とあるユーザーによって『ダークソウル』の死亡ヒートマップが公開される。“死にポイント”が一目瞭然

リバースエンジニアである個人ユーザーDriftItem氏が、自身のTwitterアカウント上にアクションRPG『ダークソウル』にちなんだ画像を投稿している。その画像とは『ダークソウル』において 、プレイヤーがどこでゲームオーバーになっているのか、プレイヤーがどこにメッセージを残しているのかを可視化したミニマップだ。

リバースエンジニアである個人ユーザーDriftItem氏が、自身のTwitterアカウント上にアクションRPG『DARK SOULS(以下、ダークソウル)』にちなんだ画像を投稿している。その画像とは『ダークソウル』において 、プレイヤーがどこでゲームオーバーになっているのか、プレイヤーがどこにメッセージを残しているのかを可視化したミニマップだ。どのプラットフォームに対応したものかは明かされていないが、おそらくPC版のものだろう。

『ダークソウル』ではゲームオーバーになった際、オンラインサービスを利用していると、自分がどのように死んでしまったのかを他のプレイヤーに知らせる「血痕」が自動的にその場へと残る。また、特定のアイテムを使用すると不特定のプレイヤーに向けた短い「メッセージ」もまたその場に残すことができる。今回公開されたミニマップは、「血痕」と「メッセージ」がどの場所に残されているのかを可視化したものとなる。オレンジの点が血痕を示し、青の点がメッセージを示している。マップが示すところによれば、オレンジの点は約1万2000箇所、青い点は約8000箇所存在しているようだ。血痕については、それがどういった状況によって遺されたかを判別するのは、血痕が示すアニメーションを見る以外には難しいという。

気になるのは、こうした膨大なデータが集積されたミニマップをどう取得したかだろう。DriftItem氏は『ダークソウル』のプレイヤーデータがクライアント・サーバー方式ではなくP2Pネットワークによってやり取りされている点に着目。データの送受信を読み取るという、グレーな手法により今回のミニマップを完成させたようだ。その後、公開されたマップを見たダークソウルプレイヤー達が、親切にもマップにボス名などの注釈をつけたり、「ここは例の場所だろう」と指摘し盛り上がりを見せる。

決戦場である「最初の火の炉」や初心者の壁となる「牛頭のデーモン」と闘う場所が篝火の如く橙色に輝いているのはもちろん、2体同時に相手取ることになる強敵「鐘のガーゴイル」の場所なども眩しく光っている。なお、「四人の公王」や「竜狩りオーンスタインと処刑者スモウ」といった一部のボスと闘うことになるフィールドに関するデータは、技術上の問題で収集できなかったとのこと。 DriftItem氏はプレイヤーからの質問に対する回答の中で、今後リマスター版が発売された後はまた再びデータを収集し直す予定であると語っている。

『ダークソウル』はフロム・ソフトウェアより2011年に発売されたアクションRPG。今年の5月24日には、さらなる調整を加えたリマスター版『DARK SOULS REMASTERED』がニンテンドースイッチ、PlayStation 4、Xbox One、PC向けに発売される。

Takayuki Sawahata
Takayuki Sawahata

娯楽としてだけではなく文化としてのゲームを知り、広めていきたい。ジャンル問わず死にゲー、マゾゲー大好き。

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