カテゴリー レビュー・インプレ
レビューは、オンラインゲームなど終わりがないものを除き、原則クリアしたタイトルを対象にしています。アーリーアクセスやデモなど正式発売前のゲームはプレビュー、軽い紹介はインプレッションとして分けています。

『Owlboy』レビュー
懐かしさと新しさをつなぐ、ビデオゲーム時代のストーリーテリング
メトロイドヴァニアで描く、冒険活劇と少年ドラマの素敵なハーモニー。これに空想とロマンたっぷりのピクセルアートを詰め込んだのが『Owlboy』だ。もしかすると、この物語は別の世界で君が体験した少年時代かもしれない。

『人喰いの大鷲トリコ』レビュー
確かめられない「絆」、優しくも残酷な誤解の可能性
『人喰いの大鷲トリコ』は発売された。もうそれは成されたことであり、すでに過去形で表現可能なものとなった。その瞬間、幸せな夢は覚め、現実の時間は流れ始める。7年の月日が過去から怒涛のように流れ込んでくると同時に、リアルとなった夢の産物を検証しなければならない時が来た。

『Void and Meddler Episode 2』紹介。サイバーパンクなポイント&クリックは1年を経てどのように進化したか
『Void and Meddler』は、物質化された記憶が売買される近未来ふうの都市を舞台とした、ポイント&クリックアドベンチャーゲームだ。今回は、1年ごしに発表されたEpisode2『Lost in a Night Loop』に主眼を絞り、物語がどのような展開を見せたのか、そしてゲームとしてどのように洗練されたかを紹介しよう。

江戸時代が舞台のステルスゲーム『Shadow Tactics』紹介。ドイツから日本へ叩きつけられた硬派な挑戦状
江戸時代の日本を舞台とするリアルタイム・ステルス・タクティクス『Shadow Tactics: Blades of the Shogun』を紹介する。難度は高いが、プレイヤーの発想力が存分に生きる。『Shadow Tactics』は日本語字幕と音声吹き替えに対応している。

無駄な贅肉を極限まで削ぎ落とした良作、中毒性の高い無料国産ターンベースRPG『Buriedbornes』を紹介
『Buriedbornes』は、悩ましい局面の連続を楽しませる反面、繰り返しの退屈さに陥りがちなレトロターンベースRPGを、スマートフォンのデザインにうまく落とし込んだ意欲作である。

『We Happy Few』早期アクセスに
触れて分かったこと。ローグライク風味とサバイバルが引き立てるパラノイア
Compulsion Gamesが開発中の一人称視点サバイバルアドベンチャー『We Happy Few』。12月9日にはPC/Xbox One向けの大型アップデートが配信されたばかりということで、これを機にあらためて本作を紹介していく。

国産ターンベースアクション『魔法の女子高生』を紹介。テキスト打ち込みによる自動魔法生成と不思議のダンジョン
魔法の名前、それは誰もが憧れてやまない魅惑のワードだ。名は体を表すという言葉のとおり、名前は、その魔法がどのような効果を持つものかを自然に説明するものでなければならない。

アパート運営+住人監視アドベンチャー『Beholder』紹介、隣人を密告して全体主義社会で生き残れ
本作は、隣人をいそがしく監視することと彼らの物語を垣間見ることが、そのままゲームプレイのシステムにしっかりと組み込まれている良作だ。プレイすれば、自分は他人に対してなにひとつ後ろ暗いことがないと豪語する人間であっても、すぐに他人の弱みを握ろうとしはじめるだろう。

『Obduction』レビュー ――『MYST』の開発者たちによる、謎解きゲームの新たなる金字塔
アドベンチャーゲーム『Obduction』のレビューをお届けする。本作は『MYST』の開発者による謎解きゲーム。『Obduction』で提示されるさまざまなランドスケープや奇妙な機械は、しっかりとした存在理由を持っていると同時に、それ自体が鑑賞に値するものばかりだ。

『Genital Jousting』レビュー
陰茎と肛門だけの集団性交に見る
生殖器崇拝とウロボロスの神話
人間の性器は、多産や豊穣を祀る生殖器崇拝の対象として、古来より民間信仰の中で崇められてきた。特に男性器であるペニスを子孫繁栄やエネルギーのシンボルとして、多様な形式で表現してきた文化は世界中で確認されている。