Thunder Lotus Gamesは7月14日、『Jotun: Valhalla Edition』のPC版を今週末限定で無料配布すると発表した。これは彼らの最新作『Sundered』の発売日（後述）が決定したことを記念したもので、無料配布はSteamおよびGOG.comにてすでに開始されている。
『Jotun: Valhalla Edition』は、2014年に実施されたKickstarterキャンペーンの成功の後押しを受けて発売された。北欧神話を題材にしたアクション・アドベンチャーゲームで、主人公はヴァイキングの女戦士「トーラ」。なんらかの理由で、部下をも巻き込む不名誉な死を遂げた彼女は、天界の勇士の館「ヴァルハラ」に入ることを許されなかった。しかし神々の王オーディンは、5体の「Jotun（ヨトゥン）」を倒すことができたならヴァルハラに入ることを認めると、彼女に名誉挽回のチャンスを与える。
トーラは愛用の戦斧を手に、世界樹ユグドラシルや火の国ムスペルヘイムなど9つの世界を探索し、謎を解きながらJotunたちの住処を探し求める。道中ではさまざまな敵やトラップが待ち受けており、プレイヤーは戦斧の弱・強攻撃と、神々が授けてくれる神力（魔法）を駆使して戦う。トーラは大柄な戦士だが、Jotunはいずれも彼女が小人のように見えるほどの巨人で、繰り出す攻撃は非常に強力。その攻撃パターンを見極め、うまく立ち回りながら隙を見てダメージを与えていくのだ。ストーリーを進めていく中では、トーラはなぜ不名誉な死を遂げることになったのかなど、彼女自身の過去の物語も紐解かれてゆく。
本作は、北欧神話という独特の世界観もさることながら、手描きによるユニークなグラフィックと、その滑らかなアニメーションが特徴で、強大なJotunたちのダイナミックなアクションを引き立てている。無料配布はこの週末限定なので、この機会を逃さぬよう入手しておきたい（GOG.comでは日本時間17日午後6時まで。Steamでの具体的な終了時間は不明）。なお、本作は日本語表示に対応している。
そして冒頭で述べたように、Thunder Lotus Gamesの最新作『Sundered』が、7月28日にSteamとPlayStation 4向けに海外で発売されることが決定した（国内ではSteam版は29日発売）。『Jotun: Valhalla Edition』と同じく、手描きグラフィックと超巨大なボスとの戦いが特徴だが、こちらはメトロイドヴァニアタイプの2Dアクションゲームとなっている。主人公の能力はスキルツリーによってアップグレードが可能で、大量に襲い来る異形の敵を前に、多彩なアクションでダンジョンを突き進むゲームプレイとなる。ちなみに、本作も日本語対応予定だ（関連記事）。
