『League of Legends』公式が示した「軽い煽りチャット」の例文に、コミュニティ総ツッコミ。全然軽くない

Riot Gamesは3月4日に配信したパッチ26.5より『League of Legends』に向け、非常に悪質なチャットに対する措置を強化していくことを発表。しかしその説明の一部分に、多くのツッコミが寄せられている。

Riot Gamesは『League of Legends』に向け、非常に悪質なチャットに対する措置を強化していくことを発表した。3月4日に配信されたパッチ26.5からは、非常に迷惑なコミュニケーション行為を取るプレイヤーのBAN措置を開始している。しかしその経緯の説明については、コミュニティ内外からツッコミも含めた反応が寄せられている。

『LoL』は基本プレイ無料のMOBA(マルチプレイヤー・オンラインバトルアリーナ)だ。プレイヤーは、170体以上存在するチャンピオンと呼ばれるキャラクターを選択。5対5のチームに分かれ、相手の本拠地に存在する建造物「ネクサス」の破壊を目指す。チャンピオンはそれぞれ強みが大きく異なり、5人のチーム内でも各個人が異なったロール(役割)を担当する。

本作においては、ゲーム内ではピンやチャットでのコミュニケーションが可能だ。なお現在ライブサーバーでは、ボイスチャットはプリメイドのグループ内でのみ可能となっている。

Riot Gamesは3月3日、パッチ26.5より、非常に迷惑なコミュニケーション行為を取るプレイヤーに対し、チャットへのアクセス制限だけでなく、ゲーム自体へのBAN措置を開始すると発表関連記事)。パッチ26.5は3月4日に配信。従来は暴言を吐いたプレイヤーが報告されてもチャット制限までに留まっていたものの、ゲーム自体へのBANも実施されるよう措置が強化されたかたちだ。

なお続く説明では、「軽い煽り」は対象外との説明がされている。つまり本措置は暴力の匂わせや脅迫、ヘイトスピーチを主に対象とした取り締まりと考えられるわけだ。ここまでは何の違和感もないものの、「軽い煽り」としての例示の“レベルが高すぎる”と各所からツッコミの声が寄せられている

プラクティスツールを用いたイメージ

発表およびパッチノートでは、「軽い煽り」の例として「ジャングラー、バカなの?なんでこっちのレーンにガンクしに来ないんだよ」といったフレーズが挙げられている。これは各レーンの隙間に存在する「ジャングル」を巡り、オブジェクトの獲得を主導したり、各レーンのヘルプを担当したりすることが多い「ジャングラー」を罵倒するチャットだ。

チャットの状況としては、あるレーンのプレイヤーがジャングラーにガンク(挟撃)を要求しているものと思われる。本作ではトップ、ミッド、ボットの3種のレーンが存在。ジャングラーは試合の状況を見ながら、レーンにガンクして試合を動かすというのが一般的な試合の流れだ。だがガンクが敵にいなされたり、場合によってはキルすら取れずにデスしたりすることもありうる。おそらく例文の状況では自身のレーンにおける絶好のガンク機会が見逃されたか、他レーンでのガンクに失敗したのだろう。高ぶった気持ちが「軽い煽り」としてチャットに出た……という一例をRiot Gamesは想定しているのかもしれない。

こうした「軽い煽り」は頻発までいかずとも、実際の試合でも散見される。筆者もプレイ時には「一生ファーム(経験値とゴールドを稼ぐ行為)してないでガンクしろカス」「フック(相手を捕らえる射程の長いスキル)くらい当てろバカ」「max baka」などといったチャットに遭遇した経験がある。プレイヤーの中には、誇張表現の一環、あるいは距離が近しい際には、やや過激な言葉づかいでコミュニケーションを取る人もいるかもしれない。

ただし当たり前ながら、Riot Gamesはこうした“軽い煽り”に対して、「もちろんこれも良いことではない」と但し書きをしており、繰り返し言い続けることでペナルティーの対象となるという。あくまで今回の説明ではBAN相当になるチャットについて述べられているかたちで、“軽い暴言”レベルのチャットは、執拗に繰り返されたかなども判断対象となりつつ、まずチャット制限をおこなうといったプロセスを踏んでいくのかもしれない。

ちなみにRiot Gamesの公開している「コミュニティー行動規範」では、挑発や煽りに対する許容度は人それぞれと前置きしつつ、「プレイを批判したり相手を軽く挑発する程度であれば、行動規範の違反とはなりません」との姿勢を明確にしている。問題とされるのは人格批判、属性の攻撃といった個人攻撃や、暴力的、差別的になること、加えて常習性といった部分のようだ。そういった意味では、先述の「ジャングラー、バカなの?なんでこっちのレーンにガンクしに来ないんだよ」は、一回限りであれば“軽い煽り”とする判断もある程度頷ける。

いずれにせよ、特に悪質なコミュニケーションに対する処分の強化姿勢を明確にしたはずが、その判断基準で一風変わった注目を集めてしまったかたち。もちろん暴言を吐くプレイヤーは一部の少数プレイヤーであり、プレイ時には他人が不快になるような表現をおこなわないよう、各人が気を付けたいところだ。

League of Legends』はPC向けに基本プレイ無料で配信中だ。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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