『スマブラSP』更新データVer.1.2.1配信、いくらかの問題を修正。“しずえインフィニティ”は健在
任天堂は12月21日、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(スマブラSP)』の更新データVer.1.2.1を配信した。公式サイトには、この更新データについて「ゲームを快適に遊んでいただけるよう、いくつかの問題を修正しました。」と記載されている。
『スマブラSP』にて最近取りざたされている問題といえば、「しずえインフィニティ」が思い浮かぶだろう(関連記事)。「しずえインフィニティ」と呼ばれているバグの再現手順は、ファイターのしずえ2体をアシストフィギュアに向かわせ、同時に釣り竿を投げる(横B)を繰り出す。タイミングが同時なら、どちらかのしずえがアシストフィギュアを無限に呼び出し続けるというもの。強力なアシストフィギュアが、大量に増殖し続けるというド派手かつシュールな絵面が話題を呼んだ現象である。
弊誌で検証したところ、結論からいうとこの現象はVer.1.2.1ではまだ健在であった。以前と同じやり方で、再現することが可能。ちなみに“しずえインフィニティ”の対象になるのは、アシストフィギュアだけでなく、取得すると特別な行動をするアイテム全般であるようだ。ただし、釣り竿に引っかかるような大きさでないと難しいかもしれない。たとえば、ワープスターをとったりハンマーをとったりしても、硬直したり暴れだすなど、普段とは異なるしずえの行動が確認できる。また弊誌でも報じた「パチンコバグ」についても、同じく健在であることを確認した(関連記事)。「パチンコバグ」とは、しずえのパチンコを始まりとし、しずえとむらびとが「しまう/とりだす」のラリーをすることでゲームが停止してしまう現象。発見した時の同じ条件で再現できる。
ただし、気をつけてほしいのは、おそらくこのふたつの現象は不具合であること。アシストフィギュアの無限増殖や通常では考えらないほど、キャラクターを増殖させることになり、ゲーム停止させる現象については、説明不要だろう。いずれは更新データがくると思われるので、他人の画像や動画を見ておく程度にすることをおすすめしたい。
なお任天堂は、シリーズ初心者のためのガイドページを新設した。このページは随時更新されていくという。今作はチュートリアルと呼べるものが充実していないとし、一部ネット上ではゲームに馴染むのが難しいのではないかという声も寄せられていたが、それに呼応する形になるのだろう。アメリカでは売上300万本を突破するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せる『スマブラSP』。ライブ型のサービスとして、長らく楽しめるタイトルになるのではないだろうか。