エイプリルフール(4月1日)正式リリースの超激安RPG『オリアカ:ライト』は、ガチャ1回あたり数十円かつ天井は40連。なんでも相場の90%オフ

超激安RPG『オリアカ:ライト』は、あらゆる課金要素が“90%オフ”らしい。どんなものなのか体験してみた。

QOOKA GAMESは4月1日、モバイル向けの新作RPG『オリアカ:ライト』をリリースする。対応プラットフォームはiOS/Android

『オリアカ:ライト』は、「三国志」をベースにしたファンタジーRPGで、2022年4月1日にリリースされた『オリエント・アルカディア(以下、オリアカ)』のモバイル向け正統続編である。前作『オリアカ」は、日本を含むアジアの5地域に配信されており、各地域のモバイルストアでリリース直後からランキング上位を維持してきた(関連記事)。

前作『オリアカ』より

『オリアカ:ライト』は、「90%オフこそ、力なり。超激安RPG、いざ参上!」をキャッチコピーに掲げている。前作『オリアカ』でお馴染みの三国志武将たちと再び出会い、ともに冒険を楽しめるだけでなく、あらゆるものが通常の90%オフの価格で購入可能とのこと。たとえば、スタミナやアイテム、キャラクターのガチャなど、“手に入れたいけれど課金というハードルが存在するもの”を、一般的な相場の90%オフの価格で購入できるため、『オリアカ』とはまた違ったプレイ体験ができそうだ。今回、筆者はクローズドβテストにて本作をみっちり体験してみた。無料の範囲ではどの程度遊べるのか、周回や育成はどのような感じなのか。また90%オフがもたらす課金への心理的な変化についてレポートする。

運営型のゲームに疲れるのはどういうときか

基本プレイ無料でゲーム内課金の要素がある運営型のゲームは、もはやモバイル向けタイトルの形式として定番となってきたといえる。その多くが、スタミナ制やキャラクターガチャ、デイリーミッションなどの要素を備えているが、これらのいずれもが、あるタイミングでゲームへの継続的なアクセスに対するモチベーションを下げてしまうケースがある。

たとえば、遊びたいと思っているのにスタミナが不足して周回できない。ガチャで強いキャラが欲しいけれど、確率が低くて無料ガチャの範囲内では手に入らない。仮に運良く手に入っても、次に立ちはだかる限界突破という高い壁。デイリーミッションを「毎日こなさないといけない」という義務感のせいで、「遊ばされている」ような気持ちになってしまう――など。特に課金まわりについては、収益がなければ運営が続けられないことはわかっていても、誰もが毎月ポンと数万円~数十万円を出せるわけではない。それに可処分時間のことも考えると、デイリーミッションに充てる時間をほかのことに使いたいと思うのも無理はない。結果として、大多数のプレイヤーは無課金か微課金の中で、できるところまで遊んでみるという遊び方になるのではないだろうか。かくいう筆者もその一人だ。

課金要素は相場の“90%オフ”

『オリアカ:ライト』では、そういった“ソシャゲへの不満点あるある”に対して、さまざまなアプローチをかけている。その中でもっとも目立つのが、価格破壊とも言える課金設定額だ。シーズンパスも、ガチャも、育成に必要なアイテムも、すべてが“90%オフ”なのだ。

この“90%オフ”は、おおよその相場に対しての割合だ。運営型ゲームにおいては、ガチャは1回300円、10連ガチャなら3000円程度が相場だろう。しかし、“90%オフ”な本作では、10回分のキャラクターガチャチケットと有料幻星(有償トークン)1280個、さらにキャラクターの好感度を上げるアイテム10個がセットになった「デイリー召喚パック」が320円だ。キャラクターガチャチケットだけでも1枚あたり32円と激安だが、さらに1280個の有料幻星を使ってキャラクターやアイテムなどを入手できる。また、いわゆる“天井”はたったの40連。狙った武将を手に入れるために想定される必要額は、一般的な課金型ゲームと比較してかなり安く済む。

完全無課金の中でSSRパーティを組める

日々獲得できるゲーム内通貨やミッション報酬内容に影響を及ぼすシーズンパスも同様に安い。月間パスには3種のプランがあり、安いものが60円、高額なプランでも1600円と、これまでの課金額のイメージを根底から覆しに来ている。また、ゲームが進行すると欲しくなる強力な装備品や霊獣も90%オフで購入できるため、なんでもざっくり「今までの10分の1」の出費で済む。たとえば、月々運営型のゲームに払っても良い可処分所得を3000円に設定しているとすれば、同じ出費で本来30000円必要だったはずのものまで手が届くと想像してみてほしい。今までの10倍、自由な気持ちで遊べるということになるだろう。

また、本作では「赤兎アシスタント」機能によって、デイリーコンテンツをワンタップで完了させ、報酬を獲得できる。オート進行やスキップの機能に課金アイテムが必要なゲームもあるが、本作は基本の機能としてそれらを備えているため、繰り返しの作業に時間を割くことなく強化など好きなことに注力できる。「周回ストレスも90%オフ」のプレイ体験を得られるのだ。

そうは言っても一番大事なのは内容

しかし、これまでに書いてきた要素、つまり課金アイテムが安かったり、周回のストレスが軽減されたりといった要素“だけ”では、「このゲームを遊びたい」という動機にはなりにくいだろう。結局筆者含めゲームプレイヤーは、遊びたいゲームを選ぶ際そこでどのようなプレイ体験ができるかを重視しているはずだ。軸となるプレイ体験があって、課金はあくまでそれを拡張するための手段であって、それ自体が目的とはなりえない。

