カテゴリー レビュー・インプレ
レビューは、オンラインゲームなど終わりがないものを除き、原則クリアしたタイトルを対象にしています。アーリーアクセスやデモなど正式発売前のゲームはプレビュー、軽い紹介はインプレッションとして分けています。
慣れ親しんだ故郷と人々に、さようなら。ただ別れを告げるだけのウォーキングシミュレーター『Leaving Lyndow』紹介
『Leaving Lyndow』は、少なくとも長い間会うことがないだろうと思われる人々と故郷に、はっきりと言葉で別れを告げる“だけ”の作品だ。ひとたびプレイをはじめれば、この状況はプレイヤーの好奇心をおおいにそそることだろう。
潜水艦が進む海底探検アクション『Diluvion』紹介。胸躍る未知の海底、手に汗握る巨大生物との戦い
『Diluvion』は、私たちが普段あまり知ることのない海中にフォーカスを当てた、3Dオープンワールド型アクションゲームである。プレイヤーは潜水艦の艦長となって船員たちをまとめあげ、「深度1000」の深海を目指す。
男を供物に、女を奴隷に。原作の名に恥じないハードな世界観が描かれるサバイバルゲーム『Conan Exiles』を紹介
本記事では全裸キャラクターのおっぱいや陰茎といったセクシャルな表現が原因で、あるいは早期アクセスを理由に購入をためらっている人に、『Conan Exiles』といったいどんなゲームなのか、けっして“陰茎スライダー”だけが本作の売りではないということをお伝えしたい。
国産無料スマートフォン向けADV『からっぽのいえ』紹介。父と娘、OSとロボットの、愛が死に打ち克つ物語
『からっぽのいえ』は、個人制作者のにょり氏によって開発されたスマートフォン向けの作品である。すでに『ひとりぼっち惑星』で偉大な達成を成し遂げた氏の次の作品は、ミニマルなグラフィックと演出を踏襲しつつ、より内面的な問いかけに富んだ作品となっている。
『Horizon Zero Dawn』は単なる3人称視点アクションではなく“狩猟ゲーム”だった、約2時間にわたる製品版プレイレポート
多くのゲームファンがどよめいた2015年6月のE3でのトレイラーデビューから2年足らず、一度の延期を経て3月2日に日本での発売を果たす『Horizon Zero Dawn(以下、ホライゾン)』の製品版をプレイする機会を得た。
『バイオハザード7』レビュー。
「原点回帰」見事なり、初代「バイオ」から受け継ぐ4つの恐怖
お互いのメインタイトルを副題に据えているのを見れば、開発者の具体的な発言があろうとなかろうと、それだけで充分に「原点回帰」を連想する。そしてタイトルが指し示すように、『バイオハザード7』は間違いなく「原点回帰」を意識して開発されており、そして見事な再デビューを果たした。
8人の生存者による極寒地サバイバル『The Wild Eight』早期アクセス版を紹介。人肉が食欲をそそる極限状態へ
飛行機の墜落事故により極寒の地アラスカに取り残された8人の生存者が、雪原からの脱出を図る『The Wild Eight』。2月9日にSteamでの早期アクセス販売が開始されたシングルプレイおよび最大8人によるマルチプレイ対応のサバイバルゲームである。
怖すぎる、でも止められない。丁寧な恐怖演出と禁忌の歴史で巧みに物語を綴る台湾産ホラーゲーム『返校』を紹介
ホラーゲームだというだけで怖いのは無理とそっぽを向いてしまう人はたくさんいると思うが、そのタイプの人間のひとりでありながら、本稿の執筆のためにこの恐ろしいゲームに手をつけることになった私から言わせてもらおう――この記事を閉じずにちょっと待ってほしい。
ゲームクリア者に捧げる『ダンガンロンパV3』レビュー、「嘘」の深淵に引きずり込まれる“異形の名作”
『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(以下、ダンガンロンパV3)』のテーマは「嘘」である。結論を先に言ってしまえば、『ダンガンロンパV3』の物語は、「嘘」という不定形の怪物がいる海へと続く蓋を、きわめて真摯に、かつ全力で踏み抜いている。
『Strange Telephone』レビュー。
生みだされる美しい無秩序と、それを「制御」する職人芸
『Strange Telephone』は、たったひとりの日本人の開発者、yuta氏によって制作された作品である。プレイヤーが入力する六桁の電話番号の組み合わせによって自動的に生成される「ワールド」を探索し、アイテムを手に入れたり、それらを机や花といったオブジェクトに使用したりして遊ぶ。