『モンスターハンター:ワールド』ベテランハンターと新米ハンターをつなげるサービスが開始準備中。言語でのマッチングも可能

『モンスターハンター:ワールド』における「ベテランハンターによる新米ハンターの育成」をコンセプトとしたプレイヤー向けゲームコミュニティAdopt-a-Hunterが現在稼働準備中だ。HP上部にベテランと新米それぞれの入会申請フォームへのリンクが存在し、自分にあった方を選んで申請を行うこととなる。

『モンスターハンター:ワールド』における「ベテランハンターによる新米ハンターの育成」をコンセプトとしたプレイヤー向けゲームコミュニティAdopt-a-Hunterが現在稼働準備中だ。公式HPにて入会することができる。HP上部にベテランと新米それぞれの入会申請フォームへのリンクが存在し、自分にあった方を選んで申請を行うこととなる。入会にあたって注意することはコミュニティ内の情報共有手段として、チャットツールDiscordの登録が必須であるという点だ。使い方に関してはDiscordの公式サイトを参照してほしい。コミュニケーションをとる上で重要になってくる言語の問題に関しては、後述する理由から問題ないと思われる。

基本カリキュラム

ベテランハンターによる新米ハンターの育成をコンセプトとしたAdopt-a-Hunterは、『モンスターハンター:ワールド』における新米ハンターのプレイスキルやゲーム体験の向上を図るため、ベテランと新米の二人一組体制を取ることをコミュニティのルールとしている。ベテランと新米による二人三脚を通じてこれまで教わる側だった新米が新たなベテランへと成長し、新たな新米ハンターを育成していく。では何をもってベテランとし、何をもって新米とするのだろうか。

Adopt-a-Hunter公式サイト内のFAQによれば、ベテランハンターとは単純にプレイ時間の長さによって判断されるものではなく、モーションによるダメージの変化について語ることのできる人間でもない。新米ハンターが必要とする知識を十分に理解し、それを顔や名前も知らないが困っている人に向けて素直に提供することのできるハンターこそベテランと名乗るに相応しいとしている。

ベテランが新米に提供することになる知識が具体的にどういったものなのかは、分厚い教本が存在するというわけではないものの、大まかなカリキュラムが設定されているという。たとえば、ゲームシステムの説明から効率の良い施設の利用方法、プレイスタイルに合わせた武器防具の選び方や実践的な狩猟の知識まで、新米ハンターに教えるべき狩りの命題がこと細かくガイドラインに記載されており、このテーマについてなんらかの質問を受けた時わかりやすく答えられる自信があるというのであれば、胸を張ってベテランハンターと名乗ることができるだろう。逆に新米ハンターの定義としては、『モンスターハンター』シリーズについてまだ基本的な知識を習得できておらず、誰かの教えを必要とする人とされている。カリキュラムに一通り目を通すことで、自分がどの程度『モンスターハンター』に精通していると言えるのか確かめてみるのもいいかもしれない。

ベテランと新米のマッチングに関してはPC版(2018年秋)の発売以降に行われる予定であり、それに合わせてAdopt-a-Hunterの本格的な稼働を開始するようだ。新米側1人1人のプレイスタイル、プレイをする時間帯、母国語を考慮したマッチングがなされる予定。もしさまざまな理由からパートナーとの不和が生じた場合は運営側に連絡をすれば新たなパートナーとマッチングを行うことができるとのこと。二人三脚とはいうものの、いつもコンビを組んだ二人でプレイをするだけではなく3人以上でのプレイを奨励している。また、もし『モンスターハンター:ワールド』ではなく旧作しか所持していない場合でも、本コミュニティに(あくまで別枠という形ではあるが)入会することは可能であるそうだ。

Adopt-a-Hunter は、2004に発売された第一作目『モンスターハンター』からの大ファンであるWoulfe Condra氏を中心に設立された。どうやらシリーズ販売元であるカプコンから直接の支援は受けていないものの、海外メディアVICEよればカプコンの公式放送内などにおいてたびたび名前が上がる程度には認知をされているようで、同サービスがユーザー・会社側ともに注目を集めていることがうかがえる。

Takayuki Sawahata
Takayuki Sawahata

娯楽としてだけではなく文化としてのゲームを知り、広めていきたい。ジャンル問わず死にゲー、マゾゲー大好き。

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