『フォートナイト』のマーカーシステムが『Apex Legends』のようなスタイルに大幅改善。仲間とのあらゆる情報の共有が容易に
Epic Gamesは2月28日、『フォートナイト バトルロイヤル』のシーズン8アップデートを配信し、パッチノートを公開した。その内容には”マーカーシステムの大幅な改善”が含まれている。具体的には、先月リリースされた『Apex Legends』に採用されている、仲間とのコミュニケーションを密に図れるシグナルシステムに近いものになった。
Fortnite: Can I borrow your homework?
Apex: Yeah, just make sure to change it a little
Fortnite: pic.twitter.com/SqURXEM94k— TmarTn (@TmarTn) February 28, 2019
これまでのマーカーシステムとの違いとしては”マーカーを打った目的がすぐに分かる”という点で、落ちているアイテムの種類やレアリティ、進行方向とそこに辿り着くまでの距離、敵プレイヤーの位置など、あらゆる情報をスムーズに仲間に伝達することが可能となった。これは、先述したようにRespawn Entertainmentが開発するバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』が提供するシグナルとほとんど同様の機能となる。このシステムは仲間との情報共有を分かりやすく行えることから、コミュニティ内で高い評価を得ていた。
このアップデートにより、『フォートナイト』でもチーム内であらゆる情報を共有しやすくなったと言えるが、それでいてプレイヤーに求められる操作はシンプルなまま。以前と同様、PC版ではマウスのホイールボタン、コンソール版では十字キー(D-Pad)の左に初期配置されており、もちろん任意のボタンに設定し直すことも可能である。設定したキーで一括して利用することができるので、伝えたい情報ごとにキーを区別して入力する必要はない。シングルクリックで落ちているアイテムの種類とレアリティや進行方向を、ダブルクリックで敵プレイヤーの位置など危険であることを示すマーカーを発することができる。
『Apex Legends』は鳴らしたシグナルに応じてキャラクターが喋るため、視覚と聴覚といった2つの要素で仲間の伝えた情報を把握することができる。しかし『フォートナイト』ではキャラクターが声を発さないため、Epic Gamesは代替手段をとったようだ。たとえば、敵プレイヤーの位置を示すマーカーを打った際は、赤い矢印とともに危険であることを思わせるサイレンのような効果音を発する。落ちているアイテムにマーカーを打てば、興味を引く効果音とともに、種類とレアリティが分かるミニアイコンが表示される。大きな変更とはいえ、直感的に分かりやすいよう工夫がされていることから、既存のシステムに慣れたプレイヤーでも馴染みやすいのではないだろうか。
『フォートナイト』シーズン8アップデートの内容についても軽くふれておこう。ストーリーが進行し、マップ上に巨大な火山が出現した。これに伴い、新地域であるレイジー・ラグーンとサニー・ステップが追加されている。また、シーズン8開幕に合わせて新たなバトルパスが販売開始され、100種類以上の新登場・限定の報酬をアンロックできる。さらに、今シーズンからの新機能として、フレンドとパーティーを組んでデイリーもしくはウィークリーのチャレンジクリアを協力して進めることが可能となった。チャレンジを一人で進めるのが億劫だったプレイヤーは、友人とともに達成を目指すのもいいかもしれない。