前作『オリアカ』の大きな魅力のひとつは、三国志武将と交流を深めながら、オリジナルのストーリーを楽しめることだ。本作では、どのようなプレイ体験が得られるかを確かめるため、まずは完全無課金で何をどの程度楽しめるのかに注目してみた。

まず、今回のクローズドβでは多くのコンテンツに触れることが可能であるが、日をおいて逐次解放となっていく仕組みであるため、メインをはじめとしてその日に触れる部分を中心に進行・強化を進めていった。結果として、初日のプレイの中でもゴリゴリとメインマップを突き進み、育成とマップ進行の良い循環を体験できた。また、機能が解放されるやいなやギルドに参加することもできた。毎日レベルが一定数上がるおかげで、毎日新機能が解放されていったからだ。

そこから丸4日間、触れるものにはすべて触ってみた結果、総戦力は51万を超えた。これは、ユーザーランキングの視点から言えば決して強い方ではない。しかし、完全無課金の中でもプレイ開始翌日にはSSR武将を6人以上確保できたのでパーティメンバーをSSRキャラで固めることができたし、毎日メインのマップや修行のマップそれぞれを進めることができている。無課金でもできることは幅広く、育成や強化がそれなりのスピード感を持って進行するので、日に日に強くなっていく楽しさがある。この楽しさをさらに拡張するために、数百円~数千円程度の課金をすることを考えてみたときに、「充分にアリ」と思えた。

メインストーリーとしての読み物やスチルは存在しないものの、武将の好感度システムや混浴温泉などお馴染みの仕組みや設備はあるため、本作は『オリアカ』から読み物をなくして育成に振り切ったものと考えることができる。これはとりわけ、普段からストーリーは全部スキップして遊ぶというタイプのユーザーにとっては、必要なものが過不足なく揃っている状態と言えるのではないだろうか。強化用アイテムというリソースの割り振りを考えながらキャラを強くしてマップを進行するというシステムに興味があり、物語を重視しない場合には、本作で遊びたいものに集中できる。また、本作はキャラクターやストーリーの深堀りのために『オリアカ』も並行プレイするかどうかを考える判断材料にもなるだろう。

ギルドは『オリアカ』と同様に義務感や束縛感は薄く、緩い繋がりだけを備えたシステムであるため、トラブルや圧力とは縁遠い。それでも、協力の要素や参加のメリットがあるので気軽に楽しくギルドコンテンツを遊ぶことができる。フレンドシステムや「ランキング戦」などの競技コンテンツに関しても同様で、まずギスギスしない仕組みになっており、その上で参加のメリットがあるので気楽かつ楽しい。

ちなみに本作は、「90%オフの神」として厚切りジェイソン氏を公式アンバサダーに起用している。何もかもが90%オフであることに対しては「Why!?」よりも「How!?」という疑問が湧くところであるが、「厚切りなのに、価格は薄切り」というキャッチコピーのとおり、サービス開始時点からコンテンツ量が多いことに加えて、あらゆるものが安い。ましてや、1600円の月間パスに加入した場合には、オークション機能がアンロックされるので、使わない装備品を売って還元を受けることもできる。「WHY!? そこまでする?」という衝撃がある。

筆者は、基本的に運営型のゲームに課金することがあっても、「カバンの容量を永久に拡張する」というような、恒久アップグレードであることと、それが高価でないことを条件にしている。しかし、何もかもが一般的な相場よりも90%安いということは課金への心理的なハードルをかなり下げてくれることを実感した。無課金ではほとんどゲームが進行しないというギチギチの制限の中で課金の圧があったら、本作への印象は異なっただろう。しかし『オリアカ:ライト』では、無課金でも地道に強化は進んでいく。ガチャやスタミナは恒久的な機能解放ではないが、数十円から数百円で収まるならば、少し進行スピードを上げるために一定回数購入してもいいと思えた。無課金の中で諸葛亮が出てくれたので、できれば彼を育成したいと思うし、万単位のお金を要求されているわけでもないというのはかなり大きい。

『オリアカ:ライト』は基本プレイ無料ゲームの課金相場を変えるかもしれない

一度定着した、「10連ガチャは3000円」という相場とイメージはなかなか覆せないものだと思っていた。しかし、本作が相場は破壊できると示すことができれば、ゆくゆくは業界や消費者の意識全体をも変えていくのかもしれない。たくさんのコンテンツにあふれ、物価も上昇する現代において、我々は可処分所得や可処分時間をどう振り分けるかの判断を常に迫られている。誰もが金額あたり、または時間あたりの価値を一切考えないようにすることの方が難しい時代にあるのだ。その中で、本作の「90%オフ」がどのような影響を及ぼしていくかには大変興味が湧くところだ。そういった意味で、本作の今後の動向にも注目したい。

なお、3月20日から4月3日にかけてはSNSを活用したキャンペーンを実施中。公式X(旧Twitter)のコメント欄で、「自分が90%OFFにしてほしい願い」を投稿して参加可能。参加者の中から抽選で複数名の願いを実現予定とのこと。さらに4月2日からは「リアル美女温泉限定イベント」なるイベントも開催され、美女配信者との距離も90%オフとなるそうだ。同日には「リリース記念スペシャル生配信」も開催されるため、気になる方はぜひご視聴いただきたい。

『オリアカ:ライト』は、iOS/Androidにて基本プレイ無料で配信中だ。

※本記事に掲載されているゲーム画面には開発中のものが含まれています。実際の内容とは異なる場合があります。

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Kei Aiuchi
Kei Aiuchi

RPG、パズル、謎解きアドベンチャー、放置系などを遊びます。比較的やりこみ型。特に好きなゲームは『ルーマニア#203』

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