『Dead by Daylight』の最新DLC「CURTAIN CALL チャプター」が国内PS4向けに配信開始。これを機に「Year3」で追加された新要素を整理
『Dead by Daylight』は2018年6月に2周年を迎え、新たなチャプター「CURTAIN CALL チャプター」や、いわゆる課金要素である「オーリック・セル」を追加するなど、大きな変化がいくつかあった。7月27日には、国内PlayStation4版の「CURTAIN CALL チャプター」もリリースされ(PlayStationストア)、これにより全てのプラットフォームで本格的に「Year3」へ突入したことになる。この記事では、2周年を迎えた『Dead by Daylight』がどのように変化したのか、どのような追加要素があるのかということを整理しながら、お伝えしていく。追加されたキャラクターやシステムについて、より詳細な情報を届けることを目的としているため、『Dead by Daylight』の熟練プレイヤーである、さとくろさんの解説も合わせて紹介している。
『Dead by Daylight』は、プレイヤーがキラー側とサバイバー側に分かれ、命がけの鬼ごっこを行う、非対称PvPという構図が人気のタイトルだ。ホラーとアクション要素が組み合わさったゲーム性が特徴で、リリース当初から話題を呼んでいた。『Dead by Daylight』は上述した通り、2016年6月14日にリリースされ、今年6月に2周年を迎えたところだ。それ以降は3年目に差し掛かるため、「Year3」という期間に突入したことになる。様々なアップデートが行われたのだが、まずは毎回コミュニティからの注目度が高い、チャプターについて紹介していこう。
本作からは定期的にDLCがリリースされ、そこには新しく追加されるキャラクターとマップが収録されている。そして、そのDLCをリリースした後の期間はチャプターと呼ばれ、次のDLCがリリースされるまで継続される。本記事を執筆時点のチャプターは「CURTAIN CALL チャプター」である。このDLCには新キラー「クラウン」と、新サバイバー「ケイト・デンソン」が収録されている。このようにDLCがリリースされるたびに、新たなキャラクターが登場するため、プレイヤーからの注目度は非常に高くなる。
この注目度の高さは、ホラー映画やスプラッター映画に登場した有名キャラクターとのコラボレート以降、さらに増したように思われる。有名なところでは、「エルム街の悪夢」シリーズの「フレディ・クルーガー」や、「悪魔のいけにえ」シリーズの「レザーフェイス」が挙げられる。そういった、ホラー映画ファンからも愛されるコンテンツをリリースし続けていることが特徴だ。
次に、「Year3」で大きく変化した内容として、「オーリック・セル」や、「新たな衣装」の追加、「非ライセンスキャラクターの無料アンロック」などゲーム内のストア周りの仕様変更を紹介していく。「オーリック・セル」とはいわゆる、お金を支払うことで入手できるポイントであり、それによって有料アイテムを購入することができる。有料アイテムには、上記した新しく追加された衣装を始め、これまでDLCでリリースされてきたキャラクターも含まれる。なお、現段階で国内PS4版では、「オーリック・セル」は未実装である。
また、「非ライセンスキャラクター」は、これまで特定のスキルを解放するために消費していた「イリデスントシャード」で購入できるようになった。これら仕様変更について整理するために、冒頭で述べた動画配信主のさとくろさんの解説を紹介していく。
――「Year3」(Ver 2.0.0)以降、ストアの変更点について教えてください。
このアップデートが来るまではゲーム内ストアで衣装を買うことはできず、Steamでシリーズ別に一纏めにされた、DLC(「The 80’s Suitcase」など)を購入しなければなかったのですが、現在はゲーム内で衣装を1つ1つ選択して入手できるようになりました。これまではキラーの衣装が少なかったのですが、このアップデートによって飛躍的に衣装が増えて、服選びの楽しさが増しました。
――「オーリック・セル」によって購入できるものについて紹介してください。
「オーリック・セル」によって、課金キャラクターと衣装の購入ができます。
――非ライセンスキャラクターが「イリデスントシャード」でも購入できるようになりましたが、「非ライセンスキャラクター」と「イリデスントシャード」がどういったものか教えてください。
「非ライセンスキャラクター」とは、簡潔に言うと、映画コラボ以外のキャラクターのことです。「ハグ」や「ドクター」、「ハントレス」が「非ライセンスキャラクター」に当たります。
「イリデスントシャード」とはプレイヤーレベルを上げると入手できるポイントです。虹色の欠片と呼ばれることがありますが、どちらも同じものです。「オーリック・セル」とできることはほぼ同じですが、聖堂で持っているティーチャブルパークを再購入してBP入手することもできます。また、「ライセンスキャラクター」など「オーリック・セル」でしか購入できないものがあるため注意が必要です。
――ストアにおける「オーリック・セル」と「イリデスントシャード」の捉え方、使い道の違いについて教えてください。
両方とも衣装やキャラクターを買うことに使用できますが、「イリデスントシャード」は貯めるには、プレイヤーレベルを上げなければならないので、多くの時間を必要とします。ただし、無課金で衣装やキャラクターを入手できるのは大きなメリットです。「オーリック・セル」は課金アイテムなので、欲しいキャラクターや衣装をすぐに入手できます。
https://youtu.be/e8aqz0SmUfM
上述した内容以外にも、細かい仕様変更やアップデートは多くある。また、PC版では先日、Ver 2.1.0のテスト期間が終了し、多くのアップデートがライブサーバーに適用された。それらは開発チームに寄せられるフィードバックが反映されているという。つまり、3年目に差し掛かった今日も、精力的な開発が継続されているのは、コミュニティからのサポートが大きく関係していると思われる。新しくオフィシャルフォーラムが設立され、フィードバックの窓口が分かりやすくなったため、意見や要望がある場合は利用してみてはいかがだろう。
動画配信主 さとくろ
『Dead by Daylight』をメインに、毎日18:30に動画を投稿。キラー側をメインにプレイするスタイルが特徴だが、サバイバーのパークの知識も豊富。両陣営のパーク構成と立ち回り解説を組み合わせた動画が特に人気となっている。