『アークナイツ:エンドフィールド』最高難度ボスを「低レアキャラ単騎」で倒しまくる猛者が出現。テクさえあればどうとでもなるキャッチャー単騎部

『アークナイツ:エンドフィールド』のボスを、いわゆる“低レア”キャラ単騎で撃破するユーザーが登場。「キャッチャー単騎部」に挑むユーザーに話を伺った。

HypergryphおよびGRYPHLINEは3月12日、運営中の『アークナイツ:エンドフィールド』に向けて新たなバージョン「潮起ち、故淵離る」をリリースした。その2日後の3月14日、あるプレイヤーによって投稿された動画が話題となっている。★4のオペレーターであるキャッチャー1人だけで、新たに実装されたボスがいとも容易く撃破されたのだ。

『アークナイツ:エンドフィールド』は、『アークナイツ』を手がけるHypergryphの新作ゲームである。『アークナイツ』が2Dタワーディフェンスゲームであったの対し、本作は3Dリアルタイム戦略RPGとなっており、ゲームとしてはがらりと姿を変えた。舞台となるのは巨大ガス惑星タロスの衛星「タロII」。プレイヤーは高い技術力を持つエンドフィールド工業の伝説的存在「管理人」として、この星を巡るさまざまな脅威や陰謀に立ち向かうことになる。

話題となっている動画では、本作に新たに実装された敵「危機禍影・ルアン・イー」が、3分あまりで撃破されている。本作ではストーリー上で遭遇する敵を再現して何度でも戦うことができ、本編よりも高難度のバトルを楽しむことができる。「危機禍影・ルアン・イー」は複数の段階がある中で、もっとも高難度。推奨レベルは90で、これは現時点のキャラクターのレベル上限となっている。言わばエンドコンテンツのひとつだ。

こうしたエンドコンテンツに位置づけられたボスを撃破すると、勲章を獲得できる。さらに、一定時間内に撃破した場合は、勲章がより華やかなものへとアップグレードされる「加工」がおこなわれる。「危機禍影・ルアン・イー」の勲章を加工するための時間制限は200秒、つまり3分20秒である。高いダメージを与える手段を確立し、なおかつ敵の行動を見切って攻撃を重ねていかなければ、この時間内に撃破することは難しい。

Image Credit: Baron on YouTube

今回Baron氏は、そんなボスをキャッチャー1人で186秒で撃破することに成功した。キャッチャーは、★4オペレーターの1人である。本作に登場するオペレーターのレアリティは★4から★6までであるため、いわゆる低レアリティに位置づけられる。誰もが所持している反面、高レアリティなキャラと比較すると強くないと思われて育成が後回しになりがちな存在だ。プロファイルを紐解くと彼にもまた魅力的な背景があるとわかるのだが、本稿ではあくまで性能面の話に留めることとする。

さて、キャッチャーがどんな性能をしているかというと、一言で表すなら「堅実」である。物理ダメージを主体に戦い、戦技では盾を構えて敵の攻撃を防ぐとともに反撃。操作中のオペレーターの残りHPが少なくなるとシールドを展開する。戦技の盾は回避よりも入力タイミングがやさしめで使いやすく、慣れれば安定した戦いができる。その反面、彼を使って高いダメージを出すにはかなりの育成をしなければならない。その育成が極まるとどうなるのかが、Baron氏の動画では確認できる。

動画内ではキャッチャーが大剣を振り回し、通常攻撃1回ごとに5桁のダメージを次々と与えていく。敵の攻撃を戦技で防ぎ、戦技のカウンター命中後などのバフが重なったタイミングでは10万以上のダメージまで飛び出す。戦闘中のギミック要素をすばやく解除するために甘んじてダメージを受けている場面も存在するものの、それ以外の時間はほとんど常に攻撃し続けている。Baron氏のポストによれば、カメラワークとカウンターに不利な当たり判定に苦労したとのこと。正確にカウンターを出せるよう戦技で盾を構えるには、かなりの研究が必要だったようだ。

