マスクに隠された素顔をあらわにすることも話題になっている。

さらに日本サーバーでは、同時にチャンピオンそのもののボイス変更を行うことも告知されている。この変更は独自のボイスを持つレジェンダリースキンの実装に伴うものだ。変更後の新ボイスはPBEで聞くことができる(有志制作のYouTube動画)。

 

春夏間国際大会MSIへ向けた新スキン、新クロマたち

今年のMSI(Mid-Season Invitational)イベントにて発売されるレガシースキンは「覇者アリスター(Conqueror Alistar)」。フィードバックスレッドによれば予価は1350RP。現在のPBEは9.8パッチサイクルではあるが、こちらのスキンはMSIが始まるパッチ9.9期間にならないと実装・販売されないそうである。また、このスキンの収益の25%がMSIの賞金総額に加算されることとなっている。

MSI期間中に販売された既存のレガシースキンである「覇者」シリーズと「チャレンジャー」シリーズに、今年は黄金のクロマも実装される。現時点ではこれらの入手方法は不明。

今年は5月1日に開幕となるMSIの期間中には、こういったクロマやアイコン類を入手できるイベントも開催されると考えられる。情報が入り次第こちらの記事を更新していく。

【最終更新:2019/04/05】

Sawako Yamaguchi
Sawako Yamaguchi

雑食性のライトゲーマー。幼少の頃からテレビゲームに親しむが、プレイの腕前は下の下。一時期国内外のTRPGに親しんでいたこともあり、あらゆるゲームは人を楽しませるだけでなく、そのものが出発点となって人と人を結びつけ、新しい物語を作る力を持っていると信じている。2012年から始めた『League of Legends』について、個人ブログやTwitterにて日本語で情報発信を続けている。

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