『007 First Light』の推奨PCスペックついに発表も“なんか変”でツッコまれる。存在しないCPU

必要動作環境には実在しないCPUが記載されている。

デベロッパーのIO Interactiveは1月7日、『007 First Light』PC版について、必要動作環境/推奨動作環境を発表した。しかし、表中に記載されている内容には“おかしな点”があるとして、ユーザー間で話題となっている。

『007 First Light』は映画「007」シリーズを題材とする、三人称視点のアクションゲームだ。本作では、「00(ダブルオー)」部隊からスカウトされた海軍パイロットのジェームズ・ボンドが「殺しのライセンス」を手にするまでの起源に迫る、完全オリジナルストーリーが描かれる。

ミッションをこなすにあたっては、さまざまなアプローチをとることができる。ガジェットを駆使して密かに潜入することも、武器を携えて正面から強行突破することも可能。格闘から銃撃戦まで戦闘スタイルもプレイヤー次第だ。車や船に乗り込んでのスピード感溢れるアクションも展開される。

延期を経て5月28日に発売予定となった本作について、PC版の必要動作環境および推奨動作環境が発表された。しかし、表中に記載されている内容の一部に一風変わった注目が集まっている。まず、必要動作環境で掲げられているプロセッサ「Intel Core i5 9500K」は、実際には存在しないCPUだ。Intelの命名規則では、名前に「K」が付くモデルはオーバークロックに対応していることが特徴であるが、「Core i5」シリーズでK付きモデルが用意されているのは末尾の数字が「600」のグレードのみ。そのため、「Core i5 9500K」は架空の製品というわけだ。

また推奨動作環境では、グラフィックカードの項目に「NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti」が挙げられているが、ここにも不自然な点がある。というのも、VRAMの項目には「12GB」と記載されている一方で、「3060 Ti」には12GBモデルが存在しないのだ。ちなみに「RTX 3060」にはVRAMが8GBのモデルと12GBのモデルの2種類が存在するため、こちらと混同したのかもしれない。一緒に挙げられている「AMD Radeon RX 6700 XT」は12GBのVRAMを有しているため、代表してこちらを記した可能性もあるだろう。

そうした指摘が一部から上がり、本稿執筆時点では本作公式Xによる発表ポストにコミュニティノートが付けられている。いずれも些細な点ではあるが、話題作だけにシステム要件にも注目が集まっていることもうかがえる。とはいえ必要動作環境および推奨動作環境はPC版でゲームを購入するかどうかの目安といえる。必要動作環境におけるIntelのCPU、および推奨動作環境におけるNVIDIAのGPUについて修正や説明も待たれるところだ。

ところで、本作の開発を手がけるのは、ステルス暗殺ゲーム『ヒットマン』シリーズを手がけたIO Interactive。『007 First Light』は大人気映画シリーズをテーマに、ステルスアクションアドベンチャーの名手が手がける新作というわけだ。なお昨年10月に実施されたメディア向けの披露会では、『ヒットマン』シリーズとの違いについて開発陣が回答。『007 First Light』はキャラクター主導であるという点が大きな違いであり、プレイヤーがゆっくり考える時間がなく、リアルタイムで即座に行動することが求められると紹介されていた(関連記事)。

なお『ヒットマン』シリーズの最新作『HITMAN World of Assassination』PC版と比べて、『007 First Light』のシステム要件ではパワフルなPC環境が推奨されている。特にメモリは必要動作環境で16GB、推奨動作環境で32GBとオープンワールドゲーム級の要件となっており、映像表現のパワーアップも見どころとなりそうだ。カーチェイスなども含め映画さながらの派手なアクションが描かれる点にも期待が寄せられており、延期を経て登場するスタジオの新たな挑戦作に注目したい。

007 First Light』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2向けに、5月28日発売予定。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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