カテゴリー レビュー・インプレ

レビューは、オンラインゲームなど終わりがないものを除き、原則クリアしたタイトルを対象にしています。アーリーアクセスやデモなど正式発売前のゲームはプレビュー、軽い紹介はインプレッションとして分けています。

『人喰いの大鷲トリコ』レビュー
確かめられない「絆」、優しくも残酷な誤解の可能性

『人喰いの大鷲トリコ』は発売された。もうそれは成されたことであり、すでに過去形で表現可能なものとなった。その瞬間、幸せな夢は覚め、現実の時間は流れ始める。7年の月日が過去から怒涛のように流れ込んでくると同時に、リアルとなった夢の産物を検証しなければならない時が来た。

『Void and Meddler Episode 2』紹介。サイバーパンクなポイント&クリックは1年を経てどのように進化したか

『Void and Meddler』は、物質化された記憶が売買される近未来ふうの都市を舞台とした、ポイント&クリックアドベンチャーゲームだ。今回は、1年ごしに発表されたEpisode2『Lost in a Night Loop』に主眼を絞り、物語がどのような展開を見せたのか、そしてゲームとしてどのように洗練されたかを紹介しよう。

アパート運営+住人監視アドベンチャー『Beholder』紹介、隣人を密告して全体主義社会で生き残れ

本作は、隣人をいそがしく監視することと彼らの物語を垣間見ることが、そのままゲームプレイのシステムにしっかりと組み込まれている良作だ。プレイすれば、自分は他人に対してなにひとつ後ろ暗いことがないと豪語する人間であっても、すぐに他人の弱みを握ろうとしはじめるだろう。

『Obduction』レビュー ――『MYST』の開発者たちによる、謎解きゲームの新たなる金字塔

アドベンチャーゲーム『Obduction』のレビューをお届けする。本作は『MYST』の開発者による謎解きゲーム。『Obduction』で提示されるさまざまなランドスケープや奇妙な機械は、しっかりとした存在理由を持っていると同時に、それ自体が鑑賞に値するものばかりだ。

『Gang Beasts(ギャングビースト)』初心者向け講座。“物理演算の事故”が笑いを誘う乱闘アクションをもっと楽しむための基本操作

まじめに勝つのはむつかしい。乱闘アクションゲーム『Gang Beast(ギャングビースト)』テクニック講座をお届けする。粘土のようにぐにゃぐにゃとしたキャラクターと、物理演算が絡みあう本作は、とにかく笑える事故が多く発生する。パンチやキック、そして「つかむ」を有効活用し、『Gang Beast』の勝者を目指してほしい。