あるゲームスタジオが“『Fallout: New Vegas』リマスター開発中匂わせ”を疑われるも、きっぱり否定。「PLEASE STAND BY」画像ひとつで、暴走する深読み
Iron Galaxy Studiosは、同スタジオが投じた写真についての“疑惑”を否定。『Fallout: New Vegas』にまつわる匂わせではないと強調している。

デベロッパーのIron Galaxy Studiosの公式BlueSkyアカウントが投稿した“『Fallout: New Vegas』にまつわる画像”を巡って一部ユーザーが「リマスター版の示唆ではないか」といったさまざまな推理を寄せ、海外メディアに報じられる事態となった。そうした報道を受けて同スタジオは、画像には特に意図がなかったことを強調している。
Iron Galaxy Studiosは、米国に拠点を置くゲーム会社だ。対戦格闘ゲーム『Killer Instinct』リブート版のシーズン2以降の開発を担当したほか、さまざまなゲームの移植開発を手がけてきた実績をもつ。直近ではスケボーゲーム『トニー・ホーク プロ・スケーター』シリーズ第3作および第4作のリメイク版『トニー・ホーク プロ・スケーター 3+4』の開発を担当していた。
そんなIron Galaxy Studiosが“『Fallout: New Vegas』のリマスター版”を開発しているのではないかという噂が生じ、同スタジオの公式Xアカウントが否定する一幕があった。発端となったのは、同スタジオの公式BlueSkyアカウントが2月27日におこなった投稿だ。投稿では2月の社内会議を前に、同スタジオのこれまでと今後の展望を話し合うことが綴られていた。この投稿にはPCモニターが撮影された写真が添付されており、それぞれのモニターには「PLEASE STAND BY」と表示された画像を確認できる。
「PLEASE STAND BY」は一般的にテレビ放送のテストパターンなどに用いられるフレーズ。『Fallout』シリーズではロード画面としてこの表現が用いられており、Iron Galaxy Studiosの画像に表示されていたのは『Fallout: New Vegas』におけるメインメニュー前のロード画面であった。
スタジオの“今後の展望”について言及する投稿に、『Fallout: New Vegas』にまつわる画像が示されたことで話題になった模様だ。『Fallout: New Vegas』といえば、Obsidian Entertainmentが手がけ2010年10月にリリースされた作品。舞台となるのは核戦争後のアメリカ南西部「モハビ・ウェイストランド」であり、タイトルにもなっている都市ニューベガスが登場する。
そして昨年末から先月初めにかけて展開されていたドラマ「フォールアウト」シーズン2も、ニューベガスを舞台としていた。ニューベガス繋がりでのゲームにおける新展開も期待されていた状況がある。そうした中でのIron Galaxy Studiosの投稿は、深読みを誘ったわけだろう。Iron Galaxy Studiosは過去に『Fallout 76』などのBethesda Softworks作品の開発協力もおこなっており、そうした実績からも注目されていた様子だ。話題が広がり、GamesRadar+やPC Gamerに報じられることとなった。
とはいえIron Galaxy Studios側にはPCモニターの画像には特に意図はなかったという。あくまで社内ミーティングという舞台裏を見せただけであり、「PLEASE STAND BY」の画像も毎月スライドとして用いてきたとのこと。同スタジオは『Fallout』シリーズが大好きだそうで、ファンとして好んで画像を使っていただけということのようだ。ちなみに先述した『Fallout 76』の開発協力実績を紹介するスタジオ公式サイト内の記載においても、チームが同シリーズの大ファンであると言及されていた。
そのため、「PLEASE STAND BY」の画像はいかなる『Fallout』関連の進行中の作業とも無関係とのこと。少なくとも画像で何かを示唆する意図はまったくなかったということなのだろう。
なおBethesda Softworks作品に関連して、昨年にはVirtuosが開発協力した『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』が発表にあわせてサプライズ配信され話題となった。Bethesda Game Studios自体は現在『Starfield』のアップデートと、『The Elder Scrolls VI』の開発に専念しているものとみられるが、外部スタジオとの協力でさらに別の作品を準備している可能性もゼロではないわけだ。“PCモニターに映った画像”だけでさまざまな憶測が飛び交っているのも、そうした背景によるものだろう。サプライズリリースも含めて、今後もBethesda Softworksの新発表には注目が集まる。
『Fallout: New Vegas』は、現行プラットフォームでは日本語非対応のPC(Steam/GOG.com/Microsoft Store)版のほか、クラウドゲーミングおよびXbox Series X|S/Xbox Oneの後方互換機能でプレイ可能な国内Xbox 360版が配信中だ。
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