Steam旧正月セール開始。『アサシン クリード オリジンズ』、イライラ壺男やサイバーパンク殺戮『RUINER』などさまざまな作品が最安値更新
Valveは2月16日、Steamにて「旧正月セール」を開始した。セール期間は日本時間2月20日までを予定。昨年発売された準新作含め、国内外の数千タイトルが値引き対象となっている。また、セール開催に合わせて「ウィッシュリスト」の仕様が変更されており、割引率や価格帯によってフィルターをかけたり、売上やレビュースコアにより並び替えられるようになっている。
目玉の大型タイトル
まずは最安値を更新したAAA級タイトルから。ゲーム本編とDLCを同梱した『仁王 Complete Edition』(30%オフの4384円)、PvPモードが充実してきた『ゴーストリコン ワイルドランズ』(55%オフの3645円)、昨年10月に発売され売上が前作の二倍に迫る『アサシン クリード オリジンズ』(33%オフの5427円)、 シーズン5が開幕したばかりの『For Honor』(67%オフの2673円)。多くのパブリッシャーが年末年始のセール時と同じ値引き率を見せる中、Ubisoftが最安値を連発している。
最安値更新とはならなかったものの、Modが充実した『The Witcher 3: Wild Hunt – Game of the Year Edition』(60%オフの2592円)、相変わらずの人気を誇る『Grand Theft Auto V』(50%オフの3500円)、ネメシスシステムが進化を遂げた『Middle-earth: Shadow of War』(30%オフの5518円)と、大型タイトルが買い得となっている。
Steamセール時に毎回大幅な値下げを実施しているベセスダ・ソフトワークスは、今回も大型タイトルの半額セールが目立つ。FPSモードが正式実装された『サイコブレイク2』(3990円)、『Wolfenstein II: The New Colossus』(3990円)、『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』(2100円)、『Fallout 4』(1650円)といずれも50%オフとなっている。Ubisoftの『Watch Dogs 2』は66%オフの2754円、昨年末の無料アップデート1.8によりコンテンツの厚みが増した『Tom Clancy’s The Division』は通常版・ゴールド版ともに60%オフとなっている。
そのほか、昨年12月に発売された『OKAMI HD/大神 絶景版』が30%オフの2093円。シリーズ新作が3月8日に発売される『Warhammer: End Times – Vermintide』は75%オフの745円。大型拡張コンテンツ「文明の興亡」が配信された『Sid Meier’s Civilization VI』は50%オフの3500円で販売されている。『Saints Row』シリーズで知られるDeep Silverの『Agents of Mayhem』は75%オフの1025円という破格の安値に(公式日本語対応済)。『Saints Row』シリーズも2作目から4作目まで75%オフ。Deep Silverパブリッシュの『Metro 2033 Redux』『Metro: Last Light Redux』はともに80%オフの396円ということで、期待がかかる最新作『Metro: Exodus』の予習をしたい方はぜひ。
インディータイトルをピックアップ
インディータイトルの中で最安値を更新したのは、昨年末にゲーム実況やRTAシーンで話題をかっさらっていった壺男のイライラ山登りゲーム『Getting Over It with Bennett Foddy』(20%オフの656円)。今回Steam上で初の値引きとなる。同じく昨年12月に発売された、『The Witcher』元開発者によるステルス重視のアクションRPG『Seven: The Days Long Gone』(33%オフの2412円)、魔法使いCo-op『Nine Parchments』(30%オフの1435円)も最安値更新。平沢進氏が楽曲提供した『RUINER』(50%オフの990円)、ロボットゴルフ『100ft Robot Golf』(75%オフの495円)も最安値を記録している。
続いて昨年発売されたアドベンチャー系タイトルをいくつかピックアップ。『The Unfinished Swan』開発者の『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』(35%オフの1287円)、『Gone Home』開発者の『Tacoma』(50%オフの990円)、姿を鳥に変えて世界を羽ばたく『AER Memories of Old』(33%オフの1259円)、言葉を使わず心を温める愛と喪失の物語『Last Day of June』(40%オフの1188円)、老人の旅路を追う絵本のようなパズルアドベンチャー『Old Man’s Journey』(30%オフの558円)、魔物が巣食う謎の船内から少女シックスを脱出させる『Little Nightmares』(50%オフの1188円)と、いずれも低価格でプレイヤーを数時間の冒険へと連れていってくれる。
ホラー系タイトルの中では、「SAW」シリーズのジグソウが参戦した『Dead by Daylight』(50%オフの990円)、サイバーパンク・ホラー『>observer_』(33%オフの1996円)、サイコスリラー『GET EVEN』(50%オフの1500円)、鬱屈とした森の中を探索するサバイバルホラー『Darkwood』(30%オフの1036円、最安値)、少女の幽霊と命がけで遊ぶ『Emily Wants to Play Too』(51%オフの401円)などが買い得となっている。
精神疾患を抱えた女性の旅を描く『Hellblade: Senua’s Sacrifice』は30%オフの2086円(日本語字幕あり)。Ninja TheoryがインディーとAAAゲームの中間を狙う「Independent AAA」として開発した本作は、脚本と演技を中心に高く評価され、「The Game Awards」「DICE Awards」「GDC Awards」などでノミネート常連作品となっている。
またバレンタイン直後ということで、恋人と一緒に遊ぶのにぴったりのローカルCo-opアクション『Lovers in a Dangerous Spacetime』(60%オフの592円)、はちゃめちゃクッキングゲーム『Overcooked』(66%オフの571円)、魔女と農夫のかくれんぼゲーム『Witch It』(34%オフの976円)も紹介しておく。
11月に発売されたキュートな死神シミュレーション『Death Coming』(40%オフの418円)、シリーズ3作目が待たれる『The Banner Saga』(40%オフの1188円)と『The Banner Saga 2』(20%オフの1584円)、『Bastion』『Transistor』のクリエイターが送る最新作『Pyre』(50%オフの990円)など、Steamでは毎年リリース数が増えているだけあって注目したいタイトルが盛りだくさんだ。誰も倒さなくていいRPG『Undertale』(50%オフの490円)、第4の壁を破る新感覚アドベンチャー『OneShot』(20%オフの784円)、開発期間8年のドット絵2Dアクション『Owlboy』(25%オフの1860円)も定番になりつつある。年末年始のセールで買い逃したタイトルがある方は、Steamストアを覗いてみよう。