『Dead by Daylight』旧正月イベント「Moonrise/昇月」スタート。イベントをスムーズに進めるための攻略ポイントを解説

日本時間1月31日、旧正月イベント「Moonrise/昇月」が開始された。本イベントの概要を紹介し、あわせてイベントをスムーズに進めていくための、殺人鬼・生存者それぞれの戦法について解説していきたい。

日本時間1月31日、旧正月イベント「Moonrise/昇月」が開始された。昨年10月に行われた「神聖なる疫病」と同様に、目標をクリアすると新スキンを無料で入手することができる。今回は本イベントの概要を紹介する。あわせて、イベントをスムーズに進めていくための、殺人鬼・生存者それぞれの戦法について解説していきたい。

 

1. 鍵となるオブジェクトは「月の灯籠」

今回のイベントも、「神聖なる疫病」と同様にイベント専用のオブジェクトが出現する。それは「月の灯籠」だ。標準でマップ上に2個設置され、煌々と輝いている。

月の灯籠は背が高いので、開けた場所に設置されていれば遠くからでも確認できるだろう。

また、発電機とフックは旧正月のお祭りをイメージした中国風の装飾がほどこされる。2018年の旧正月イベント「遠吠えの地」以来久々の登場だが、前回と違い、すべての発電機とフックが旧正月デザインに切り替わる。

発電機を修理完了、あるいは生存者をフックに吊ると花火がうち上がる。現地では大気汚染が環境問題になるほど盛んに打ち上げられるお祝いの花火をモチーフにしたものだ。

今回のイベントでは月の灯籠と発電機・フックそれぞれにイベント専用ポイント(以下、EP)が設定されており、そのEPを集めることが目標となる。EPを得られる行動は以下のとおり。

殺人鬼・生存者それぞれEPを獲得できる条件が異なるので、しっかりチェックしよう。

ポイントを一定数集めると「金色のコイン」と交換可能。そして、旧正月をイメージした新スキンと交換することができる。1パーツにつきコインが1枚必要で、3キャラクターのコンプリートには9枚必要だ。

今回新スキンが用意されたのはフェン・ミン、エース、ハントレスの3人。中国や亥年をイメージしたものとなっている。生存者2人は頭部・上半身・下半身、ハントレスは頭部・全身・武器の合計9パーツだ。

最初のコインは100EPで獲得できるが、1枚獲得するたびに必要EPが100ずつ上がっていく。9枚最大取得には4,500EP必要であるため、見た目より長い道のりとなることは覚悟しておくべきだろう。

イベント中に獲得できないと入手できなかった前回の旧正月イベント報酬と違い、オーリックセルで購入することも可能だ。

 

2. イベント攻略:殺人鬼編 更に厳しい時間との戦い

前述のとおり、殺人鬼は、

① 生存者をフックに吊る
②生存者をフックに吊っている間に月の灯籠を破壊する

この2つがEPを獲得する条件だ。②は①の条件を内包しているため、イベント攻略は②をいかに狙っていくかが重要となる。少しでも多くEPを獲得するため、いくつかのポイントを紹介したい。

ポイントⅠ:灯籠の探し合いは生存者有利、積極的にオファリングを使おう
灯籠は標準でマップ中に2台設置されており、プレイヤーがイベント用オファリング「赤い封筒」を使うことで1台ずつ増加する。視野が狭く単独である殺人鬼が灯籠を破壊できるタイミングは、生存者がフック上に吊られている間だけなのに対し、視野が広く4人チームの生存者は常に回収することができる。生存者に回収されている灯籠は破壊できないため、「赤い封筒」を使用することで少しでも自分が発見・破壊できる確率を上げておくべきだろう。自分を含め最低2人が「赤い封筒」を使えば、吊った後破壊する灯籠が一切残っていないという状態はなくなる。

「赤い封筒」を使えば灯籠の破壊・灯籠を所持する生存者をフックに吊ることでEP以外にブラッドポイント(以下、BP)も得られるようになる。どちらにせよ持っているのであれば使っておくべきだ。

ポイントⅡ:灯籠だけを探している時間はない、探索やチェイスしながら場所を覚えよう
発電機の巡回や生存者の追跡に時間を割かれる殺人鬼にとって、灯籠の場所を確認している余裕はないことがほとんどだろう。また生存者をフックに吊ってから探そうとすると救助されてしまい、破壊不可能になってしまう。殺人鬼が灯籠の破壊に使える時間は非常にわずかであるため、可能な限り通常の巡回時やチェイス中に地形に気を配り、灯籠の場所を覚えておこう。破壊できる灯籠はフック1回につき1台までだが、遠くの灯籠を破壊しようとして救助されてしまっては元も子もない。もっとも近い灯籠を破壊しよう。

