Ubisoftは8月22日、剣戟アクション『フォーオナー』スターターエディションの無料配布を開始した。今回対象となっているのは本作のSteam版で、配布期間は8月28日午前2時まで。スターターエディションは初期状態でアンロックされている操作ヒーローの数が制限された製品であり、通常版よりもヒーローのアンロックに時間を要するかわりに、安価でゲームを始められるようになっている。利用できるゲームモードやマップは通常版と変わりない。
またSteamおよびUbisoftの公式ストアでは、スタンダード/デラックス/ゴールドエディションの75%オフセールが開催されており、それぞれ1944円/2268円/3240円で販売されている。Xbox One版に関しては、Xbox Live Gold加入者向けの特典Games with Goldの対象タイトルとして、8月16日～9月15日まで『フォーオナー』のスタンダード・エディションが無料提供されている。
『フォーオナー』は2017年2月に発売された剣戟アクションゲーム。プレイヤーは「侍」「ヴァイキング」「ナイト」という文化の異なる勢力に分かれ、それぞれ武器とムーブセットが異なる計18体のヒーローから1体を選択し、1対1、2対2、4対4のさまざまなゲームモードで対決する。特殊な操作方法に慣れる必要があるため新規プレイヤーにとってはハードルが高いが、経験を積むと奥深い駆け引きと読み合いを楽しめるようになる。
他のマルチプレイ対戦ゲームや格闘ゲームでは代えられない独特の魅力を有していること、そして開発元のUbisoft Montrealが粘り強くアップデートを続けていることもあり、発売から1年半が経過した今でも一定数のプレイヤーから遊ばれている。今年2月には、本作の月間ユニークユーザー数が100万人を超えていると発表されたほど（関連記事）。今回の無料配布対象となっているSteam版に関しても、運営2年目に突入した今年2月以降、プレイヤー数を盛り返している（SteamCharts）。
コンテンツの追加は今後も続き、10月16日には本作最大の有料追加コンテンツ「Marching Fire」が配信される予定である。東の国からやってきた新しい勢力「武林の者」、PvEコンテンツ「アーケード」、新しい4対4ゲームモード「ブリーチ」などが収録されるものだ（ブリーチモードは無料）。「武林の者」の初期ラインナップとして追加されるヒーローは、天地、将軍、女侠、少林の4体。ブリーチモードは攻城戦となっており、城に攻め込む攻撃側と、城を守り抜く防衛側に分かれて対戦する。マッチの流れについては、以下の公式解説動画を参考に。
先述したPvEコンテンツのアーケードモードは、毎回条件が変わる対Bot戦であり、ソロもしくは2人協力でプレイ可能。プレイヤーとBotの両サイドに何かしらの能力補正・能力低下効果が適用されたうえで戦うことになる。付与される効果内容はマッチごとに変わるため、都度戦略を変えていく必要がありそうだ。このように「Marching Fire」の実装により『フォーオナー』のコンテンツはPvP、PvEともに充実化が進む。学習に時間を要するタイトルではあるが、チュートリアルの刷新と訓練用アリーナの追加を経て特訓しやすくなっている。気になっていた方は、これを機に本作をトライしてみてはいかがだろうか。
