任天堂ゲーム機の「サードパーティータイトル売上額」が前年比76%増の大成長との調査レポート。Switch 2タイトルの平均販売“価格”が牽引か

Ampere Analysisは3月31日、同社の調べに基づくNintendoプラットフォームにおける売上レポートを公開した。

市場調査会社Ampere Analysisは3月31日、同社の調べに基づくNintendoプラットフォームにおける売上レポートを公開した。同レポートによれば、Nintendo Switch 2(以下、Switch 2)が発売された2025年第2四半期から第4四半期のサードパーティー製ゲームの売上が、前年同期比で76%増加したという。

Switch 2は、Nintendo Switch(以下、Switch)の後継機種として2025年6月に発売されたコンソール機だ。性能が向上しつつ、携帯モードとドックに取り付けてのTVモードの両方で遊べる点などSwitchの特徴も引き継いでいる。2025年末時点で1737万台を販売(セルイン)し、任天堂史上最速ペースの売れ行きを誇っている(関連記事)。

Switch 2では2025年内に、任天堂からは『マリオカート ワールド』や『ドンキーコング バナンザ』のほか、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のNintendo Switch 2 Editionなどが発売。また、移植作品とアップグレード版を中心に、サードパーティー作品もさまざま展開されている。

今回、市場調査会社Ampere Analysisは、SwitchおよびSwitch 2における売上レポートを公開した。同レポートによれば、2025年第2四半期から第4四半期のサードパーティー製フルゲームの売上額は23億ドル(約3670億円)に達し、前年同期の13億ドル(約2070億円)から76%増加したという。なお、フルゲームとはDLCやシーズンパスといったアドオンを除いた、いわゆる買い切りのゲーム本編を指している。

増加の主要因としては、やはりSwitch 2の存在が大きいようだ。Switch 2の性能向上によって、これまでPCやPS5/Xbox Series X|Sなどに向けて展開されていたゲームがSwitch 2向けにも配信されるように。たとえば2025年内には、『サイバーパンク2077』や『ストリートファイター6』といった大型タイトルがSwitch 2向けにもリリースされており、前年同期比で売上が伸びたものと思われる。

同レポートではサードパーティーごとの推定売上額も掲載。『ホグワーツ・レガシー』などを発売したワーナー・ブラザーズ・ゲームズが1位であり、バンダイナムコエンターテインメントが2位、EAが3位となっている。4位以降には、レベルファイブ、スクウェア・エニックス、セガ、カプコンといった国内の大手パブリッシャーもランクインしている。

一方で、2025年第2四半期から第4四半期のサードパーティー製フルゲームの販売本数は、前年同期比で2.5%減少したという。すでに広く普及したSwitchからSwitch 2への世代移行により販売本数自体は微減が起きたともとれるが、それにもかかわらず売上が大きく上昇したのは、フルゲームの平均販売価格(ASP)が81%増加していたためだろう。つまり作品単価の上昇によって売上全体が押し上げられた可能性もうかがえる。

Switch 2でも任天堂製のゲームの価格は作品によってまちまちながら、8000~9000円級のタイトルも多い(関連記事)。またサードパーティー製のフルゲーム価格も値上げに追従する傾向が見られる。Switch 2の登場によって、従来より高価格帯の大作ゲームが購入されやすくなった可能性もありそうだ。任天堂はSwitch2のリリースにあたってサードパーティーとの連携を強化していたとされており、その取り組みの成果が実際の売上にあらわれたのかもしれない(関連記事)。

なお昨今では『バイオハザード レクイエム』など、大作のSwitch 2版も他プラットフォームと同時にリリースされるケースがみられる。勢いのある新作が発売後すぐさま購入されやすくなっている可能性はあり、今後もサードパーティータイトルの売上成長が続くのか、注目されるところだろう。

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Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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