ちなみに動画内でキャッチャーが使用している武器は最高レアリティの「鑑」で、潜在段階を含めて性能が最大まで引き出された状態となっている。防具も物理ダメージを強化するものを中心に揃えられており、多数の防具を消費しておこなう「精密加工」も限界まで完了した状態だ。各種戦闘スキルや素質はいずれも最大まで育成されており、大量の育成リソースが投じられたものと思われる。なお同氏は「危機狂影・ロダン」などでも単騎部を実施しており、キャッチャーへの大いなる愛がうかがえる。

なお弊誌は今回、Baron氏に向けてキャッチャー単騎部というプレイングを思いついたきっかけや苦労した点など、いくつかの質問にお答えいただいたので以下に紹介しよう。

――キャッチャー単騎で強敵でも攻略可能だと発見されたきっかけは何ですか

Baron氏:
『エンドフィールド』には回避という明確な無敵行動が用意されており、単騎プレイというものがそこまで難しくないことには気づいていました。そのため当時育てていたキャラで片っ端から単騎プレイを試みたところ、今後も使っていくなら最も手に馴染み、戦闘スタイルが嗜好と合致していたという理由でキャッチャーを選びました。キャッチャーで単騎ができることに気づいたというよりは、「単騎はできるけど誰でするか」でキャッチャーが選ばれたかたちですね。

Image Credit: Baron on YouTube

――何時間ほど練習されて今の境地に達したのでしょうか

Baron氏:
キャッチャーの操作はとてもシンプルで、おそらくは誰でも30分と練習せずに基本動作をマスターできます。しかし彼の主火力はカウンターですから、敵の攻撃動作と着弾タイミングを知らなければ何もできません。なので敵ごとに練習時間が必要になります。今回のルアン・イー戦を例に挙げれば、攻撃を覚えて回答を考えるのに2時間、そこから最適化と上振れを狙って5時間はトライしています。難敵でした。

――合計7時間も……!ルアン・イーのほかにも勲章加工の記録動画複数アップされていますが、それぞれ達成までに何時間ほど要しましたか

Baron氏:
キャッチャー単騎部としてアップしている動画であれば、ロダン戦がおそらく1時間かからない程度、映像の記念碑の「無機的造物」であれば、各ステージ30分から2時間程度でしょうか。単にクリアだけであればもっと短い時間、それこそ初見で倒せるものもありますが、立ち回りや無駄被弾、雑魚処理といった美しさまで求めるとなると満足するまでそれなりに時間がかかります。

――ルアン・イー以外はかなり手際よくマスターされているのですね。ところでBaronさまは崩壊スターレイルでは男縛りのプレイを続けられていますが、エンドフィールドでも珍しいプレイスタイルを模索してキャッチャー単騎部にたどり着かれたのでしょうか。ほかに試そうと思ったアイデアはどんなものがありましたか

Baron氏:
『エンドフィールド』でも最初は男縛りの4人編成でプレイしていました。ですが初期3ボスの勲章加工を達成してから4人編成のDPSが過剰と感じ、単騎プレイを始めました。この推移はすごい動画を撮りたいというよりも「戦闘に歯応えが欲しい」という自分が楽しむことしか考えていない理由に起因します。強敵と戦って満足したかっただけなのです。

他に試したかったアイデアについては、それこそ男縛りで勲章加工ってものですが、こちらはもう少し敵がインフレしないと簡単すぎて、コンテンツの一つとして打ち出すには弱いなと。

――なるほど。当初は4人編成でプレイされていたとのことですが、『エンドフィールドでキャッチャー以外で好きなオペレーターはいますか

Baron氏:
男縛りを楽しんでいましたので、男キャラは一通り育てて愛着も湧いています。その中でも強いて言うならアレッシュやダパンが好きです。彼らに釣られてこのゲームを始めました。

――キャラに惹かれて本作を始められたのですね!……ただ、今後もし単騎撃破できないレベルの強敵が出てきたらどうされますか

Baron氏:
おそらくは男縛りへ帰ることになるかと思います。ですができるところまでは最大限粘るつもりです。今回のルアン・イー戦も7時間戦い続けて勲章加工まで辿り着いたのですから。

――ありがとうございました。

『アークナイツ:エンドフィールド』はPC(公式サイト/Epic Gamesストア)/PS5/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。

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Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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