iOS版『フォートナイト バトルロイヤル』国内サーバ運用開始へ。招待コード不要、誰でも遊べる基本プレイ無料タイトル

Epic Gamesは、3月30日よりモバイル版『フォートナイト バトルロイヤル』(基本プレイ無料)の日本サーバ運用を開始することを発表した。これまでは一部ユーザのみが参加できる招待制となっていたが、今回の対応により全ユーザがプレイできるようになる。

Epic Gamesは、3月30日よりモバイル版『フォートナイト バトルロイヤル』(基本プレイ無料)の日本サーバ運用を開始することを発表した。これまでは一部ユーザのみが参加できる招待制となっていたが、今回の対応により全ユーザがプレイできるようになる。iOS版の対応デバイスはiPhone SE/6S以上、もしくはiPad Mini 4/Air 2/2017/Pro以上(要iOS 11)。他プラットフォームと同じコンテンツが含まれており、Windows/Mac/PlayStation 4とのクロスプレイおよびクロスプログレッション(進行データの共有)が可能となっている。Android版に関しても、今後数か月のうちに配信される予定だ。

iOS版『フォートナイト バトルロイヤル』はこれまで招待制で配信されていたにも関わらず、わずか10日間で5億3000万ドル(約564億円)もの売上を叩き出しているとの概算が報告されている(Sensor Tower)。同時期に北米やカナダで配信されたiOS版『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)はアプリ内課金(IAP)をオフにしているため、売上の比較はできない。ただしダウンロードランキングでは両者が1位2位を争っている状態だ。

欧米ではマスメディアに取り上げられる機会も増え、一種の社会現象と化している本作。若年層からの人気が高く、モバイル版の登場により外出先でも遊べるようになったことで、海外の学校ではWi-Fiの通信が悪化するといった問題も浮上している(Kotaku)。それだけ多くの学生が校内で『フォートナイト バトルロイヤル』をプレイしているというのが、学校関係者の見解だ。またKotakuの別記事では、普段ゲームをしない学生まで巻き込んでいるという高校教師のコメントも紹介されており、幅広い層から支持を得ていることが窺える。一方、日本国内のモバイル市場ではNetEaseの『荒野行動』が人気を博している。『フォートナイト バトルロイヤル』の登場が国内ストアの動向にどこまで影響するのか、今後の動きにも注目していきたい。

なお3月28日に配信された最新アップデート(バージョン3.4)では、遠隔操作で敵を倒す新武器「誘導ミサイル」や、新ゲームモード「スナイパー銃撃戦 2.0」が実装されている。後者は期間限定のため、気になる方は今のうちに試しておこう。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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