移動中も周囲に気を配ろう。灯籠は、通常であればフックが出現する可能性がある地点に出現しやすいようだ。

ポイントⅢ:光っている生存者は灯籠を持っている、積極的に狙おう
生存者が灯籠を取得すると身体から火の粉のようなものが立ち上り、見つけやすくなる。殺人鬼は生存者が既に回収した灯籠を破壊する術はないが、その生存者をフックに吊れば灯籠を元の場所に戻すことができる。積極的に狙っていくべきだろう。もし“自分が破壊していないのに無くなっている灯籠”(つまり、生存者が回収したことが確定している灯籠)の場所が特定できているのであれば、破壊の大チャンスだ。

灯籠を持っている生存者。火の粉は少し高い位置まで立ち上るため、見つけやすい。また「赤い封筒」を使用していれば、フックに吊ると追加でBPを貰える。

 

3. イベント攻略:生存者編 手堅く行くか、一攫千金を狙うか

生存者側は

① 発電機を修理する
② 灯籠を回収し、脱出する

この2つでEPを獲得できる。生存者側でもより多くのEPを獲得するためのポイントを紹介する。

ポイントⅠ:発電機の修理は基本、最優先目標であることは変わらず
生存者にとって、発電機の修理はEPの獲得条件そのものであるが、灯籠を回収して脱出するというもうひとつの目標の前提条件でもある(ハッチからの脱出は除く)。イベント中に限った話ではないが、発電機を修理するという前提目標を忘れないようにしたい。仲間が修理した発電機に対してもEPは入るため、安心しよう。

ポイントⅡ:「赤い封筒」を使って灯籠を増やそう
イベントの大原則だが、オファリングを使うことは殺人鬼・生存者双方にとって大きく有利に働く。特に今回のイベントは灯籠を殺人鬼や他の生存者と早いもの勝ちで奪い合う必要があるため、「赤い封筒」を持っていれば率先して使おう。灯籠が多ければその分殺人鬼や他の生存者の目を引き、自分の分を確保できる可能性が上がる。

ポイントⅢ:灯籠は早めに確保すべき、だがリスクもあり
灯籠を確保した生存者は火の粉のような光が立ち上り、発見されやすくなることは殺人鬼の項目で述べた。では、脱出直前に灯籠を回収すれば良いのではないか?と思うかもしれないが、生存者がフックに吊られる度に1台ずつ灯籠が破壊されてしまっているかもしれないことを忘れてはいけない。破壊された灯籠が復活することはなく、回収することはできない。もしEPを集めたいのであれば、早期に回収して殺人鬼の手から守っておくべきだろう。特に「赤い封筒」を使用しているマッチでは灯籠の回収時、また灯籠を30秒保持するごとにBPが入るので積極的に回収すべきだ。最悪自分が吊られ灯籠を失ったとしても、発電機を修理した分のEPが失われることはないので安心しよう。

回収しなければ殺人鬼に破壊されてしまったり、仲間に取られてしまったりする可能性が高まる。回収すれば殺人鬼に見つかりやすくなるが、BPが貰える。悩ましいところだ。

4. イベント攻略:BP編 「赤い封筒」でポイントを稼ごう

最後に、「赤い封筒」を使用したマッチのみ獲得できる特殊なスコアを紹介する。両陣営の攻略で紹介した通り、「赤い封筒」を使って損になることはない。積極的に使おう。

旧正月イベント「Moonrise/昇月」は日本時間2月14日まで開催中だ。

【UPDATE 2019/2/6 12:30】
本日2月6日未明、本記事で紹介したイベントにバランス調整が加えられることが発表された。変更内容は以下のとおりだ。

即時変更となるもの:EPの獲得量

 

2月4日の週にアップデートで対応予定のもの:『赤い封筒』の出現数

・Lv 50のキャラクターのブラッドウェブにおける『赤い封筒』の出現数を1→2枚に変更
※そのキャラクターをプレステージしてLv 1に戻すまでこの効果は継続する。既にプレステージⅢ Lv 50に到達している場合もこの効果は継続する。

これらの変更の理由は、「生存者のプレイヤー数が増加し、マッチ待機時間が長期化してきたため」としている。奇しくも昨年10月に行われた大規模なゲーム内イベント『神聖なる疫病』と同じ理由によるテコ入れとなった。本記事でも紹介した通り、殺人鬼は灯籠を探索・破壊する時間的余裕があまりない。その難しさを補うだけのEPが獲得しづらく、結果として殺人鬼離れを生んだというのは、大きな理由のひとつとなるだろう。

またLv 50における「赤い封筒」の出現数が増加することで、Lv 50のキャラクターでイベントを進行する場合、1試合の獲得BPより「赤い封筒」を1枚取得するためのBPが多くなり、「赤い封筒」が底をついてしまう可能性が低くなりやすい。育成が進んでいるキャラクターでも、イベントに参加しやすくなったのはプラスと言える。

発表の中でBehaviour Interactiveは「今後も全てのプレイヤーに安定した体験を提供できるようマッチメイキングの監視を続ける」という方針を示している。

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Donnary21st

海外の中小スタジオが開発したゲームを好むPCゲーマー。近年はいくつかのゲームのローカライズやコミュニティマネジメントに有志ボランティアとして参画しています。

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