『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』10月25日発売へ。ファンの声を聞き、なんと日本版海外版を両方収録

 

カプコンは本日7月13日、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』を10月25日に発売すると発表した。対応プラットフォームは、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、Steam。PlayStation 4とNintendo Switch向けに用意されるパッケージ版は税別4990円で、全機種向けのデジタル版は税別4500円。パッケージ版購入者向けには、12タイトルに登場するすべてのキャラクターのプロフィールや、ストーリーといったデータを網羅する「パーフェクトガイドALL ABOUT ストリートファイター 30周年復刻版」が用意されるという。

『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』は、『ストリートファイター』シリーズの初期作品から選りすぐった12タイトルを1本にまとめた移植作品だ。移植は、『ロックマン クラシックスコレクション』など数多くの移植を手がけているDigital Eclipseが担当する。

30周年を記念したタイトルであるが、インターナショナル版であるがゆえに、タイトルやボイス、テキストは英語表記であるとされていた。国内向けに販売されるタイトルでありながら基本仕様が海外版の仕様そのままで発売されるという点に、少なくない落胆の声が寄せられていた。カプコンはこうした声を受け、仕様の変更と延期を決断。プロモーションプロデューサーの綾野智章氏は言葉を選びながら「皆様からの様々なご意見・ご要望を頂いたことを真摯に受けとめ、出来うる限りの対応をしていきたいと思います。」と話していた。そして今回ついに国内向けの仕様を発表。その仕様とは、日本語版と海外版の両方を収録するというものだ。つまり、以下のタイトルをすべて収録する。

国内版12作品と海外版12作品が収録されるということになる。日本版と海外版では、タイトルの名称や一部のキャラクター、その他必殺技名が異なっており、同じタイトルであるが2度楽しめるというわけだ。

なお、『Street Fighter II: Hyper Fighting』『Super Street Fighter II Turbo』『Street Fighter Alpha 3』『Street Fighter III: 3rd Strike』の4タイトルはオンライン対戦に対応する。ランクマッチ・カジュアルマッチが可能で、4人まで入ることができるロビーでは、対戦を待っている間にCPU戦をおこなうこともできる。いずれのタイトルもオンラインランキングを備えているほか、オンライン対戦時のレイテンシー（遅延）を抑える「Rewind」と呼ばれる技術が導入されており、ゲーム内メニューにて自身の入力遅延を調整することができるという。ただし、タイトル名を英語で表記しているように、オンライン対戦タイトル内は海外版となるようでボイス、テキストが英語になるとのこと。オフラインでの対戦ならば日本版同士でも可能であるようだ。

イーカプコンでは、ベンガス氏が手がけるイラストをプリマグラフィで再現したグラフィックアートや、ヒナナナ氏描き下ろしのカードを含めた22枚のタロットカードを収録する限定版も発売決定している。ユーザーの声を聞き入れて装い新たに発売される『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』。日本語・海外版の両方実装や、特典や限定版の用意などを含めて、30周年を祝う豪華なタイトルに仕上げられてきた。10月25日の発売にむけて、あらためて公式サイトで仕様や特典などをチェックしておくといいだろう。